11月22日の出来事 - 交通・インフラ

1869年

ダンバートンで帆船「カティーサーク」の進水式。

1869年11月22日、ダンバートンで帆船『カティーサーク』の進水式が行われました。

『カティーサーク』はスコット＆リントン造船所で建造された高速クリッパー船で、その優美な船体と速力で知られました。茶葉輸送を主目的に設計され、東洋航路で数々の航海記録を樹立しました。進水式には地元住民や関係者が集い、その壮観さが話題となりました。現在は英国グリニッジに係留保存され、海事博物館として一般公開されています。

1869年ダンバートンカティーサーク

1935年

パンアメリカン航空がマーチン M130（チャイナクリッパー）による初の太平洋横断定期航空便（サンフランシスコマニラ）を就航。

パンアメリカン航空がマーチン M130「チャイナクリッパー」で初の太平洋横断定期便を就航させました。

1935年11月22日、パンアメリカン航空は大型飛行艇マーチン M130「チャイナクリッパー」を用いてサンフランシスコ－マニラ間の太平洋横断定期航空便を開始しました。経由地にはホノルル、ミッドウェー島、ウェーク島などが含まれ、郵便物と乗客を運ぶ革新的な航空ルートとなりました。従来の船舶航行と比較して飛行時間を大幅に短縮し、アメリカとアジアの往来を飛躍的に容易にしました。太平洋を横断する定期便は航空技術と長距離飛行の新たな時代を切り開き、国際航空の発展に大きく寄与しました。この成功は、後の大型旅客機や航空会社のネットワーク拡大への道を拓く記念碑的な出来事でした。

1935年パンアメリカン航空マーチン M130 サンフランシスコマニラ