1933年

現中国新疆ウイグル自治区、南西部のカシュガルで(第一次)東トルキスタン・イスラーム共和国独立宣言。

新疆南西部でウイグル人による共和国独立が宣言された日。
1933年11月12日、新疆ウイグル自治区南西部のカシュガルで東トルキスタン・イスラーム共和国が独立を宣言しました。 ウイグル人指導者イブラヒム・ベクらが中国国民政府の支配に対抗し、イスラム法に基づく国家樹立を目指しました。 同共和国は短命であり、数か月後に中国の軍事力によって制圧されました。 しかし、ウイグル人による独立運動は民族自決権をめぐる重要な歴史的事例として位置づけられます。 この動きは後の新疆問題や民族紛争にも大きな影響を与えました。
1933年 新疆ウイグル自治区 東トルキスタン・イスラーム共和国
1942年

第二次世界大戦: 第三次ソロモン海戦が始まる。

米英連合軍と日本海軍がソロモン諸島近海で激突した第三次ソロモン海戦が開戦した。
1942年11月12日、太平洋戦争における重要な転機となる第三次ソロモン海戦が勃発しました。 アメリカ第1海兵師団の補給輸送を阻止しようとする日本艦隊と、これを護衛する米艦隊がソロモン諸島付近で衝突。 両陣営は巡洋艦や駆逐艦を交えた夜戦を展開し、戦況は激しく推移しました。 この海戦の結果、連合軍は制海権を徐々に確立し、ガダルカナル島の戦いで優位を築く契機となりました。 犠牲となった艦艇や将兵の損耗は大きく、太平洋戦線の戦い方に大きな影響を与えました。
1942年 第二次世界大戦 第三次ソロモン海戦
1944年

第二次世界大戦: ドイツ海軍の戦艦「ティルピッツ」がイギリス空軍の12,000ポンド爆弾「トールボーイ」を使用した爆撃を受け沈没。

英空軍の大型爆弾トールボーイが命中し、ドイツ戦艦ティルピッツが沈没した。
1944年11月12日、ノルウェー北部のカーフィヨルドに停泊していたドイツ海軍戦艦ティルピッツが、RAFランカスター爆撃機隊によるトールボーイ爆撃を受けました。 この作戦は『作戦カテキズム』と呼ばれ、12,000ポンド爆弾トールボーイが直接命中。 ティルピッツは大きく傾斜し、最終的に艦内に浸水が広がって転覆・沈没しました。 高さ約3.5m、長さ9mを超える巨大爆弾の威力を示す象徴的な事例であり、巡洋戦艦以上の大型艦を空爆で撃破した歴史的な瞬間となりました。
ドイツ海軍 ティルピッツ イギリス空軍 トールボーイ
1969年

ベトナム戦争: アメリカの調査報道記者シーモア・ハーシュが前年3月のソンミ村虐殺事件を暴露。

調査報道記者シーモア・ハーシュがソンミ村虐殺事件の詳細を暴露した。
1969年11月12日、シーモア・ハーシュが発表した調査報道により、1968年3月にベトナム中部のソンミ村で行われた虐殺事件の実態が明るみに出た。 この報道は米軍兵士による多数の民間人殺害を詳細に伝え、米国や国際社会に大きな衝撃を与えた。 ハーシュは現地取材と公文書調査を駆使し、戦争犯罪を告発するスクープを成功させた。 事件発覚後、関与兵士の裁判や調査委員会の設置が行われ、反戦運動はさらに勢いを増した。 この報道はジャーナリズムの社会的役割を再認識させる契機となった。
1969年 ベトナム戦争 調査報道 シーモア・ハーシュ ソンミ村虐殺事件
1991年

サンタクルス事件。東ティモール・ディリで独立を求めるデモ行進中の市民に対しインドネシア国軍が無差別発砲。

東ティモール・ディリでのサンタクルス事件。独立を求める市民が軍により無差別発砲を受けた虐殺事件です。
1991年11月12日、インドネシア占領下の東ティモール・ディリにて、市民の独立デモ行進が行われました。 インドネシア国軍はサンタクルス墓地付近で無差別に発砲し、多数の死傷者を出す惨事となりました。 事件は国外メディアにより撮影され、国際社会に大きな衝撃を与えました。 これを契機に東ティモール独立運動への国際的支持が高まり、後の住民投票につながります。 事件後の国際圧力により、1999年に東ティモールは最終的に独立を達成しました。
1991年 サンタクルス事件 東ティモール ディリ インドネシア国軍