イチョウ (銀杏)

学名: Ginkgo biloba
科名: イチョウ科

花言葉

  • 荘厳
  • 長寿
  • 鎮魂

特徴

花色:

説明

イチョウは中国原産の裸子植物で、約1億5千万年前から存在する唯一の現生種として「生きた化石」と呼ばれています。樹高30mにもなる落葉高木で、特徴的な扇形の葉を持ちます。雌雄異株で、春に花びらのない花を咲かせ、秋には雌株に銀杏(ぎんなん)と呼ばれる実を付けます。日本では街路樹や公園樹として広く植栽され、火災や公害に強い性質を持ちます。秋の美しい黄葉で知られ、各地に樹齢1000年を超える巨木が点在しています。葉にはテルペン系の化合物が含まれ、血流改善効果があるとして薬用にも利用されます。

豆知識

  • 世界で唯一現存するイチョウ門の植物
  • 広島の原爆でも生き残った生命力の象徴
  • 東京大学の校章や東京都のシンボルに採用
  • 樹齢1000年を超える巨木が各地に現存

利用方法

観賞用
  • 街路樹
  • 公園樹
  • 庭園樹
  • 盆栽
薬用
  • 葉の抽出物は血流改善薬として利用
  • 記憶力向上効果があるとされる
  • 抗酸化作用により老化防止に用いられる

注意: 医薬品としての使用は専門医の指導が必要で、大量摂取は副作用の危険

食用
  • 銀杏(種子)
その他
  • 木材は建築材や家具材
  • まな板材として人気
  • 工芸品の材料
  • 文化的シンボルとして各種デザインに利用

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 銀杏(大量摂取時), 葉の生食

症状: 銀杏の大量摂取により消化器症状や神経症状を起こす可能性

ベルフラワー (風鈴草)

学名: Campanula portenschlagiana
科名: キキョウ科

花言葉

  • 感謝
  • 誠実
  • 楽しいおしゃべり

特徴

花色:

説明

ベルフラワーは東ヨーロッパ原産のキキョウ科ホタルブクロ属の多年草です。草丈10-15cmと低く、4-7月にかけて直径1-2cmの鐘形の小花をたくさん咲かせます。花色は青、紫、白などがあり、花形が教会の鐘に似ていることから「ベルフラワー」と呼ばれます。学名のCampanulaはラテン語で「小さな鐘」を意味します。日本では「オトメギキョウ(乙女桔梗)」や「風鈴草」の名でも親しまれています。寒さに強く、夏の暑さにはやや弱い性質があります。ハンギングバスケットや寄せ植えに適しており、コンパクトながら長期間花を楽しめる人気の園芸植物です。

豆知識

  • 学名Campanulaはラテン語で「小さな鐘」の意味
  • ヨーロッパでは魔除けの効果があると信じられていた
  • 花が下向きに咲くため雨に強い構造
  • コンパクトながら長期間開花を楽しめる

利用方法

観賞用
  • ハンギングバスケット
  • 寄せ植え
  • 鉢植え
  • ロックガーデン
薬用
  • ヨーロッパでは伝統的にのどの痛みに使用される場合がある

注意: 薬用効果は科学的に証明されておらず、専門知識なしに使用しない

食用

食用には適さない

その他
  • 園芸教育の教材
  • 植物観察の対象
  • ドライフラワーの材料

毒性

症状:

ランタナ (七変化)

学名: Lantana camara
科名: クマツヅラ科

花言葉

  • 心変わり
  • 協力
  • 厳格

特徴

花色:

説明

ランタナは中南米原産のクマツヅラ科ランタナ属の常緑小低木です。5-11月にかけて直径2-3cmの小花を密集させた花序を咲かせます。最大の特徴は花色が時間とともに変化することで、黄色から橙色、赤色へと変わるため「七変化(シチヘンゲ)」と呼ばれます。草丈は30-150cmになり、茎には下向きの棘があります。暖かい地域では周年開花し、蝶などの昆虫を集める蜜源植物としても重要です。しかし繁殖力が強く、現在は世界の侵略的外来種ワースト100に指定されています。実には毒性があるため注意が必要です。

豆知識

  • 世界の侵略的外来種ワースト100に選定されている
  • 一つの花序で7色もの色変化を見せることがある
  • 日本では環境省の生態系被害防止外来種リストに掲載
  • 暖かい地域では一年中開花を続ける

利用方法

観賞用
  • 庭植え
  • 鉢植え
  • 垣根
  • 花壇の縁取り
薬用
  • 熱帯地域では伝統的に解熱や皮膚病治療に使用

注意: 実や葉に毒性があり、医学的効果は証明されていないため使用禁止

食用

食用には適さない(毒性あり)

その他
  • 蝶の蜜源植物
  • 生態系研究の対象
  • 侵略的外来種の教材

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 実(種子), 葉

症状: ランタニンによる嘔吐、腹痛、下痢などの消化器症状

オキザリス

学名: Oxalis bowiei
科名: カタバミ科

花言葉

  • 輝く心
  • 心の響き
  • 喜び
  • 母親の優しさ

特徴

花色:

説明

オキザリスは世界各地に800-850種が分布するカタバミ科カタバミ属の球根植物です。主に熱帯アメリカや南アフリカ原産の種類が園芸的に栽培されています。特徴的な三つ葉(複葉)を持ち、秋から春にかけて直径2-3cmの5弁花を咲かせます。花色はピンク、白、黄色、紫など多様で、曇りや雨の日は花を閉じる性質があります。地中に球根を持ち、繁殖力が非常に強いため、一度植えると毎年花を楽しめます。葉にはシュウ酸が含まれ、古代には金属磨きに利用されていました。園芸種として美しいオキザリスと、雑草として扱われるカタバミは同じ属の植物です。

豆知識

  • 古代エジプトで金属の鏡を磨くのに使われていた
  • アイルランドの国花シャムロックはオキザリスの一種
  • 花は午後になると閉じる「就眠運動」を行う
  • 世界に800種以上存在する大きな属

利用方法

観賞用
  • 鉢植え
  • 庭植え
  • グランドカバー
  • ロックガーデン
薬用
  • 民間薬として消炎作用に利用される場合がある
  • ビタミンC補給源として利用

注意: シュウ酸を含むため大量摂取は避け、結石体質の人は使用禁止

食用
  • 若葉
その他
  • 古代の金属磨き剤
  • 園芸教育の教材
  • 生物の感光性研究対象

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 葉(シュウ酸)

症状: 大量摂取によりシュウ酸の影響で消化器症状や結石のリスク

ハナキリン (花麒麟)

学名: Euphorbia milii
科名: トウダイグサ科

花言葉

  • 純愛
  • 独立
  • 逆境に耐える

特徴

花色:

説明

ハナキリンはマダガスカル原産のトウダイグサ科ユーフォルビア属の多肉植物です。草丈20-100cmで、茎には長さ2cm程度の鋭い棘が多数あります。春から秋にかけて咲く「花」は実際には苞で、中心の小さな部分が真の花です。苞の色は赤、ピンク、白、黄色など多様で、トウダイグサ科特有の杯状花序を形成します。葉は楕円形で茎の先端近くに集まってつき、古い茎では落葉して棘だけが残ります。英名の「Crown of Thorns」はキリストの茨の冠を連想させることに由来します。室内では一年中開花し、乾燥に強く育てやすい人気の観葉植物です。樹液には毒性があるため取り扱い注意が必要です。

豆知識

  • 英名Crown of Thornsはキリストの茨の冠に由来
  • 室内で一年中開花を楽しめる珍しい多肉植物
  • マダガスカル固有種で現地では2m以上に育つ
  • 花に見える部分は苞で真の花は中心の小さな部分

利用方法

観賞用
  • 観葉植物
  • 鉢植え
  • 庭植え(温暖地)
  • 盆栽
薬用
  • マダガスカルでは伝統的に皮膚病治療に使用される場合がある

注意: 樹液に毒性があるため医学的使用は危険で専門知識が必要

食用

食用には適さない(毒性あり)

その他
  • 宗教的シンボルとして栽培
  • 乾燥地域の庭園植物
  • 教育用植物標本

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 樹液, 全草

症状: 樹液による皮膚炎、目や口に入ると激しい炎症と痛みを起こす

ハゲイトウ (葉鶏頭)

学名: Amaranthus tricolor
科名: ヒユ科

花言葉

  • 不老不死
  • 情熱
  • 絶えることのない愛

特徴

花色:

説明

ハゲイトウは熱帯アジア原産のヒユ科ヒユ属の春まき一年草です。背丈50-150cm、横幅25-60cmに育ち、披針形の葉が特徴的です。初めは緑色の葉ですが、夏の終わり頃から上部の葉が赤、黄色、緑の鮮やかな色に変化し、寒さが加わるとより一層美しくなります。花は葉のつけ根に固まって咲きますが、葉に隠れてほとんど目立ちません。中国では宋時代から、日本では江戸時代初期から栽培されている歴史ある園芸植物です。葉の色合いが強烈で観賞期間も長いため、秋花壇を彩る重要な植物として親しまれています。丈夫で育てやすいが移植を嫌う性質があります。

豆知識

  • 江戸時代初期から日本で栽培されている歴史ある植物
  • 花よりも葉を観賞する珍しい園芸植物
  • 英名Joseph's Coatは聖書の多色の衣に由来
  • 丈夫で育てやすいが移植は苦手

利用方法

観賞用
  • 秋花壇
  • 寄せ植え
  • 切り葉
  • ドライフラワー
薬用
  • 一部地域で伝統的に薬草として利用される場合がある

注意: 薬用効果は科学的に証明されておらず、専門知識なしに使用しない

食用
  • 若葉(亜種ヒユナ)
その他
  • 園芸教育の教材
  • 植物観察の対象
  • 秋の装飾材料

毒性

症状: