11月09日

出来事 - 戦争・紛争

治承4年10月20日

治承・寿永の乱: 富士川の戦い。

1180年10月20日、源頼朝率いる源氏軍と平家軍が富士川で激突した戦い。
治承4年（1180年）10月20日、源頼朝は東国の武士団を率い、平家方の軍勢を富士川で迎え撃ちました。川を挟んだ激しい攻防戦の末、源氏軍は平家軍を破り、勢力拡大への足がかりを築きました。この勝利により源頼朝は東国における地位を確固たるものとし、鎌倉幕府樹立への道を開きました。富士川の戦いは、後の日本史に大きな影響を与えた転換点として知られています。
1180年 治承 10月20日 治承・寿永の乱 富士川の戦い
1923年

ミュンヘン一揆が鎮圧。

ヒトラー率いるナチ党によるミュンヘン一揆（ビアホール・プッチ）の失敗とその鎮圧。
1923年11月9日、アドルフ・ヒトラーらナチ党幹部がミュンヘンでクーデタを試みました。いわゆるミュンヘン一揆（ビアホール・プッチ）で、政府の転覆を目指しました。しかし州政府軍や警察の迅速な対応により、計画は失敗に終わります。逮捕されたヒトラーは後に裁判で注目を集め、自身の政治的メッセージを広める機会を得ました。この出来事はナチス台頭の序章となり、後の歴史に大きな影響を与えました。
1923年 ミュンヘン一揆
1935年

上海で中山水兵射殺事件。

1935年11月9日、上海で中国海軍の中山艦乗組員である水兵が射殺された事件。
1935年11月9日、上海の中山艦に乗組んでいた中国海軍の水兵が何者かに銃撃され死亡した事件が発生。 中山艦は中華民国初期に建造された軍艦であり、その乗員が標的となったことから当時の国際的緊張が懸念された。 事件発生後、中国側および外国租界当局は捜査に着手したが、犯行主体や動機の特定には至らなかった。 上海の治安維持や中国海軍の士気に影響を与え、国際関係に暗い影を落とした。 事件の詳細は史料が限られており、未解明のまま歴史の背後に残されている。
1935年 中山水兵射殺事件
1938年

水晶の夜（クリスタルナハト）。この日の夜から翌日未明にかけてドイツ各地でユダヤ人に対する襲撃が行われる。

1938年11月9日夜、ナチス政権下のドイツ全土でユダヤ人迫害のポグロム『水晶の夜』が発生しました。
1938年11月9日から10日にかけて、ドイツ国内およびオーストリアで組織的にユダヤ人の住宅や商店、シナゴーグが襲撃された。 ナチス政府は暴動を黙認し、約400のシナゴーグが破壊され、ユダヤ人商店のショーウィンドウは粉々のガラスで埋め尽くされた。 この被害の象徴である破損したガラス片から『水晶の夜（Kristallnacht）』と呼ばれるようになった。 多くのユダヤ人が逮捕され強制収容所へ送られ、反ユダヤ主義政策が一段と激化する転換点となった。 この事件はホロコーストへの道を開く国家的弾圧として歴史的に重要な意味を持つ。
1938年 水晶の夜
1989年

ベルリンの壁崩壊: 西ベルリンへの国境検問所が開放される。

1989年11月9日、西ベルリンへの国境検問所が開放され、ベルリンの壁崩壊が始まりました。
1989年11月9日、東西冷戦の象徴であったベルリンの壁が崩壊し、西ベルリンへの国境検問所が開放されました。これにより東西ドイツ市民が自由に往来できるようになり、ドイツ再統一への機運が高まりました。市民の歓声が検問所を包み、長年分断されていた家族や友人が再会を果たしました。この出来事は東欧諸国の民主化運動にも大きな影響を与え、冷戦終結の象徴的な瞬間とされています。
1989年 ベルリンの壁崩壊 国境検問所