1492年
フランスにエンシスハイム隕石が落下。
1492年11月7日、フランスのアルザス地方エンシスハイムに隕石が落下しました。現存する最古級の観測記録として知られています。
エンシスハイム隕石は1492年11月7日にフランス東部アルザス地方の町に落下しました。
落下時の轟音とともに現地住民が多数集まり、その直後には現物が回収されました。
隕石は石質コンドライトで、現在もパリの自然史博物館などに所蔵されています。
この隕石落下の記録は中世ヨーロッパにおける最古級の科学的観測事例とされ、天文学史上の重要な資料です。
落下後には神の啓示と捉える者もおり、当時の文化や宗教観にも影響を与えました。
その後、皇帝マクシミリアン1世によって保護され、博物学の発展に寄与しました。
1492年
フランス
エンシスハイム隕石