680年

第3コンスタンティノポリス公会議が始まる。

680年、ビザンツ皇帝コンスタンティヌス4世の主導で第3コンスタンティノポリス公会議が開かれました。主な議題はモノテリティズム(意思単一説)の是非判定です。
第3コンスタンティノポリス公会議は680年11月7日に開始された第6回全教会公会議です。 皇帝コンスタンティヌス4世の招集により、東方正教会やローマ教皇庁の代表が参加しました。 主要な論点は、キリストの意志をめぐるモノテリティズム(意思単一説)の是非判定でした。 会議では異端とされたモノテリティズムを公式に否定し、二意志説(神聖意志と人間意志の二元性)を支持しました。 この決定はキリスト教神学の基本教義を確立し、東西教会の教義上の統一に大きく寄与しました。 公会議は681年に閉会し、その決議は後世の教会政治や神学に長い影響を残しました。
680年 第3コンスタンティノポリス公会議
1665年

現存する世界最古の新聞『オックスフォード・ガゼット』(現在のThe London Gazette(ロンドン・ガゼット))が創刊。

1665年11月7日、イングランドで世界最古の新聞として知られる『オックスフォード・ガゼット』が創刊されました。のちに『ロンドン・ガゼット』として続刊します。
『オックスフォード・ガゼット』は1665年11月7日に、チャールズ2世の命により発行されました。 当初はロンドンで疫病を避けたためオックスフォードで刊行され、後にロンドンに戻り『ロンドン・ガゼット』と改称されました。 政府公式の公告紙として、国家の布告や戦争報告などを掲載し、信頼性の高い情報源となりました。 その出版様式は後の新聞史に大きな影響を与え、近代新聞の原型とも評価されています。 現在もイギリス王室官報として発行が続いており、世界最古の定期刊行物の一つです。
1665年 新聞 The London Gazette(ロンドン・ガゼット)