1892年

ヴェルナー・フォン・ジーメンス

(1816 - 1892)

電気技術者

電気技術者
ドイツの発明家・電気技術者。シーメンス社を創業し電力・通信技術の発展に貢献した。
ヴェルナー・フォン・ジーメンス(1816-1892)はドイツの発明家・電気技術者である。1847年に指針式電信機を発明し、シーメンス・ハルスケ社を創業した。電磁誘導の原理を応用した発電機や電動機の開発に成功し、電力事業の基盤を築いた。鉄道や通信網の電化を推進し、ヨーロッパ各地に電信網を拡大させた。科学技術の実用化と産業化に大きく寄与し、工学界に多大な影響を与えた。
1892年 ヴェルナー・フォン・ジーメンス 1816年
1893年

ルドルフ・ウォルフ

(1816 - 1893)

天文学者

天文学者
スイスの天文学者。太陽黒点数を示すウォルフ数を考案し太陽活動研究の基礎を築いた。
ルドルフ・ウォルフ(1816-1893)はスイスのチューリッヒ近郊で生まれた天文学者である。チューリッヒ大学で数学と天文学を学び、研究者としての基礎を築いた。星雲や星団を多数収録した天体カタログを編纂し、数千の天体を記録した。太陽黒点の数え方を標準化するウォルフ数を考案し、長期的な太陽活動の観測を可能にした。1874年からチューリッヒ工科大学の教授として後進の育成にも尽力した。
1893年 ルドルフ・ウォルフ 天文学者 1816年
1910年

重野安繹

(1827 - 1910)

歴史学者

歴史学者
日本の歴史学者。近代日本史研究の礎を築いた先駆者。
重野安繹(1827-1910)は漢籍学や和学を修めた後、歴史研究に転じた。欧米の歴史学手法を取り入れて日本史を研究し、客観的な史料批判を導入した。主著には『日本中世史』や『律令制研究』などがあり、中世から近世の日本社会構造を解明した。東京大学で教鞭を執り、多くの歴史学者を育成した。彼の業績は日本の近代歴史学の発展に大きな影響を与えた。
1910年 重野安繹 歴史学者 1827年
1954年

ルシアン・テニエール

(1954 - 1954)

言語学者

言語学者
フランスの言語学者。依存文法を提唱し、構文理論に革新をもたらした。
1893年フランスで生まれたルシアン・テニエールは、構文理論に革新をもたらした言語学者です。 パリ大学で教鞭を執り、1940年に『構造的統語論の要素』を発表。 依存文法を提唱し、主語と述語の関係に焦点を当てた分析は現代言語学に影響を及ぼしました。 戦後は多くの研究者を指導し、欧州を中心にその理論が広まる。 1954年12月6日に亡くなるまで、精力的に教育と執筆活動を続けました。
1954年 ルシアン・テニエール 言語学者 1954年
1957年

ロベール・エスノー=ペルトリ

(1881 - 1957)

飛行機設計者

飛行機設計者
フランスの航空機設計者で、航空工学の先駆者として知られる。
1881年にフランスで生まれ、初期のグライダー実験に参加。 自ら設計した単葉機で飛行記録を樹立し、航空学校を開設した。 第一次世界大戦後、エンジン搭載機の開発やロケット推進研究に取り組む。 宇宙飛行の構想を提唱し、後のロケット技術に影響を与えた。 1957年に75歳で死去したが、航空・宇宙工学分野に多大な貢献を残した。
1957年 ロベール・エスノー=ペルトリ 飛行機 1881年
1991年

リチャード・ストーン

(1913 - 1991)

経済学者

経済学者
日本の経済学者。国民所得勘定と投入産出分析の先駆者で、1984年にノーベル経済学賞を受賞。
リチャード・ストーンはイギリスの経済学者で、国民所得勘定の基礎を築いた。 1930年代から1940年代にかけて、経済統計の方法論を革新し、投入産出分析を発展させた。 1984年にノーベル経済学賞を受賞し、その功績が高く評価された。 ケンブリッジ大学で教鞭を執り、多くの後進学者を育成。 経済政策や統計学の発展に寄与し、国際機関とも連携。 ストーンの手法は現在のマクロ経済分析やGDP測定に広く用いられている。 1991年12月6日に78歳で逝去。
1991年 リチャード・ストーン 経済学者 1913年
1996年

川喜田愛郎

(1909 - 1996)

細菌学者、医学史学者

細菌学者 医学史学者
1996年 川喜田愛郎 1909年
2002年

戸谷洋

(1923 - 2002)

地理学者、旧・東京都立大学名誉教授

地理学者 旧・東京都立大学名誉教授
戸谷洋 旧・東京都立大学 1923年
2007年

有住直介

(1918 - 2007)

気象技官、元気象庁長官

気象技官 元気象庁長官
気象庁長官を務めた気象技官で、気象予報技術の向上に貢献しました。
1918年生まれ。気象技官としてキャリアをスタートさせ、台風や大雨の予測精度向上に取り組みました。元気象庁長官として組織運営と技術革新を推進し、コンピュータ解析システムの導入を指揮しました。気象情報の公共提供体制を整備し、防災・減災への貢献を果たしました。国際的な気象協力にも参加し、日本の気象技術を世界に発信しました。退任後も論文執筆や講演活動を通じて後進育成に尽力しました。
2007年 有住直介 気象庁 1918年
2009年

神保五彌

(1923 - 2009)

日本近世文学研究者、早稲田大学名誉教授

日本近世文学研究者 早稲田大学名誉教授
日本近世文学研究の第一人者で、早稲田大学名誉教授として教育に尽力しました。
1923年生まれ。専門は江戸時代から明治初期にかけての文学で、浮世草子や読本の研究で知られています。早稲田大学で長年教鞭を執り、多くの研究者を育成しました。著書には文学史や読書文化に関するものがあり、学術界に大きな影響を与えました。校外でも講演や公開講座を通じて文学の魅力を広め、一般の読者にも親しまれました。学際的なアプローチで文学研究の新しい視点を提示しました。
2009年 神保五彌 早稲田大学 1923年
2009年

ダウダ・ソウ

(1933 - 2009)

政治家、精神科医

政治家 精神科医
精神科医として臨床に従事し、その後政治家として医療・福祉政策に取り組んだ人物です。
1933年生まれ。医学を学び精神科医として患者のケアに携わる一方、医療制度の改善を目指して行政にも参画しました。政界入り後は保健医療や福祉政策に注力し、国会議員として関連法案の策定に貢献しました。医療現場の視点を政策に反映させることで、精神保健サービスの充実を図りました。国際的な医療会議にも参加し、医療人権の擁護や患者支援のあり方を訴えました。職域を越えた活動で多方面に影響を与えました。
ダウダ・ソウ 1933年
2012年

本明寛

(1918 - 2012)

心理学者、早稲田大学名誉教授

心理学者 早稲田大学名誉教授
早稲田大学名誉教授の心理学者で、認知心理学や教育心理学の分野で活躍しました。
1918年生まれ。専門は記憶や学習に関する認知心理学で、多くの実験研究を行いました。早稲田大学で長く教鞭を執り、教育現場への心理学応用を推進しました。著書や論文は教科書的価値を持ち、学生や教育者に広く活用されました。公的機関の委員として学術政策策定にも携わり、心理学研究の基盤整備に貢献しました。退官後も講演や執筆を通じて心理学の普及に努めました。
2012年 本明寛 早稲田大学 1918年