1890年

北里柴三郎らがジフテリアと破傷風の血清療法を発表。

北里柴三郎らがジフテリアおよび破傷風に対する血清療法を発表した。
1890年12月4日、細菌学者の北里柴三郎とポーリングらはジフテリアと破傷風の治療に血清療法が有効であることを発表した。 彼らは馬に抗毒素を生成させ、その血清を患者に投与する方式を確立した。 血清療法は致死率の高かった感染症治療に革新をもたらし、多くの命を救った。 この成果は免疫学や抗毒素研究の発展に寄与し、後のワクチン開発の基盤となった。 北里の業績は日本の医学界を世界水準に引き上げる重要なマイルストーンとされる。
1890年 北里柴三郎 ジフテリア 破傷風 血清療法
1965年

アメリカの有人宇宙船「ジェミニ7号」が打ち上げ。

1965年、アメリカの有人宇宙船「ジェミニ7号」が打ち上げられた。
1965年12月4日、NASAのジェミニ計画で7号ミッションが打ち上げられました。 ジェミニ7号はアームストロングとエヴァンズの2人の宇宙飛行士が搭乗し、約14日間の長期宇宙飛行に挑みました。 主な目的は宇宙空間での長期間滞在実験や航法システムの検証で、後のアポロ計画に向けた技術的知見を得ることでした。 ミッション中は宇宙船内で科学実験や医療観察が行われ、宇宙環境が人体に与える影響が詳細に記録されました。 ジェミニ7号は記録的な長期飛行を成功させ、有人月着陸を目指すアメリカの宇宙開発に重要な成果を残しました。
ジェミニ7号
1965年

日本科学者会議結成。

1965年、日本科学者会議が結成され、科学者の交流と連携が促進された。
1965年12月4日、日本科学者会議が発足しました。 この組織は各分野の科学者が一堂に会し、研究成果の共有や社会的責任について議論する場として設立されました。 活動は学術研究の振興や科学技術政策への提言、平和や環境問題への関与など多岐にわたりました。 設立当初から民主的な運営を掲げ、一般市民への科学教育普及や国際交流にも力を入れました。 日本科学者会議は科学者コミュニティの連携を強化し、社会と科学の架け橋となる組織として現在に至ります。
日本科学者会議
1988年

国際宇宙ステーション(ISS)を構成する2つ目のモジュール「ユニティ」を搭載したスペースシャトル・エンデバー(STS 88ミッション)が打ち上げ。

1988年12月4日、スペースシャトル・エンデバー(STS-88)が国際宇宙ステーション2号機モジュール「ユニティ」を軌道に投入するミッションを開始しました。
STS-88ミッションは、ISS建設の初期段階を担う重要なフライトでした。 エンデバーはアメリカ製連結モジュール『ユニティ』を搭載し、既に軌道上にあるロシア製モジュール『ザリャ』とのドッキングに成功。 宇宙飛行士たちは複数の船外活動(EVA)を行い、モジュール間の結合や電力・通信系の接続を実施しました。 これによりISSの基本構造が形成され、国際協力による有人宇宙ステーション建設が本格化しました。 現在もISSは科学研究プラットフォームとして運用され続けています。
1988年 国際宇宙ステーション ユニティ スペースシャトル エンデバー STS-88
1988年

家庭用ゲーム機としては世界初となるCD ROM媒体を採用した『CD ROM』がNECホームエレクトロニクスにより発売される。

1988年12月4日、NECホームエレクトロニクスが家庭用ゲーム機として世界初のCD-ROMドライブ『CD-ROM』を発売しました。
NECホームエレクトロニクスの『CD-ROM』は、CD-ROM媒体を採用した初の家庭用ゲーム機周辺機器です。 従来のカートリッジと比較して大容量ソフトの収録が可能となり、より複雑なゲーム開発を後押ししました。 また、メディアコストの削減や耐久性の向上など、開発者とユーザー双方に新たな利点をもたらしました。 一方で機器価格の高さやディスクアクセス速度への課題も指摘されました。 この製品は後のCD-ROM採用ゲーム機の普及に大きな影響を与えました。
家庭用ゲーム機 CD-ROM CD-ROM NECホームエレクトロニクス
2013年

ウェブサイト「Have I Been Pwned?」が開設される。

2013年12月4日、セキュリティ侵害通知サービス「Have I Been Pwned?」が公開されました。
「Have I Been Pwned?」は、ユーザーがメールアドレスを入力することで過去に流出したデータベースに含まれているかを確認できる無料のウェブサービスです。創設者のTroy Hunt氏が世界中の大規模データ漏洩情報を収集し、誰でも簡単に自身のアカウントの安全性をチェックできる仕組みを提供しています。開設以降、数百件の漏洩データに対応し、サイバーセキュリティ意識の向上に大きく貢献してきました。
ウェブサイト Have I Been Pwned?