アジアンタム

学名: Adiantum raddianum
科名: イノモトソウ科

花言葉

  • 天真爛漫
  • 繊細
  • 無邪気
  • 無垢

特徴

花色:

説明

アジアンタムは世界の温帯から熱帯地域に約200種が自生するイノモトソウ科のシダ植物です。学名のAdiantumはギリシャ語の「アディアントス(adiantos)」に由来し、「濡れない」という意味で、小さな葉が水を弾く性質から名づけられました。一般に流通するのはアジアンタム・ラディアナムの園芸品種で、薄くて繊細な小葉が密集して美しいふんわりとした姿を作ります。花や実は付けないシダ植物の特徴を持ち、胞子で繁殖します。高湿度を好み、直射日光を嫌うため室内栽培に適しています。

豆知識

  • 葉の表面には微細な毛があり、これが水を弾く秘密
  • 胞子は葉の裏側の縁に付く胞子嚢群で繁殖する
  • 湿度50%以上を好むため、バスルームでも育てられる
  • 品種によっては葉の形が大きく異なり、コレクション性が高い

利用方法

観賞用
  • 観葉植物(鉢植え)
  • テラリウム
  • バスルーム装飾
  • シェードガーデン
薬用
  • 民間薬として咳止めに使用される地域がある
  • 葉の煎じ汁が気管支炎に利用される場合がある

注意: 科学的根拠は限定的で、専門知識なしに使用しない

食用

食用には適さない

その他
  • 空気清浄効果
  • 湿度調整
  • インテリアグリーン

毒性

症状:

カラスウリ (烏瓜)

学名: Trichosanthes cucumeroides
科名: ウリ科

花言葉

  • よき便り
  • 誠実
  • 男嫌い

特徴

花色:

説明

カラスウリは日本、中国、朝鮮半島原産のウリ科のつる性多年草です。7-9月の夏から初秋にかけて、夕方から夜にかけて直径7-10cmの白い花を咲かせます。花弁の縁が糸状に細かく裂けて、まるでレースのような美しい姿が特徴的です。雌雄異株で、一つの株には雄花か雌花のいずれかのみが咲きます。秋には長さ5-7cmの卵形で朱色の美しい実を付けます。地下には塊根があり、これで越冬します。つるは巻きひげで他の植物に絡みつきながら成長し、野山でよく見られる野生植物です。

豆知識

  • 花は夜行性のスズメガによって受粉される
  • 雌株の実だけが朱色に熟し、雄株には実は付かない
  • 種子の形が財布に似ているため金運のお守りとされる
  • つるの先端は地面に潜り込んで新しい塊根を作る

利用方法

観賞用
  • 秋の装飾(実物)
  • 野生庭園
  • 生け花の素材
  • ドライフラワー
薬用
  • 根(王瓜根)は利尿薬として使用
  • 果汁はひび、あかぎれ、しもやけに外用
  • 黄疸の治療に民間薬として利用

注意: 専門知識なしに薬用使用は避け、医師に相談する

食用

果実は食用に適さない(苦味が強い)

その他
  • 種子は縁起物として保存
  • つるは工芸材料
  • 昆虫の蜜源植物

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 果実, 種子

症状: 果実摂取により胃腸不良を起こす可能性がある

ツバキ (椿)

学名: Camellia japonica
科名: ツバキ科

花言葉

  • 完全なる美しさ
  • 申し分のない魅力
  • 至上の愛らしさ
  • 理想の愛
  • 謙遜

特徴

花色:

説明

ツバキは日本原産のツバキ科の常緑高木で、日本を代表する花木の一つです。12月から4月にかけて花を咲かせ、特に白いツバキは純白の花弁と黄色い雄しべのコントラストが美しく、茶花としても重宝されています。葉は厚くて光沢があり、縁に細かい鋸歯があります。花は完全に開花した後、花ごと落下する特徴があります。日本では古くから『日本書記』や『万葉集』にも記述があり、日本人に深く愛され続けてきました。品種改良も盛んで、加茂本阿弥、白玉、白獅子などの美しい白花品種があります。

豆知識

  • 学名のCamellia japonicaは「日本の椿」という意味
  • 椿油は江戸時代から高級化粧品として珍重された
  • 品種数は2000を超え、世界中で愛好される
  • 「加賀の三椿」など地域の名品種が存在する

利用方法

観賞用
  • 庭木
  • 茶花
  • 生け花
  • 盆栽
  • 垣根
薬用
  • 花は民間薬として止血に使用
  • 葉は抗炎症作用があるとされる
  • 樹皮は収斂剤として利用

注意: 科学的根拠は限定的で、専門知識なしに使用しない

食用

一般的に食用には適さない

その他
  • 椿油の原料(種子)
  • 木材(建材、工芸品)
  • 化粧品原料
  • 石鹸の原料

毒性

毒性レベル: 弱い

有毒部位: 花, 葉

症状: 大量摂取により軽度の胃腸不良を起こす可能性がある