1936年

秋田県鹿角市にあった尾去沢鉱山で鉱滓ダムが決壊。下流の住宅街や商店街が流失するなどして死者362人。

尾去沢鉱山の鉱滓ダムが決壊し、下流域で大規模な被害が発生しました。
1936年11月20日、秋田県鹿角市の尾去沢(おさりざわ)鉱山で鉱滓ダムが決壊しました。 ダムが支えきれない量の鉱滓水が突然放出され、下流の住宅街や商店街を飲み込みました。 流出した土砂と水は瞬く間に市街地を襲い、死者362人、負傷者多数の大惨事となりました。 事件をきっかけに鉱山安全基準の見直しが進められ、鉱業における環境・安全管理の強化が図られました。 昭和期の国内災害史において最悪級の一つとされています。
1936年 秋田県 鹿角市 尾去沢鉱山 鉱滓ダム
1970年

関東地方から東北地方南部の太平洋沿岸に集中豪雨。東京都内で約500戸が床上、床下浸水。千葉県内で死者3人、床上、床下浸水約2000戸。常磐線が福島県内など各地で寸断。

1970年11月20日、関東から東北南部にかけての太平洋沿岸で記録的な集中豪雨が発生し、広範囲で浸水被害が起きた。
1970年11月20日、関東地方から東北地方南部の太平洋沿岸にかけて集中豪雨が襲った。東京都内では約500戸が床上・床下浸水し、住宅や道路に深刻な被害が発生した。千葉県では死者3人、約2000戸が浸水被害を受けた。常磐線など鉄道路線が福島県内を中心に寸断され、交通網が大きく乱れた。地元自治体や住民は復旧作業に追われ、護岸整備や排水対策の重要性が再認識された。
1970年 関東地方 東北地方 集中豪雨 東京都 千葉県 常磐線 福島県
1971年

中華航空825便爆破事件。

1971年11月20日、中華航空825便が空中で爆破される事件が発生した。
1971年11月20日、中華航空825便が爆破事件に巻き込まれた。機内に設置された爆発物が爆発し、機体は大きな損傷を受けた。搭乗客や乗員に多数の死傷者が出たとされ、航空会社や当局に衝撃を与えた。事件は旅客機へのテロ行為として、航空保安体制の強化を促す契機となった。以降、手荷物検査や貨物検査の厳格化など安全対策が世界的に進められるようになった。
1971年 中華航空825便爆破事件
1980年

川治プリンスホテル火災。死者数45名。

1980年11月20日、栃木県川治温泉の川治プリンスホテルで火災が発生し、45名が死亡した。
1980年11月20日深夜、栃木県川治温泉の川治プリンスホテルで火災が発生した。火は木造主体の旧館から瞬く間に延焼し、多数の宿泊客や従業員が逃げ遅れた。消火活動は困難を極め、最終的に45名が犠牲となる戦後最悪クラスのホテル火災となった。火災原因や避難経路の不備が問題視され、宿泊施設の防火基準強化が求められた。この惨事を受けて日本全国で消防設備の見直しや法改正が進められるきっかけとなった。
川治プリンスホテル火災
1992年

イギリス王室の離宮・ウィンザー城で火災(1992年ウィンザー城火災)。

1992年11月20日、英国王室のウィンザー城で大規模な火災が発生した。
1992年11月20日、イギリス王室のウィンザー城で大規模な火災が発生した。城内の聖ジョージ礼拝堂付近から出火し、歴史ある建造物の一部が焼失した。消火活動は悪天候や老朽化した建材の影響で困難を極めた。修復費用は約36億円にのぼり、公費と王室自身の資金で賄われた。この事故は王室の資金運用や文化財保護のあり方に関する議論を呼び起こした。
1992年 イギリス王室 ウィンザー城 1992年ウィンザー城火災