1980年

アメリカの無人惑星探査機「ボイジャー1号」が土星に最接近。

無人探査機ボイジャー1号が土星に最接近し、詳細な観測を行った。
1980年11月12日、NASAの無人惑星探査機ボイジャー1号が土星に最接近し、惑星と環の構造を精密に観測した。 搭載カメラが撮影した高解像度画像は、土星のリングの縞模様や衛星タイタン、エンケラドスの姿を鮮明に捉えた。 分光計や粒子検出器のデータにより、リングの成因や衛星の大気・地質特性の解明が進んだ。 ボイジャー1号は土星探査後も飛行を続け、太陽系外縁部への旅を続行した。 この成果は惑星科学分野における画期的な進展をもたらし、後続ミッションの基盤となった。
1980年 ボイジャー1号 土星
1981年

STS 2でスペースシャトル「コロンビア」が2度目の飛行。史上初の人間を乗せて一度宇宙へ出た宇宙船の再利用。

スペースシャトル「コロンビア」が2度目の飛行を行い、初の再利用宇宙船となった。
1981年11月12日、NASAのスペースシャトル「コロンビア」STS-2ミッションが地球周回軌道へ飛行した。 史上初めて、人員を乗せて一度宇宙へ飛んだ宇宙船を再利用する飛行が成功し、再使用型宇宙機の実用性を実証した。 ミッションでは熱防護システムの耐久性試験や軌道上実験が実施され、54時間56分の飛行を終えて無事帰還した。 この成果はスペースシャトル計画の実運用開始に向けた大きな節目となり、以後の定期運航への期待を高めた。
1981年 STS-2 スペースシャトル コロンビア
2001年

花咲風力発電所が完成。

北海道・根室半島に花咲風力発電所が完成し、再生可能エネルギーの普及を促進した日。
2001年11月12日、花咲風力発電所が完成し、商業運転を開始しました。 根室半島の強風を活用したこの施設は、国内でも先進的な再生可能エネルギー導入例です。 導入当初は数基のタービンが稼働し、地域の電力需要の一部を賄いました。 環境負荷の低減やエネルギー自給率向上を目指す取り組みとして高く評価されました。 その後、国内の風力発電技術普及に大きく寄与するモデルケースとなりました。
花咲風力発電所
2014年

欧州宇宙機関(ESA)の宇宙探査機ロゼッタが着地機フィラエをチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着地させる。

欧州宇宙機関(ESA)の探査機ロゼッタが、彗星チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着地機フィラエを着地させ、史上初めて彗星表面への着陸に成功した。
ロゼッタは2004年に打ち上げられ、約10年の旅を経てチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到達しました。 2014年11月12日、着地機フィラエを彗星の表面に着地させ、史上初の彗星への着陸に成功。 フィラエは着陸後にバッテリー切れやバウンスなどのトラブルに見舞われたものの、着陸周辺の成分分析や画像撮影を実施。 この成果により彗星の起源や太陽系形成過程の解明に大きく貢献しました。 ロゼッタ本体は彗星周回を続け、追加データを地球に送信し続けました。
2014年 欧州宇宙機関 ロゼッタ フィラエ チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星
2020年

PlayStation 5が発売。

ソニー・インタラクティブエンタテインメントがPlayStation 5を発売した。
2020年11月12日、次世代ゲーム機PlayStation 5が世界各国で発売開始されました。 標準モデルとディスクドライブ非搭載のデジタルエディションを同時リリース。 超高速SSDやカスタムAMD CPU/GPUを搭載し、ロード時間の短縮や4K/8K出力、高いフレームレートを実現。 後方互換機能によりPS4タイトルも多数プレイ可能となり、ゲーマーから高い評価を受けました。 発売直後から品薄状態が続き、世界的な半導体不足による供給課題が浮き彫りとなりました。
2020年 PlayStation 5