レモン (檸檬)

学名: Citrus limon
科名: ミカン科

花言葉

  • 心からの思慕
  • 香気
  • 愛に忠実
  • 誠実な愛
  • 熱意

特徴

花色:

説明

レモンはヒマラヤ東部原産のミカン科ミカン属の常緑高木で、樹高は3m程度になります。枝には棘があり、厚みのある楕円形の葉を持ちます。紫色の蕾から白やピンクの強い香りのする5弁花を咲かせ、周年開花します。果実は紡錘形で先端に乳頭状の突起があり、最初は緑色ですが熟すと黄色になります。開花から約半年で成熟し、ビタミンCが豊富で酸味が強く、世界中で調理や飲料に使用されています。

豆知識

  • レモンという名前はペルシャ語の「limu」が語源とされている
  • 1本の木から年間200-600個の実を収穫できる
  • レモンの花の香りはリナロールという成分によるもの
  • 世界最大のレモンの重さは5.265kgの記録がある

利用方法

観賞用
  • 庭木として花と香りを楽しむ
  • 鉢植えで室内装飾
  • 切り花として香りを楽しむ
  • 盆栽として栽培
薬用
  • ビタミンC補給による風邪予防
  • 抗酸化作用による老化防止
  • 消化促進作用
  • 殺菌・抗菌効果

注意: 酸性が強いため歯のエナメル質を傷める可能性があり、大量摂取は胃に負担をかける

食用
  • 果実
  • 果皮
その他
  • 香料として化粧品や石鹸に使用
  • クエン酸の工業原料
  • 天然の洗剤・漂白剤として利用
  • 防虫効果

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 果皮(エッセンシャルオイル)

症状: 皮膚刺激や光毒性による皮膚炎を起こす可能性がある

エラチオールベゴニア

学名: Begonia ×elatior
科名: シュウカイドウ科

花言葉

  • 片想い
  • 幸福な日々
  • 愛の告白
  • 親切
  • 公平
  • 丁寧
  • 繁盛

特徴

花色:

説明

エラチオールベゴニアは、中東原産のベゴニア・ソコトラナと南米原産の球根ベゴニアを交配して作られた園芸品種群です。ドイツの育種家オットー・リーガー氏の品種が最初に普及したため「リーガースベゴニア」とも呼ばれます。草丈15-40cmで、赤、白、ピンク、黄、オレンジなど豊富な花色を持ち、一重咲きから八重咲きまで様々な花形があります。真夏を除く9月中旬から6月下旬まで長期間開花し、生育適温は20℃前後です。

豆知識

  • 一つの株から100輪以上の花を咲かせることがある
  • ドイツのリーガー社が開発した品種群が最初に普及した
  • 花びらは蝋質で光沢があり日持ちが良い
  • 短日処理により開花時期をコントロールできる

利用方法

観賞用
  • 鉢植え(室内装飾)
  • ギフト用鉢花
  • 寄せ植えの中心花材
  • ベランダガーデニング
薬用
  • 観賞による心理的癒し効果
  • 室内空気の浄化作用

注意: シュウ酸を含むため内服は避ける

食用

食用には適さない(有毒成分を含む)

その他
  • 園芸教育の教材
  • 品種改良の研究材料
  • 室内湿度調整効果

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 全草, 特に茎と葉

症状: シュウ酸により口腔刺激、嘔吐、皮膚炎を起こす可能性がある

ダイモンジソウ (大文字草)

学名: Saxifraga fortunei
科名: ユキノシタ科

花言葉

  • 自由
  • 好意
  • 情熱
  • 控えめな美しさ
  • 節度

特徴

花色:

説明

ダイモンジソウは日本、中国、朝鮮半島原産のユキノシタ科ユキノシタ属の多年草です。主に山地の日陰がちな湿った岩場や渓谷の岩上に自生します。草丈は20-30cm程度で、厚みがあり柔らかい切れ込みのある円い葉を持ちます。9-11月に白い5弁花を咲かせ、そのうち2枚の花弁が特に長くなって漢字の「大」の字に見えることから名付けられました。分布が広いため多くの変種があり、地域差による変化に富んでいます。

豆知識

  • 学名の「fortunei」は植物学者フォーチュンに由来する
  • 花弁の長さは個体差が大きく、同じ株でも花によって異なる
  • 岩の隙間にわずかな土で育つ強い生命力を持つ
  • 日本では47都道府県すべてに分布している

利用方法

観賞用
  • 山野草園芸
  • ロックガーデン
  • 鉢植え栽培
  • 茶花として利用
薬用
  • 民間薬として解熱に使用
  • 皮膚疾患の外用薬
  • 咳止めとしての利用

注意: 専門知識なしの薬用使用は避ける

食用

一般的に食用には利用されない

その他
  • 生態系復元での野生植物として利用
  • 教育用植物標本
  • 自然観察の対象

毒性

症状:

ツワブキ (石蕗)

学名: Farfugium japonicum
科名: キク科

花言葉

  • 困難に負けない
  • 謙遜
  • 困難に傷つけられない

特徴

花色:

説明

ツワブキは日本、中国、朝鮮半島原産のキク科ツワブキ属の常緑多年草です。主に海岸近くの岩場に自生し、草丈は30-40cm、花茎は70cm程度まで伸びます。葉はフキに似ていますが別種で、厚みがあり表面に光沢があります。10-12月初旬に鮮やかな黄色い花を咲かせ、花が少なくなる季節に貴重な彩りを提供します。若い葉柄は「ツワ」として食用になり、キャラブキ(佃煮)として親しまれています。名前の由来は葉にツヤがあることから「ツヤブキ」が訛ったとされます。

豆知識

  • 学名のFarfugiumは「遠くから輝く」という意味
  • 葉の光沢は海風による塩分から身を守るため
  • 一つの花茎に20-30個の頭状花を付ける
  • 江戸時代から園芸品種として多くの変種が作られた

利用方法

観賞用
  • 庭園の下草として
  • 海岸庭園の植栽
  • 鉢植え栽培
  • 切り花として利用
薬用
  • 民間薬として解熱に使用
  • 外傷の治療に利用
  • 咳止めとしての効果

注意: 専門知識なしの薬用使用は避ける

食用
  • 若い葉柄
その他
  • 海岸緑化植物として利用
  • 生態系復元に活用
  • 防風・防砂効果

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 生の葉, 未処理の葉柄

症状: アクが強いため生食すると消化器症状を起こす可能性がある

ワックスフラワー

学名: Chamelaucium uncinatum
科名: フトモモ科

花言葉

  • 繊細
  • 気まぐれ
  • かわいらしさ
  • まだ気づかれない長所
  • 幸せな結婚

特徴

花色:

説明

ワックスフラワーはオーストラリア西部原産のフトモモ科カメラウキウム属の常緑低木です。樹高は1.5-3mで、枝はよく分岐します。4-6月に直径約2cmの白、ピンク、薄紫色の花を多数咲かせます。花弁に蝋のような光沢があることから名付けられました。葉や枝を折ると柑橘系の甘酸っぱい香りがします。学名Chamelauciumはギリシャ語の『小さい』と『白い』に由来します。切り花として人気が高く、オーストラリアのネイティブフラワーの代表的な品種です。

豆知識

  • オーストラリアでは約21種のカメラウキウム属が自生している
  • 切り花として2-3週間の長期間楽しめる
  • 花弁の蝋質は水分の蒸発を防ぐための適応
  • 葉をちぎると柑橘系の香りがするのはエッセンシャルオイルのため

利用方法

観賞用