ネリネ

学名: Nerine bowdenii
科名: ヒガンバナ科

花言葉

  • 華やかさ
  • また会う日を楽しみに
  • 忍耐
  • 箱入り娘

特徴

花色:

説明

ネリネは南アフリカ原産のヒガンバナ科の球根植物で、秋から冬にかけて美しい花を咲かせます。花弁が宝石のようにキラキラと輝くことから「ダイヤモンドリリー」の別名で親しまれています。花の構造は小さなユリの花の集合体のような形状で、花弁が反り返って開き、雄しべと雌しべが外に飛び出すように咲きます。名前の由来はギリシャ神話の水の精「ネレーイス」から名付けられました。開花期間が長く、1か月間ほど花を楽しむことができる貴重な秋咲き球根植物です。

豆知識

  • 花弁の表面にある微細な構造が光を反射してダイヤモンドのように輝く
  • 球根は休眠期に完全に水を断つことで翌年の開花が促進される
  • 一つの花茎に20-30個の花が螺旋状に配列して咲く
  • 開花した花は3週間ほど美しい姿を保つことができる

利用方法

観賞用
  • 切り花(花束、アレンジメント)
  • 鉢植え
  • 庭植え(温暖地)
  • コンテナガーデン
薬用
  • 現在では薬用利用はほとんど行われない

注意: 球根にアルカロイドが含まれるため薬用利用は避ける

食用

食用には適さない(有毒成分を含む)

その他
  • 園芸品種の育種材料
  • 観光用の花畑
  • 写真撮影の被写体

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 球根, 全草

症状: 消化器症状、皮膚刺激を起こす可能性がある

スターチス (花浜匙)

学名: Limonium sinuatum
科名: イソマツ科

花言葉

  • 変わらぬ心
  • 永遠に変わらない
  • 永久不変
  • 上品
  • 知識

特徴

花色:

説明

スターチスは地中海沿岸原産のイソマツ科の多年草で、現在では世界各地で栽培されています。5-7月に小さな花を密集させて咲かせますが、一般的に花と思われている部分は実は萼(がく)で、本来の花はその中に小さく存在する黄色や白の部分です。この萼の部分は色持ちが良く、ドライフラワーにしても長期間色褪せないため、切り花として非常に人気があります。茎には翼があり、葉は株の根元にロゼット状に付き、縁が波打っているのが特徴です。

豆知識

  • 名前の由来は以前イソマツ科スターチス属に分類されていたことから
  • 萼の部分が花に見えるのは昆虫を引き寄せるための進化の結果
  • 塩分濃度の高い土壌でも育つ耐塩性植物
  • ドライフラワーにすると2-3年間色を保つことができる

利用方法

観賞用
  • 切り花(花束、アレンジメント)
  • ドライフラワー
  • 花壇植え
  • 鉢植え
薬用
  • 民間薬として収斂作用に利用される場合がある

注意: 専門知識なしに薬用利用は避ける

食用

食用には適さない

その他
  • クラフト材料
  • 押し花
  • 染料として利用
  • 化粧品の原料

毒性

症状:

ベゴニア (秋海棠)

学名: Begonia semperflorens
科名: シュウカイドウ科

花言葉

  • 片思い
  • 愛の告白
  • 親切
  • 丁寧

特徴

花色:

説明

ベゴニアは世界の熱帯・亜熱帯地域原産のシュウカイドウ科の多年草で、2000種類以上の原種があります。左右非対称の葉と雌雄異花同株の特徴を持ち、5月から11月前後まで長期間鮮やかな花を咲かせます。主に木立性、球根性、根茎性、四季咲きの4タイプに分類され、園芸品種は1万5千種類以上あると言われています。耐寒温度は5度前後で、強い日差しを嫌うため半日陰での栽培が適しています。花色は赤、ピンク、白、黄色、オレンジなど非常に豊富です。

豆知識

  • フランスの植物学者ミシェル・ベゴンの名前に由来する
  • 世界で最も多様性に富む花の一つとされる
  • NASA認定の空気清浄植物として知られる
  • 一年中花を咲かせる品種があることから「四季咲きベゴニア」と呼ばれる

利用方法

観賞用
  • 鉢植え
  • 花壇植え
  • ハンギングバスケット
  • 室内観葉植物
薬用
  • 一部の種で民間薬として使用される場合がある

注意: シュウ酸を含むため薬用利用は専門知識が必要

食用
  • 若葉(一部の種)
その他
  • 園芸教育の材料
  • 品種改良の研究対象
  • 温室展示

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 茎, 葉

症状: シュウ酸による軽度の口腔刺激や消化器症状を起こす可能性

エレムルス

学名: Eremurus robustus
科名: ススキノキ科

花言葉

  • 結束
  • 協力
  • 豊穣
  • 威厳

特徴

花色:

説明

エレムルスは中央アジア原産のススキノキ科の球根植物で、「フォックステイルリリー」や「砂漠のキャンドル」とも呼ばれます。春にロゼット状の葉から1.5-3mの高い花茎を立ち上げ、数百から千個以上の小さな花が密集した穂状花序を形成します。花は下から上へと順次開花し、3-4週間という長期間楽しむことができます。球根はクモのような不思議な形をしており、太い根が放射状に広がります。原産地の天山山脈山麓の乾燥した環境に適応しており、水はけのよい土壌と十分な日照を好みます。

豆知識

  • 学名Eremerusは「砂漠を愛する」という意味のギリシャ語に由来
  • 一本の花茎に1000個以上の花を付けることがある
  • 花穂の長さは種によって30cm-2m以上まで様々
  • 球根は地中深く(30-50cm)に植える必要がある希少な植物

利用方法

観賞用
  • 庭園の背景植物
  • 切り花(大型アレンジメント)
  • ドライフラワー
  • 写真撮影の被写体
薬用
  • 中央アジアでは根を民間薬として使用する場合がある

注意: 専門知識なしに薬用利用は避ける

食用

食用には適さない

その他
  • 種子の観賞用
  • 庭園デザインの焦点植物
  • 植物コレクション

毒性

症状: