1177年
モンジザールの戦い。ボードゥアン4世率いるエルサレム王国軍がサラーフッディーン率いるアイユーブ朝軍を破った。
1177年、エルサレム王国とアイユーブ朝の間でモンジザールの戦いが行われ、エルサレム王国軍が勝利した。
1177年11月25日、当時若き王ボードゥアン4世率いるエルサレム王国軍約数千が、サラーフッディーン率いるアイユーブ朝軍を迎撃した。
レパードキングとも呼ばれるボードゥアン4世は重症のハンセン病を患いながらも戦場に臨み、数的に大きく劣る軍で圧倒的勝利を収めた。
モンジザールの戦いは十字軍国家の士気を高揚させ、サラーフッディーンの中東での影響力拡大を一時的に食い止めた。
両軍の戦術や指導者の勇気が評価され、後世における十字軍史でも重要な戦闘として位置づけられている。
この勝利はエルサレム王国の存続に大きく寄与したが、根本的な勢力均衡は後に再び崩れることとなった。
1177年
モンジザールの戦い
ボードゥアン4世
エルサレム王国
サラーフッディーン
アイユーブ朝