鎮魂祭、宮中及び石上神宮)
国・地域:
日本
天皇の魂を鎮める宮中祭祀「鎮魂祭」は、石上神宮に祀られる宇摩志麻治命が十種の神宝を使って神武天皇と皇后の長寿を祈ったのが起源といわれ、石上神宮でも宮中と同じ新嘗祭の前日に執り行われる。石上神社では毎年仲冬11月の中の寅日に行われていたが、1868年以降は11月22日に行われている。
宮中や石上神宮で執り行われる、天皇の魂を鎮める神事です。
鎮魂祭は天皇の魂を慰め、鎮める宮中祭祀の一つです。起源は宇摩志麻治命が十種の神宝を用いて神武天皇と皇后の長寿を祈ったことに求められます。石上神宮では新嘗祭の前日である11月22日に同様の儀礼として行われます。かつては仲冬11月の中の寅日に斎行されていましたが、1868年以降は固定日化されました。厳かな儀式では神饌を奉納し、祝詞を奏上して天皇の霊を慰撫します。現代でも宮中と地元神社の伝統行事として継承されています。
鎮魂祭
日本
宮中
石上神宮