12月02日の命日 - 芸術家・音楽家

1810年

フィリップ・オットー・ルンゲ

(1777 - 1810)

画家

1777年生まれ、ロマン主義を代表するドイツの画家で英雄的主題を得意とした。

フィリップ・オットー・ルンゲ（1777年-1810年）は、ドイツのロマン主義期の画家。鮮やかな色彩と劇的な構図で宗教画や歴史画を手掛けた。代表作『ティル・オイレンシュピーゲルの馬上絵』などで知られ、英雄的主題を得意とした。ベルリン美術院の教授として後進の育成に努め、後のロマン主義画家に影響を与えた。短い生涯ながらも、ドイツ美術史に重要な足跡を残した。

1810年フィリップ・オットー・ルンゲ画家 1777年

1845年

ジモン・マイール

(1763 - 1845)

作曲家

1763年生まれ、古典派とロマン派の橋渡しをしたイタリアで活躍の作曲家。

ジモン・マイール（1763年-1845年）は、ドイツ生まれでイタリアで活躍した作曲家。古典派とロマン派の橋渡しをする音楽性を持ち、オペラや宗教曲を多数作曲。ナポリ音楽院で教鞭を執り、ドニゼッティをはじめ多くの優れた音楽家を育成した。代表作にオペラ『エロルド・モロニ』などがあり、旋律の美しさが特徴。 19世紀イタリア音楽界に大きな影響を与えた人物とされる。

1845年ジモン・マイール作曲家 1763年

1916年

フランチェスコ・パオロ・トスティ

(1846 - 1916)

作曲家

イタリア出身の作曲家・声楽教師。抒情的な歌曲で高く評価された。

1846年にイタリアで生まれ、幼少期から音楽に親しんだ。パリやロンドンで作曲活動を行い、歌曲と声楽教育に注力。抒情的なメロディと豊かなハーモニーを特徴とする作品を多数生む。声楽教師としても活躍し、多くの声楽家を育成。歌曲集を出版し、現在もレパートリーに欠かせない作品となっている。 1916年に没し、その歌曲は今も演奏され続けている。

1916年フランチェスコ・パオロ・トスティ 1846年

1923年

トマス・ブレトン

(1850 - 1923)

作曲家

スペインの作曲家・指揮者。国民楽派の作品を多く手掛けた。

1850年にスペインで生まれ、マドリードで音楽を学んだ。オペラやザルツェラを中心に作品を発表し、国民楽派を代表。指揮者としても活躍し、多くのオーケストラを率いた。音楽教育にも力を注ぎ、後進の育成に貢献。作品はスペイン音楽界に大きな影響を与えた。 1923年に没し、その業績は今も評価されている。

1923年トマス・ブレトン 1850年

1931年

ヴァンサン・ダンディ

(1851 - 1931)

作曲家

フランスの作曲家・教育者。シュコラ・カントルム音楽院を創立し、後進の指導に尽力した。

ヴァンサン・ダンディ（Vincent d'Indy、1851年 - 1931年）は、フランスの作曲家および音楽教育家。セザール・フランクに師事した後、1886年にシュコラ・カントルム音楽院を設立し、多くの作曲家や演奏家を育成した。交響曲や協奏曲、室内楽、歌曲など幅広い作品を残し、フランス音楽の伝統を継承・発展させた。音楽理論書『Traité de composition musicale』は当時の作曲教育に大きな影響を与えた。

1931年ヴァンサン・ダンディ 1851年

1944年

ヨゼフ・レヴィーン

(1874 - 1944)

ピアニスト

ロシア出身のピアニスト。卓越した演奏技術と繊細な音色で国際的に活躍した。

ヨゼフ・レヴィーン（Josef Lhévinne、1874年 - 1944年）は、ロシア帝国出身のピアニスト。パリ音楽院で学んだ後、欧米各地で演奏活動を展開し、その完璧なテクニックと豊かな音色で高い評価を得た。後年はアメリカに移り、音楽学校の教授として後進の育成にも尽力した。彼の演奏は録音を通じて現代にも伝えられ、ピアニストの理想像として語り継がれている。

1944年ヨゼフ・レヴィーンピアニスト 1874年

1948年

チャノ・ポソ

(1915 - 1948)

ラテンジャズコンガ奏者

ラテンジャズのコンガ奏者。ディジー・ガレスピーと共演し、ジャズにアフロ・キューバンのリズムを取り入れたパイオニア。

1915年にキューバのハバナで生まれたチャノ・ポソは、コンガ奏者として音楽活動を開始した。1947年にアメリカに渡り、ディジー・ガレスピーのバンドに参加してアフロ・キューバン・ジャズを牽引。代表作「マンテカ」の作曲にも関わり、ジャズ界に大きな影響を与えた。情熱的なプレイスタイルと洗練されたリズム感で知られ、短い生涯で多くのミュージシャンに影響を与えた。1948年、ニューヨークで暴力沙汰に巻き込まれ、32歳でこの世を去った。

1948年チャノ・ポソラテンジャズコンガ 1915年

1950年

ディヌ・リパッティ

(1917 - 1950)

ピアニスト

ルーマニア出身の天才ピアニスト。卓越した技術と透明感のある音色で知られる。

1917年にルーマニアのブカレストで生まれたリパッティは、幼少期から卓越した演奏技術を示し、パリ音楽院でアルフレッド・コルトーに師事した。繊細で透明感のある音色と深い音楽性でモーツァルトやベートーヴェン作品の演奏に定評があり、録音も高く評価された。晩年は病と闘いながらもコンサート活動を続け、1950年のロンドン最後のリサイタルは没後にリリースされ、現在も伝説的名演として語り継がれている。彼の解釈は詩的でありながら緻密さを失わず、多くのピアニストに影響を与えた。33歳という若さで亡くなったが、その演奏は今なお多くのファンを魅了し続けている。

1950年ディヌ・リパッティ 1917年

1974年

ソフィー＝カルメン・エックハルト＝グラマッテ

(1901 - 1974)

作曲家

1974年ソフィー＝カルメン・エックハルト＝グラマッテ 1901年

1990年

アーロン・コープランド

(1900 - 1990)

作曲家

アメリカを代表する作曲家。『アパラチアの春』などアメリカの音色を音楽で表現した。

1900年にニューヨークで生まれ、パリ留学を経て作曲活動を開始。『アパラチアの春』『平民のファンファーレ』『ビリー・ザ・キッド』などの代表作で知られる。アメリカの民族音楽やジャズから影響を受け、独自の現代音楽スタイルを確立。数多くの映画音楽も手がけ、グラミー賞やピューリッツァー賞を受賞。 1990年12月2日に死去し、アメリカ音楽界に多大な影響を与えた。

1990年アーロン・コープランド作曲家 1900年

1990年

浜口庫之助

(1917 - 1990)

作曲家

日本の作曲家。昭和歌謡に多くのヒット曲を残した。

1917年に岡山県で生まれ、戦後間もなく作曲を始める。 1950年代から多数の歌謡曲を手がけ、『赤坂の夜は更けて』『ジョニーの子守唄』などがヒット。独特のメロディーと和洋折衷のアレンジで、当時のポップスシーンを牽引した。後年は若手歌手のプロデュースや後進の育成にも尽力した。 1990年12月2日に死去し、日本の大衆音楽史に名を残した。

浜口庫之助作曲家 1917年

2002年

マル・ウォルドロン

(1926 - 2002)

ジャズピアニスト

アメリカのジャズピアニスト。ビリー・ホリデイの伴奏者としても活躍した。

1926年にニューヨークで生まれ、幼少期からピアノを学ぶ。 1950年代にはビリー・ホリデイの専属伴奏者として国際的に注目を浴びる。その後自己のグループを結成し、モダン・ジャズから前衛的な演奏まで幅広く活動。 1970年代以降はヨーロッパに拠点を移し、ライブ録音を多数発表。 2002年12月2日に死去し、深い和音進行と即興演奏でジャズ史に名を刻んだ。

マル・ウォルドロンジャズピアニスト