1936年
秋田県鹿角市にあった尾去沢鉱山で鉱滓ダムが決壊。下流の住宅街や商店街が流失するなどして死者362人。
尾去沢鉱山の鉱滓ダムが決壊し、下流域で大規模な被害が発生しました。
1936年11月20日、秋田県鹿角市の尾去沢(おさりざわ)鉱山で鉱滓ダムが決壊しました。
ダムが支えきれない量の鉱滓水が突然放出され、下流の住宅街や商店街を飲み込みました。
流出した土砂と水は瞬く間に市街地を襲い、死者362人、負傷者多数の大惨事となりました。
事件をきっかけに鉱山安全基準の見直しが進められ、鉱業における環境・安全管理の強化が図られました。
昭和期の国内災害史において最悪級の一つとされています。
1936年
秋田県
鹿角市
尾去沢鉱山
鉱滓ダム