ツワブキ (石蕗)

学名: Farfugium japonicum
科名: キク科

花言葉

  • 心づかい

特徴

花色:

説明

日本原産のキク科常緑多年草で、艶のある大きな葉と晩秋に咲く黄色い花が特徴。名前の由来は「艶葉蕗(ツヤハブキ)」から転じたとされ、海岸近くの岩場などに自生する。観賞用として庭園に植えられるほか、若い葉柄は食用にもなる。

豆知識

  • 名前の由来は「艶葉蕗(ツヤハブキ)」が転じたもの
  • 俳句では冬の季語として使われる
  • フキに似ているが、キク科で別の植物
  • 開花期は10-12月と遅く、冬の庭を彩る貴重な花

利用方法

観賞用
  • 庭園の観賞用植物
  • 鉢植え
  • グランドカバー
薬用
  • 根茎を乾燥させたものを「橐吾」として健胃薬に使用
  • 葉は抗菌作用があり、腫れ物や湿疹の治療
  • 食中毒や下痢の治療

注意: ピロリジンアルカロイドを含むため、使用には注意が必要

食用
  • 若い葉柄
  • 花茎
その他

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 根茎, 根, 葉柄

症状: ピロリジンアルカロイドによる肝毒性。適切なあく抜きで毒性を軽減可能

バラ (薔薇)

学名: Rosa hybrida
科名: バラ科

花言葉

  • 成熟した愛

特徴

花色: ベージュ

説明

バラ科の落葉低木で、園芸品種の中でもベージュ系の色合いを持つ品種群。従来の赤やピンクとは異なる上品で落ち着いた色調が特徴で、派手すぎず洗練された印象を与える。成熟した愛を象徴する花言葉を持ち、特別な贈り物として人気が高い。

豆知識

  • ベージュ系バラは比較的新しい品種群で、上品な印象から人気上昇中
  • バラ全体で4万以上の品種が存在し「花の女王」と呼ばれる
  • 本数によって花言葉が変わる(1本:一目惚れ、99本:永遠の愛など)
  • 世界最古のバラ園はフランスのマルメゾン

利用方法

観賞用
  • 切り花
  • 庭植え
  • 鉢植え
  • ブーケ
薬用
  • ローズヒップはビタミンC豊富
  • 花弁は美容効果
  • アロマテラピー

注意: 特になし(食用部分に限る)

食用
  • 花弁
  • ローズヒップ
その他
  • 香料
  • 化粧品
  • ローズオイル

毒性

症状: 無毒(棘による怪我に注意)

ファレノプシス (胡蝶蘭)

学名: Phalaenopsis aphrodite
科名: ラン科

花言葉

  • 幸福が飛んでくる
  • 純粋な愛

特徴

花色:

説明

東南アジア原産のラン科植物で、蝶が舞うような優雅な花形から胡蝶蘭と名付けられた。着生植物として樹木に根を張り、高い湿度を好む。花持ちが良く、お祝いの贈り物として非常に人気が高い。白、ピンク、黄色など様々な色の品種がある。

豆知識

  • 日本には江戸後期から明治時代にイギリス経由で伝来
  • 学名の由来はギリシャ語の「蛾のような」だが、日本では「蝶のよう」と命名
  • 花持ちが良く、適切な管理で2-3ヶ月咲き続ける
  • 着生植物のため土ではなく水苔などで栽培

利用方法

観賞用
  • 贈答用鉢植え
  • 室内装飾
  • 結婚式装花
  • コサージュ
薬用

注意: 特になし

食用

食用ではない

その他
  • 高級装飾品
  • コレクション

毒性

症状: 無毒

ベラドンナ (大狼茄子)

学名: Atropa belladonna
科名: ナス科

花言葉

  • 沈黙

特徴

花色:

説明

ヨーロッパ原産のナス科多年草で、全草に強い毒性を持つ。美しい紫色の花と黒い果実をつけるが、トロパンアルカロイドを含み、摂取すると死に至る危険性がある。古くから薬用としても利用されてきたが、使用には細心の注意が必要。

豆知識

  • 名前の「ベラドンナ」はイタリア語で「美しい女性」の意味
  • 子供は2-5個、大人は10-20個の実で致命的になる可能性
  • 古代ローマ時代から毒として知られていた
  • 瞳孔を拡張させる作用から美容目的で使われた歴史がある

利用方法

観賞用
  • 観賞用(専門機関のみ)
薬用
  • ベラドンナ根として日本薬局方に収載
  • 眼科用散瞳剤
  • 鎮痙剤

注意: 極めて危険。専門医師の管理下でのみ使用可能

食用

食用厳禁

その他
  • 研究用途(毒性研究)

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 全草, 特に根茎と根, 果実

症状: トロパンアルカロイドによる中毒。嘔吐、散瞳、異常興奮、最悪の場合死亡

ラベンダー

学名: Lavandula angustifolia
科名: シソ科

花言葉

  • 沈黙
  • 清潔
  • あなたを待っています

特徴

花色:

説明

地中海沿岸原産のシソ科半木本性植物で、「ハーブの女王」とも呼ばれる。強い芳香を持つ紫色の小花を穂状に咲かせ、古くから香料、薬用、観賞用として広く利用されてきた。リラックス効果があることで知られ、アロマテラピーでも人気が高い。

豆知識

  • 「ハーブの女王」と呼ばれ、約39種が知られている
  • 古代エジプトではミイラ作りに使用された
  • 北海道富良野のラベンダー畑は7月が見頃
  • ラベンダー色という色名の由来となった

利用方法

観賞用
  • 庭園植栽
  • 鉢植え
  • ドライフラワー
  • ボーダー植栽
薬用
  • リラックス効果
  • 不眠症改善
  • 抗菌作用
  • 鎮痛効果

注意: 妊娠中は使用を控える

食用
その他
  • 香水原料
  • 石鹸
  • アロマオイル
  • 防虫剤

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 精油(高濃度)

症状: 大量摂取で軽い胃腸障害の可能性。通常の使用では安全