1877年

トーマス・エジソンが自身が発明した蓄音機を初めて公開。

トーマス・エジソンが自身の発明した蓄音機を初めて公開した日です。
1877年11月29日、アメリカの発明家トーマス・エジソンはメンローパーク研究所で蓄音機を初めて公開しました。 蓄音機は音を刻むシリンダーと再生機構を備え、世界で初めて音声の録音と再生を実現しました。 この発明は音楽・通信・娯楽産業に革命をもたらし、後の蓄音技術の基礎となりました。 エジソンは『人間の声が機械を通して蘇る』と驚きを表現したと伝えられています。 工業技術の進歩と大衆文化の発展に大きく貢献したマイルストーンです。
1877年 トーマス・エジソン 蓄音機
1910年

白瀬矗率いる南極探検隊27人が、木造船「開南丸」で芝浦埋立地(現在の芝浦ふ頭)を出港。

1910年11月29日、白瀬矗率いる日本初の南極探検隊が木造船「開南丸」で出航した。
白瀬矗(しらせ のぶ)が率いた日本初の南極探検隊は、極寒の海域に挑むため木造船「開南丸」で出航した。 隊員27名は厳しい装備で長い航海と未知の氷海に挑戦し、観測と地図作成を目的とした。 この遠征は日本の極地探検史において大きな一歩となり、後の研究と航路開拓に貢献した。 出港地の芝浦埋立地(現・芝浦ふ頭)は東京港の発展の端緒ともなった。 資金難や機材不足を乗り越えたその挑戦は、今日に至るまで冒険精神の象徴とされる。
1910年 白瀬矗 開南丸
1929年

リチャード・バードらが史上初めて南極点上空を飛行。

1929年11月29日、アメリカの航空士リチャード・バードが飛行機で南極点上空を初飛行した。
リチャード・E・バードは北極航路の経験を活かし、フォックストロット機で南極点上空を飛行。 飛行距離はおよそ1600マイル(約2575km)に及び、航行には個人用酸素装置を使用。 雪氷地帯の航空測量と気象観測を行い、南極大陸の地形図作成に貢献した。 この飛行は極地航空探検の先駆けとなり、以後の南極基地建設や航空路設定の基礎となった。 バードはその功績により名誉大佐の称号を得て、国際的な評価を高めた。
1929年 リチャード・バード 南極点
1972年

アタリがビデオゲーム『ポン』をリリース。

1972年11月29日、アタリ社から商業的に成功を収めたビデオゲーム『ポン』がリリースされた。
『ポン』はテーブルテニスを模した単純なゲームながら、二人対戦型アーケードゲームの先駆けとなった。 開発はノーラン・ブッシュネルとアリ・マンによるもので、試作品『テニス・フォー・ツー』の流れを汲む。 発売当初から人気を博し、ゲームセンターの新たな定番として腕試しの場を提供。 その成果は後の家庭用ゲーム機市場の拡大に大きく寄与し、業界創成期の礎となった。 シンプルな画面と操作性が幅広い世代に受け入れられ、文化的現象を巻き起こした。
1972年 アタリ ビデオゲーム ポン