11月19日の誕生日 | calendar.web-standard.org

1600年

チャールズ1世

(1600 - 1649)

イングランド王

イングランド王（在位1625年-1649年）。国王と議会の対立から清教徒革命（英国内戦）が勃発し、敗北後に処刑された。

チャールズ1世はジェームズ1世の長男として1600年に生まれた。在位中は絶対王政を推進したが、財政問題などから議会との対立を深めた。 1642年に清教徒と王党派の間で英国内戦が勃発し、王政派は敗北を重ねた。 1649年、反逆罪に問われた後に処刑され、イングランド王制は一時廃止された。その死はヨーロッパの君主制と議会制の関係に大きな影響を与えた。歴史家からは近代立憲主義の礎を築いた人物とも評価される。

1600年チャールズ1世 1649年

ユリウス暦11月8日

ミハイル・ロモノーソフ

(1711 - 1765)

科学者

ロシアの博物学者・化学者。多岐にわたる研究でロシア科学の基礎を築き、モスクワ大学の創設に尽力した。

ミハイル・ロモノーソフは1711年にロシアで生まれ、ヨーロッパで学問を修めた。化学分野では物質収支保存の原理を提唱し、鉱物学やガラス工学の研究も行った。言語学や文学、歴史学にも造詣が深く、詩人としても活躍した。 1755年にはロシア初の高等教育機関であるモスクワ大学の設立を主導し、初代総長を務めた。多才な学者として広範な分野に影響を与え、ロシア啓蒙思想の先駆者となった。没後も多くの学術賞や地名などにその名が残されている。

1711年ユリウス暦ミハイル・ロモノーソフ科学者 1765年

1770年

ベルテル・トルバルセン

(1770 - 1844)

彫刻家

デンマークの新古典主義彫刻家。繊細な表現と均整の取れた造形美で知られる。

ベルテル・トルバルセンは1770年にコペンハーゲンで生まれ、ローマで修行を積んだ。代表作に『イアソン』や『キリストの像』などがあり、古典美術に基づく造形を追求した。イタリアで高い評価を得て、欧州各国から多数の委嘱を受けた。帰国後はデンマーク王立美術アカデミーで教鞭をとり、次世代の彫刻家育成に寄与した。その作風は後の新古典主義彫刻に大きな影響を与えた。現在もヨーロッパ各地の美術館に彼の作品が所蔵されている。

1770年ベルテル・トルバルセン彫刻家 1844年

1770年

アーダム・ヨハン・フォン・クルーゼンシュテルン

(1770 - 1846)

ロシア海軍の提督

ロシア帝国海軍の提督・探検家。ロシア初の世界一周航海を指揮した。

アーダム・ヨハン・フォン・クルーゼンシュテルンは1770年にバルト海沿岸で生まれた。ロシア海軍に入隊し、1803年から06年にかけて『ナジェージダ』『ネーヴァ』号で初の世界一周航海を実施した。航海では未踏の沿岸調査や海洋観測を行い、地理学的成果を多くもたらした。帰国後は提督に昇進し、海軍改革や海軍学校の創設にも尽力した。著書『世界一周航海記』は航海記録として高い評価を受け、学術界に貢献した。 1846年に亡くなったが、その業績はロシア海軍史において輝かしい一章を飾る。

アーダム・ヨハン・フォン・クルーゼンシュテルンロシア海軍提督 1846年

1805年

フェルディナン・レセップス

(1805 - 1894)

フランス外交官

フランスの外交官・実業家。スエズ運河の建設を主導した。

フェルディナン・レセップスは1805年にベルサイユで生まれ、オスマン帝国などで外交官を務めた。 1854年にスエズ運河建設の特許を取得し、運河の設計・資金調達を指揮した。 1869年に運河が開通し、欧州とアジアを結ぶ航路が劇的に短縮された。その成功は国際貿易に革命をもたらし、レセップスは国際的な名声を得た。一方、後に挑んだパナマ運河計画は財政難と疫病のため失敗し、多大な負債を抱えた。功罪両面の評価を受けつつ、19世紀のインフラ事業における象徴的存在となった。

1805年フェルディナン・レセップスフランス外交官 1894年

1831年

ジェームズ・ガーフィールド

(1831 - 1881)

政治家、第20代アメリカ合衆国大統領

政治家第20代アメリカ合衆国大統領

アメリカ第20代大統領（在任1881年）。在任半年で暗殺された政治家。

ジェームズ・ガーフィールドは1831年にオハイオ州で生まれ、教員や議会議員を経て政治家となった。 1880年の大統領選挙で共和党候補として勝利し、1881年3月に第20代大統領に就任した。公務員制度改革を提唱し、汚職撲滅に努めたが、就任から数か月後に暗殺された。 1881年7月に暗殺事件が発生し、その傷がもとで同年9月に死亡した。在任期間はわずか半年足らずだったが、公務員改革の必要性を国民に強く印象づけた。彼の死後、ペンドルトン法の制定など改革は引き継がれた。

1831年ジェームズ・ガーフィールド政治家アメリカ合衆国大統領 1881年

1851年

ウィリアム・ブルックス

(1851 - 1938)

農学者

アメリカの農学者。作物改良や土壌管理の研究で知られる。

ウィリアム・ブルックスは1851年に生まれ、農学の教育を受けた。特に作物の品種改良や土壌の肥沃度に関する研究を行い、生産性向上に貢献した。農業普及活動にも力を注ぎ、農家への技術伝承を進めた。大学教授として多くの後進を育成し、農学界で指導的役割を果たした。論文や学会発表を通じて国内外の農業政策へ影響を与えた。 1938年に没するまで、米国農学研究の発展に大きな足跡を残した。

1851年ウィリアム・ブルックス農学者 1938年

1874年

鹿子木孟郎

(1874 - 1941)

洋画家

日本の洋画家。西洋技法を取り入れた風景画や人物画で知られる。

鹿子木孟郎は1874年に生まれ、西洋画の技法を学んだ。ヨーロッパ留学を経て印象派やリアリズムの影響を受けた作風を確立した。帰国後は風景画や人物画を中心に制作し、多数の個展を開催した。東京美術学校（現・東京芸術大学）で教鞭を執り、多くの後進を指導した。 1941年に没し、日本の洋画界に大きな足跡を残した。

1874年鹿子木孟郎洋画家 1941年

1881年

田中長一郎

(1881 - 1969)

田中鉱山副社長

日本の実業家。田中鉱山の副社長として鉱業開発と地域経済振興に貢献した。

田中長一郎は1881年に生まれ、1910年代から田中鉱山で活躍を始めた。副社長として鉱山の開発や精錬技術の導入を推進し、生産性の向上に寄与した。地域社会への貢献にも注力し、鉱山町のインフラ整備を支援した。戦後は企業再建の責任者となり、地域経済の復興に尽力した。 1969年に没するまで、日本の近代鉱業史に重要な役割を果たした。

1881年田中長一郎田中鉱山 1969年

1888年

ホセ・ラウル・カパブランカ

(1888 - 1942)

第3代チェスの公式世界チャンピオン

キューバ出身のチェスプレーヤー。第3代世界チャンピオンとして無敗記録を持つ。

ホセ・ラウル・カパブランカは1888年にハバナで生まれ、天才的なチェスの才能を示した。 1911年にアメリカで国際大会に参加し、その鋭い読みと正確な計算力で注目を集めた。 1921年に第3代世界チャンピオンに就き、1927年までタイトルを保持した。彼の棋風はシンプルかつ優雅と評され、対局で数多くの無敗記録を残した。後年はチェス理論の執筆や解説活動を行い、1942年に亡くなるまでチェス界に大きな影響を与えた。

1888年ホセ・ラウル・カパブランカチェスの公式世界チャンピオン 1942年

1892年

エベレット・スコット

(1892 - 1960)

元プロ野球選手

アメリカのプロ野球選手。主にショートを務め、長年連続出場を果たし「鉄人」と称された。

エベレット・スコットは1892年にアメリカで生まれ、1914年にボストン・レッドソックスでメジャーデビューしました。1925年まで11年連続で全試合に出場し、その耐久力から「鉄人」と呼ばれました。レッドソックスやヤンキースなどでプレーし、複数回のワールドシリーズ制覇に貢献しました。現役引退後は銀行員などを務めながら野球界のレジェンドとして語り継がれ、1960年にこの世を去りました。

1892年エベレット・スコットプロ野球選手 1960年

1899年

江上トミ

(1899 - 1980)

料理研究家

日本の料理研究家。家庭料理のレシピを多数発表し、主婦層に広く支持された。

江上トミは1899年に生まれ、昭和期から料理研究家として活躍しました。雑誌や料理本を通じて家庭料理の新しい調理法を紹介し、多くのレシピを提供しました。特に簡便で栄養バランスに優れた献立提案で知られ、戦後の食生活向上に寄与しました。料理教室の開催やテレビ出演を通じて一般家庭に料理の楽しさを普及させ、1980年にその生涯を終えました。

1899年江上トミ料理研究家 1980年