1952年

ベネデット・クローチェ

(1866 - 1952)

思想家、歴史家

思想家 歴史家
イタリアの思想家・歴史家で、理論的実在論を提唱し、美学や政治哲学に影響を与えた。
1866年にイタリア南部で生まれたベネデット・クローチェは、精神の絶対性を主張する理論的実在論を確立しました。美学に関する著作『美と表象の形態』で美的表現の本質を探求し、歴史学では『19世紀ヨーロッパの歴史』を通じて歴史を思想の連続として捉える独自の視点を提示しました。1920年代にはイタリア上院議員として政治にも関与し、自由主義思想の擁護者としても知られています。その著作は今日でも美学や歴史哲学の基礎文献として引用され続けています。多くの講演や論文を通じて20世紀ヨーロッパ思想に大きな影響を与えました。
1952年 ベネデット・クローチェ 思想 歴史家