11月26日

出来事 - 科学・技術

1948年

ポラロイド社が世界初のインスタントカメラ「ポラロイド・ランド・カメラ」を発売。

ポラロイド社が即時現像可能な世界初のインスタントカメラを発売。
1948年11月26日、ポラロイド社のエドウィン・ランドが開発した世界初の インスタントカメラ「ポラロイド・ランド・カメラ」を発売。 撮影後わずか60秒で写真が現像される画期的な技術は、当時の写真文化に革命をもたらした。 ランドの「撮ってすぐに見られる写真」というコンセプトは幅広い支持を集め、 その後の携帯カメラやデジタル技術の先駆けとして影響を与えた。 ポラロイドブランドの象徴的製品として長年親しまれている。
1948年 インスタントカメラ ポラロイド・ランド・カメラ
1965年

フランス初の人工衛星「アステリックス」が打上げ。

フランス初の人工衛星「アステリックス」を打ち上げ、宇宙強国の仲間入り。
1965年11月26日、フランスはロケット「ダイアマンA」によって 初の人工衛星「アステリックス（A-1）」の打上げに成功した。 これによりフランスはソ連、アメリカに次ぐ世界第3の宇宙開発国となった。 衛星は地球周回軌道に投入され、無線信号の送受信が確認されるなど技術的成果を示した。 フランス国家宇宙研究センター（CNES）の創設からわずか4年後の快挙だった。 欧州の宇宙開発競争における大きなマイルストーンとなった。
1965年 フランス アステリックス
2003年

ブリストルで超音速輸送機コンコルドの最後のフライトが行われる。

超音速旅客機コンコルドの最後のフライトがブリストルで行われ、航空史に幕を下ろしました。
2003年11月26日に超音速旅客機コンコルドの最後のフライトがブリストルで実施され、その歴史に幕を下ろしました。コンコルドは1969年の初飛行以来、マッハ2の速度で大西洋を横断し航空技術の象徴とされました。しかし運用コストの高さや騒音問題、安全性への懸念が重なり、最終的に運航が終了しました。最後の便は多くの航空ファンや関係者に惜しまれつつ、約27年の営業飛行を終えました。コンコルドの退役は超音速旅客機時代の終焉を意味し、その革新的技術は現在も航空開発の教訓として語り継がれています。
2003年 ブリストル 超音速輸送機 コンコルド
2005年

日本の小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワに着地し、岩石の採取を行う。2010年6月13日にカプセルが帰還。

小惑星探査機はやぶさがイトカワへの着地に成功し、世界初の小惑星サンプル採取を達成しました。
2005年11月26日、日本の小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワへの着地に成功し、岩石の採取を行いました。これは世界で初めて小惑星表面からサンプルを採取する快挙で、宇宙探査技術の新たな可能性を示しました。ミッション中には通信途絶やイオンエンジン故障など数々のトラブルを乗り越え、その後の帰還カプセルは2010年6月13日に地球へ帰還しました。ミッション成功は国際的にも高く評価され、宇宙科学分野の研究に大きな影響を与えました。はやぶさの成果は次世代探査機「はやぶさ2」へと受け継がれ、現在も日本の宇宙探査プログラムの基盤となっています。
2005年 はやぶさ イトカワ 2010年 6月13日