火焚祭

国・地域: 日本

京都の11月は多くの神社やお寺で「お火焚(ひたき)」の神事が行われていることから「火のお祭り月」とも呼ばれている。なかでも全国に3万社ほどある稲荷神社の総本宮「伏見稲荷大社」の「火焚祭」は最大規模を誇る。火焚祭は、祭神・稲荷大神へ秋の豊穣を感謝する神事で、本殿祭終了後、神苑祭場に設けられた3基の火床では、大祓詞が奉唱される中、全国から奉納された十数万本もの火焚串が焚き上げられる。夕刻、本殿前庭上では雅楽の調べに乗せた古雅な御神楽が行われる。

京都・伏見稲荷大社で秋の豊穣を神に感謝し、火焚串を焚き上げる火祭り。
11月8日に京都の伏見稲荷大社で行われる「火焚祭」は、秋の豊穣を稲荷大神に感謝する神事です。 神苑祭場に設けられた三基の火床に、全国から奉納された十数万本の火焚串を焚き上げます。 大祓詞の奉唱とともに炎が宙を舞い、その火に触れると厄除けや無病息災のご利益があるとされます。 夕刻には本殿前庭で雅楽の調べに乗せた古雅な御神楽が奉納され、幻想的な雰囲気に包まれます。 「火のお祭り月」と呼ばれる11月を代表する神事として、多くの参拝者で賑わいます。
日本 伏見稲荷大社 稲荷大神