1572年
ティコ・ブラーエがカシオペヤ座の超新星SN 1572(ティコの星)を発見。
1572年11月11日、天文学者ティコ・ブラーエがカシオペヤ座の超新星SN 1572を観測し、新天体の出現を記録した。
後に“ティコの星”と呼ばれ、当時の天文学に大きな衝撃を与えた。
ティコ・ブラーエは1572年11月11日、肉眼で見える新天体を発見し、その詳細な位置と明るさを記録した。
当時、天空は不変と考えられていたため、“新しく”星が現れたことは天動説に大きな疑問を投げかけた。
この観測はコペルニクスの地動説の支持を強める契機の一つとなり、近代天文学の発展に寄与した。
SN1572は超新星爆発であり、その正体は後にIa型超新星であることが示された。
ティコの詳細な観測データは以後の天文学者による軌道計算や宇宙論の研究に活用された。
その観測成果はデンマーク王の庇護のもとで出版され、ヨーロッパ全土に大きな反響を呼んだ。
1572年
ティコ・ブラーエ
カシオペヤ座
超新星
SN 1572