11月18日の出来事 - 交通・インフラ

1903年

パナマ運河条約がアメリカ合衆国とパナマ共和国との間で締結され、パナマ運河のアメリカ管理とパナマ運河地帯の永久租借地化が決定。

アメリカとパナマがパナマ運河条約を締結。運河地帯の管理権と永久租借が定められました。

1903年11月18日、アメリカ合衆国と新成立のパナマ共和国はパナマ運河条約に調印しました。条約により運河と周辺地帯はアメリカの管理下に置かれ、永久租借地としての地位が確立されました。この取り決めは運河建設と運営に必要な政治的安定をもたらし、1904年の着工に道を開きました。運河完成後は大西洋と太平洋を結ぶ海上航路が短縮され、世界貿易に革命的な変化をもたらしました。条約は後の国際関係にも影響を与え、パナマ運河に関する主権問題の議論を生みました。

1903年パナマ運河条約アメリカ合衆国パナマ共和国パナマ運河パナマ運河地帯租借地

1950年

国鉄京都駅舎が全焼。

国鉄京都駅の駅舎が火災で全焼し、交通に大きな影響を与えた事故です。

1950年11月18日、戦後復興期の国鉄京都駅舎が火災により全焼しました。出火原因は不明ですが、木造建築が密集していたため延焼が拡大。駅機能が停止し、旅客・貨物輸送に大きな支障が生じました。この火災を契機に鉄道駅舎の耐火構造や防災設備の強化が進められました。翌年以降に新駅舎の建設計画が立案され、近代的な駅舎へと生まれ変わりました。

1950年京都駅

1998年

京急空港線羽田空港駅（現：羽田空港第1・第2ターミナル駅）開業により、同駅都営地下鉄浅草線京成本線成田空港駅間に日本初の2空港間連絡列車「エアポート快特」と「エアポート特急（現在廃止）」が運転を開始する。

1998年11月18日、京急空港線羽田空港駅が開業し、日本初の空港間連絡列車『エアポート快特』などの運行が始まりました。

1998年11月18日、京急空港線の羽田空港駅（現：羽田空港第1・第2ターミナル駅）が開業し、都営浅草線・京成本線成田空港駅との直通運転が可能になりました。これにより日本初となる2空港間連絡列車『エアポート快特』や『エアポート特急』が運転を開始し、成田と羽田を結ぶ利便性が大幅に向上しました。旅行客やビジネス利用者の移動時間が短縮され、観光業や国際線利用にも追い風となりました。現在はエアポート特急は廃止されていますが、『エアポート快特』は今も引き続き運行されています。

1998年京急空港線羽田空港第1・第2ターミナル駅都営地下鉄浅草線京成本線成田空港駅エアポート快特

2001年

JR東日本がSuicaのサービス・販売を開始。

2001年11月18日、JR東日本がICカード乗車券『Suica』のサービスと販売を開始しました。

Suica（スイカ）はJR東日本が開発した非接触式ICカード乗車券で、2001年11月18日に首都圏のJR線でサービスが始まりました。カードを改札機にタッチするだけで乗降履歴が記録され、チャージ式のため扱いやすいのが特徴です。導入当初は自動改札機と連動しており、定期券や電子マネー機能も後に追加されました。Suicaの普及は鉄道利用の利便性を大きく向上させ、他社路線やバスへの相互利用にも拡大しました。

2001年 JR東日本 Suica