12月05日の出来事 - 社会・暮らし

元禄8年10月29日

徳川綱吉により生類憐れみの令の一環として、中野に16万坪の犬小屋が作られ、同時に中野の住民が強制退去となる。

1695年、徳川綱吉が生類憐れみの令に基づき中野に大規模な犬小屋を設置し、住民を退去させました。

生類憐れみの令は動物保護を目的とした江戸幕府の法令です。1695年12月5日、将軍徳川綱吉は中野に約16万坪の敷地を用意し、多数の犬を収容する犬小屋を設置しました。同時に中野の住民は強制的に退去させられました。この措置は動物愛護の理念を示す一方で、幕府の強権的運営や庶民への負担を招きました。後にこの政策は幕府財政を圧迫し、綱吉の晩年に撤回されていきました。

1695年元禄 10月29日徳川綱吉生類憐れみの令中野犬小屋

1946年

樺太からの引揚げ船第一号「雲仙丸」が函館港に入港。

1946年12月5日、終戦後の樺太からの引揚げ船第一号『雲仙丸』が函館港に到着しました。

第二次世界大戦終結後、日本領だった樺太から日本人の引揚げが急務となり、 12月5日に引揚げ船第一号として『雲仙丸』が出航。数百名の引揚者を乗せ函館港に入港し、長い抑留生活からの帰還の第一歩を刻みました。厳しい気象条件と食糧難の中、多くの引揚者が苦難を乗り越えた歴史的瞬間です。この出来事は戦後復興と国民意識の再生を象徴しています。

1946年樺太引揚げ雲仙丸函館港

1982年

広島エフエム放送（HFM・広島FM）開局。

1982年12月5日、広島エフエム放送（HFM）が開局し、地域密着型ラジオ放送が始まりました。

広島県を放送対象地域とするFMラジオ局HFMが、 1982年12月5日に送信を開始。多彩な音楽番組や地元情報番組を展開し、被爆地広島の復興やコミュニティ活性化に寄与。県内初の本格的FM局として若者層を中心に支持を獲得し、地域メディアの新たな可能性を示しました。

1982年広島エフエム放送

2019年

フランスでストライキが開始。教員や看護師、弁護士、警察官、ごみ収集業者、郵便職員、ガス・電気関連の職員などが参加するゼネラル・ストライキとなった。

フランス各地で教員や医療従事者などが参加する大規模ゼネラル・ストライキが始まりました。

2019年12月5日、フランス全土で教員、看護師、弁護士、警察官、ごみ収集業者、郵便職員、ガス・電気関連職員などが参加するゼネラル・ストライキが開始されました。年金制度改革への反発が背景であり、政府の政策に対する広範な抗議運動となりました。鉄道や航空、公共サービスが大幅に混乱し、交通の停止や行政手続きの遅延が発生しました。参加者たちは社会保障の維持や労働条件の改善を訴え、全国的な連帯が見られました。ストライキは数日間にわたり続き、多くの公共機関やインフラに影響を及ぼしました。この動きはフランス社会における労働運動の強さを改めて示すものとなりました。

2019年フランスでストライキ教員看護師弁護士警察官ゼネラル・ストライキ