ポインセチア

学名: Euphorbia pulcherrima
科名: トウダイグサ科

花言葉

  • 祝福
  • 幸運を祈る
  • 私の心は燃えている

特徴

花色:

説明

ポインセチアはメキシコ原産の常緑低木で、アメリカの初代メキシコ大使ポインセットによって19世紀前半にアメリカに紹介されました。赤や白などに色づく部分は花と間違えられがちですが、これは苞(ほう)と呼ばれ、本当の花は苞の中心にある黄色い部分です。短日植物で、日が短くなると花芽ができる性質があります。クリスマスシーズンに美しく色づくため、世界中でクリスマスの装飾植物として愛されています。

豆知識

  • 和名は「ショウジョウボク」(猩々木)で、赤い体毛を持つ伝説上の動物にちなんで名づけられた
  • 本来は低木だが、日本では一年草として扱われることが多い
  • アメリカでは12月12日が「ポインセチア・デー」として制定されている
  • NASA研究で室内の有害物質を除去する植物として認められている

利用方法

観賞用
  • クリスマスの室内装飾
  • 鉢植えでの観賞
  • 教会や店舗の装飾
薬用
  • メキシコの民間療法で発熱や皮膚病の治療に使用されることがある

注意: 有毒成分を含むため自己判断での薬用利用は危険です

食用

食用不可(有毒)

その他
  • 園芸品種の改良材料
  • クリスマス商品の装飾デザイン

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 葉, 茎, 白い樹液

症状: 皮膚接触により軽度の皮膚炎、摂取により嘔吐や下痢を起こす可能性があります

アベリア

学名: Abelia × grandiflora
科名: スイカズラ科

花言葉

  • 謙虚
  • 強運
  • 気品

特徴

花色: 白・淡いピンク

説明

アベリアは中国原産のシナツクバネウツギとアベリアユニフローラの交配種として生まれた半常緑低木です。5月中旬から10月にかけて長期間、白や淡いピンク色の釣鐘状の小さな花を次々に咲かせます。花には甘い香りがあり、蜂や蝶を引き寄せます。非常に丈夫で病害虫に強く、排気ガスにも耐性があるため、高速道路の中央分離帯や街路樹としても植えられています。花の香りは非常に強く、夕方に特に香りが増します。

豆知識

  • 和名は「ハナツクバネウツギ」で、花後に残るガクが羽子板の羽根に似ていることから
  • 東京オリンピック後の緑化ブームで全国に普及した
  • 蜂蜜の蜜源として養蜂家に重宝される
  • 排気ガスに強いため高速道路の緑化に多用される

利用方法

観賞用
  • 生垣や境界植栽
  • 街路樹や公園植栽
  • 鉢植えや寄せ植え
薬用
  • 特に薬用利用はありません

注意: 薬用利用はありません

食用

食用利用はありません

その他
  • 蜜源植物として養蜂に利用
  • 都市緑化の環境浄化植物
  • 土壌保持用の緑化植物

毒性

症状: 無毒

ハボタン (葉牡丹)

学名: Brassica oleracea var. acephala f. tricolor
科名: アブラナ科

花言葉

  • 祝福
  • 愛を包む
  • 慈愛

特徴

花色: 白・赤・紫・ピンク

説明

ハボタンはヨーロッパ原産のキャベツの仲間で、江戸時代中期以降に日本で改良が進められました。低温にさらされると葉緑素が抜け、白やクリーム色、紫、赤、桃色などに美しく変化します。葉が牡丹の花のように重なって見えることから「葉牡丹」と名付けられました。耐寒性に優れ、11月から3月の冬季に色づいた葉を鑑賞します。紅白の色合いが縁起が良いとされ、お正月の門松の添え物や冬の花壇を彩る植物として親しまれています。

豆知識

  • 江戸時代には冬に色鮮やかな花がなかったため牡丹の代わりにお正月に飾られた
  • 現在のように鮮やかに色づく品種は日本で改良されたもの
  • 「踊りハボタン」という茎を伸ばした形も人気
  • 葉の形により「丸葉」「切れ葉」「縮緬葉」に分類される

利用方法

観賞用
  • 正月の門松の添え物
  • 冬の花壇や寄せ植え
  • 鉢植えでの室内外装飾
薬用
  • 特に薬用利用はありません

注意: 薬用利用はありません

食用
  • 若い葉
その他
  • 冬季の環境緑化
  • 園芸品種の改良材料
  • 教育用植物材料

毒性

症状: 無毒(キャベツの仲間)

スイバ (酸葉)

学名: Rumex acetosa
科名: タデ科

花言葉

  • 愛情
  • 情愛
  • 親愛の情

特徴

花色: 淡緑色・赤みがかった色

説明

スイバは北半球の温帯に広く分布する多年草で、日本では北海道から九州まで見られます。道端や田畑、あぜ道などの人里近くに普通に自生し、高さ60cm前後、高いもので1mになります。茎葉は赤みを帯び、下部の葉は矢じり形で、初夏から夏にかけて赤みを帯びた淡緑色の花を穂状に咲かせます。食べると酸っぱい味がするため「スカンポ」とも呼ばれ、ヨーロッパでは「ガーデン・ソレル」として野菜やハーブとして栽培されています。

豆知識

  • 別名「スカンポ」は酸っぱいことから由来
  • ヨーロッパでは「ソレル」として高級レストランで使用される
  • ビタミンCが豊富で壊血病予防に利用された歴史がある
  • 葉の酸味はシュウ酸とシュウ酸カルシウムによるもの

利用方法

観賞用
  • 野草ガーデン
  • 自然風の庭園
  • ハーブガーデン
薬用
  • 利尿作用
  • 軽い下剤作用
  • 胃腸の調子を整える効果

注意: シュウ酸を含むため大量摂取は避けてください

食用
  • 若い葉
その他
  • 蜜源植物
  • 土壌改良植物
  • 野生動物の食料

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 全草(シュウ酸含有)

症状: 大量摂取により腎臓に負担をかける可能性があります