12月05日

出来事 - 文化・芸術

1830年

ベルリオーズ「幻想交響曲」初演。

1830年、ベルリオーズの代表作『幻想交響曲』がパリで初演され、革新的な音楽表現が注目されました。
『幻想交響曲』はフランスの作曲家エクトル・ベルリオーズが1830年に完成させたプログラム交響曲です。12月5日にパリで初演され、独創的な管弦楽技法と情熱的な表現で大きな衝撃を与えました。作品は恋愛、狂気、死への幻想をテーマにした5楽章構成で、各楽章に具体的な物語性を持たせています。この革新的な構想はロマン派音楽の先駆けとされ、後の作曲家たちに大きな影響を与えました。
1830年 ベルリオーズ 幻想交響曲
1931年

ソ連共産党政治局の指令によりモスクワの救世主ハリストス大聖堂が爆破解体される。

ソ連共産党政治局の指令でモスクワの救世主ハリストス大聖堂が爆破解体され、宗教抑圧の象徴となりました。
1931年12月5日、ソ連共産党政治局の決定によりモスクワにある救世主ハリストス大聖堂が爆破解体されました。 大聖堂は19世紀に建設された東方正教会の総本山で、ロシア皇帝アレクサンドル1世の謝恩のため建立されました。 共産主義政権は宗教を「邪教」と見なし、反宗教運動の一環として大規模な破壊を実行しました。 取り壊し後、跡地にはスターリン記念宮殿の建設が計画されましたが、後に実現しませんでした。 1990年代に再建運動が起こり、1997年に大聖堂が再建されるまで宗教弾圧の象徴として語り継がれました。
1931年 ソ連共産党政治局 モスクワ 救世主ハリストス大聖堂
1996年

厳島神社、原爆ドームが世界遺産に登録される。

1996年12月5日、厳島神社と原爆ドームがユネスコの世界遺産に登録されました。
厳島神社は海上に立つ社殿が印象的で、平安時代から信仰を集めてきました。 原爆ドームは被爆当時の姿を残す建築物として、平和の象徴に位置付けられています。 1996年の登録により、日本の多様な文化遺産が国際的に認知されました。 両遺産は文化遺産として評価され、その歴史的重要性が改めて注目されました。 現在も世界中から訪問者が訪れ、歴史・平和の学びの場として親しまれています。
1996年 厳島神社 原爆ドーム 世界遺産
1998年

奈良の東大寺、興福寺、春日大社、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城宮跡、春日山原始林が世界遺産リストに登録される。

1998年12月5日、奈良の歴史的建造物群が世界遺産に登録されました。
東大寺や興福寺など、奈良を代表する寺社がまとめて登録されました。 平城宮跡や春日山原始林を含む広範な構成資産が評価されました。 飛鳥〜奈良時代の日本古代文化の中心地としての意義が認められました。 登録によって地域の歴史的景観保全や観光振興が促進されました。 今日も多くの参拝者や観光客が訪れ、日本文化の深さを楽しんでいます。
1998年 奈良 東大寺 興福寺 春日大社 元興寺 薬師寺 唐招提寺 平城宮跡 春日山原始林 世界遺産