ミニバラ (薔薇)

学名: Rosa hybrida
科名: バラ科

花言葉

  • 特別な功績
  • 無意識の美
  • 果てしなき愛
  • 愛情
  • 情熱

特徴

花色:

説明

ミニバラは、木立ち性があり直径5cm程度の小型の花が咲くバラの総称です。株もコンパクトで育てやすく、市場に流通する多くのミニバラは四季咲きの性質を持つため、条件が合えば時期に関係なく何度も花を楽しむことができます。花の色も様々で、カップ咲き、ロゼット咲き、高芯咲き、ポンポン咲きなど咲き方の品種も実に多様です。花持ちは1週間前後で、5月から11月まで長期間開花を楽しめます。

豆知識

  • ミニバラの起源は中国系オールドローズの「ロサ・キネンシス'ミニマ'」の小型特性に由来する
  • 世界で最も小さなバラとしてギネス記録に登録された品種もある
  • 大正時代に日本に導入され、現在では数百品種が流通している
  • NASAの宇宙ステーションでも栽培実験が行われたことがある

利用方法

観賞用
  • 切り花として室内装飾
  • 鉢植えでベランダガーデニング
  • 花壇での寄せ植え
薬用
  • 花びらからローズヒップティーの原料
  • アロマテラピーでのリラックス効果

注意: 園芸品種は食用には適さないため、薬用利用は専門家に相談してください。

食用

園芸品種のミニバラは食用には適しません。

その他
  • 香料の原料として利用
  • ドライフラワーとしてクラフト用途

毒性

症状: 一般的に無毒ですが、とげによる怪我に注意が必要です。

ハナトラノオ (花虎の尾)

学名: Physostegia virginiana
科名: シソ科

花言葉

  • 輝かしい実績
  • 希望
  • 望みの達成

特徴

花色:

説明

ハナトラノオは北米東部原産のシソ科カクトラノオ属の多年草です。花茎は四角い断面を持ち、草丈40cm~1m程度に成長します。8月上旬から10月上旬にかけて、長さ2~3cmのピンク、淡いピンク、白色の花を下から順に咲かせます。葉は先がとがった細い楕円形で、茎に対生します。地下茎で増えていく性質があり、非常に丈夫で手がかからず、日本の気候によく適応します。名前の由来は花穂が虎のしっぽに似ていることから付けられました。

豆知識

  • 学名の「Physostegia」はギリシャ語で「胞の蓋」を意味し、花の構造に由来する
  • 英名の「Obedient Plant」は花を動かすとその位置に留まる性質から付けられた
  • 日本では「カクトラノオ」とも呼ばれ、茎が四角いことに由来する
  • 大正時代に日本に導入されて以来、各地で野生化している

利用方法

観賞用
  • 切り花として室内装飾
  • 花壇での背景植物
  • 自然風庭園での群植
薬用
  • ネイティブアメリカンが伝統的に薬草として使用
  • 現代では観賞用が主用途

注意: 現在では薬用利用は一般的ではなく、専門知識なしに使用しないでください。

食用

食用には適しません。

その他
  • 蜂蜜植物として養蜂に利用
  • 自然庭園での野鳥誘致植物

毒性

症状: 一般的に無毒とされていますが、食用ではありません。

ムベ (郁子)

学名: Stauntonia hexaphylla
科名: アケビ科

花言葉

  • 愛嬌

特徴

花色:

説明

ムベは、アケビ科ムベ属の常緑つる性木本植物です。別名トキワアケビとも呼ばれ、アケビに似た食べられる実をつけますが、常緑なので冬でも葉が落ちません。手のひらを広げたような光沢のある厚い葉が特徴的で、3月下旬から4月中旬にかけて、ベル型で外側が白っぽいクリーム色、内側に赤紫色の筋がある香りのよい花を咲かせます。9-10月には5-7cmの楕円形で暗紅紫色の果実が熟し、甘い果肉を食べることができます。葉は幼木では3枚、成長するにつれて5枚、7枚と増えていくため、七五三の縁起木とも言われています。

豆知識

  • 天智天皇の「むべなるかな」の言葉が名前の由来とする説がある
  • 滋賀県近江八幡市では特産品として「近江八幡のムベ」がブランド化されている
  • アケビと違って果皮が裂開しないため収穫のタイミングが分かりにくい
  • 江戸時代には「木饅頭」や「蔓柿」とも呼ばれていた

利用方法

観賞用
  • 垣根やフェンスに這わせる緑化植物
  • 庭園でのつる性観葉植物
  • 盆栽として仕立てる
薬用
  • 果実は滋養強壮効果があるとされる
  • 葉や茎は民間薬として利用されることがある

注意: 薬用利用については専門家に相談してください。

食用
  • 果実
  • 若い葉
その他
  • つるを工芸品の材料として使用
  • 緑化植物として環境改善に利用

毒性

症状: 一般的に無毒で果実は食用可能ですが、過食は避けてください。

ユーカリ

学名: Eucalyptus globulus
科名: フトモモ科

花言葉

  • 再生
  • 新生
  • 思い出

特徴

花色:

説明

ユーカリは、フトモモ科ユーカリ属の常緑高木で、2020年時点で900種近くが存在すると推定されています。大きいものでは70~100mの巨木に成長し、樹皮は灰色で、葉は丸いものや細長いものなど種類によって様々です。枝葉、花、果実にも芳香があり、「シオネール」や「シトロネラール」などの成分によるリラックス効果や虫除け効果があるとされています。学名は「良い蓋」を意味するギリシア語に由来し、蕾のがくと花弁が合着して蓋状となることから命名されました。オーストラリアの山火事後でも種子が発芽して再生する特性から「再生」の花言葉が生まれています。

豆知識

  • コアラが食べるユーカリは全900種のうち約30種のみで、コアラは非常に選り好みが激しい
  • ユーカリの種子は高温にさらされることで発芽する特殊な性質を持つ
  • 世界で最も高い木の記録を持つのもユーカリで、100mを超える個体が存在した
  • 日本には明治時代に導入され、当初は製紙原料として期待されていた

利用方法

観賞用
  • 観葉植物として室内装飾
  • ドライフラワーとしてアレンジメント
  • 庭木として植栽
薬用
  • 精油としてアロマテラピーに使用
  • 咳止めや鼻づまりの緩和
  • 消毒・殺菌効果

注意: 精油は高濃度で使用すると有害です。妊娠中や子供への使用は避けてください。

食用

一般的に食用には適しません。精油として香料に使用されることがあります。

その他
  • 木材として建築用材
  • 製紙原料として利用
  • 天然の虫除けとして使用

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 葉, 精油

症状: 大量摂取すると嘔吐、下痢、呼吸困難を引き起こす可能性があります。精油の誤飲は特に危険です。

タンジー (蓬菊)

学名: Tanacetum vulgare
科名: キク科

花言葉

  • あなたとの戦いを宣言する
  • 抵抗
  • 婦人の美徳

特徴

花色:

説明

タンジーは、キク科ヨモギギク属の多年生草本で、ヨーロッパからアジアにかけて分布しています。草丈は50~150cm程度に成長し、羽状に深く裂けた鋸歯のある葉を持ちます。夏の中頃から終わりにかけて、茎の先端部に黄色いボタン状の花を密集して咲かせます。甘さと苦さが混ざったような独特で強い芳香があり、古くから薬草や虫除け、染色用のハーブとして使われてきました。現在では毒性があるとされ、食用やアロマテラピーとしては使用されていませんが、コンパニオンプランツとして害虫防除に役立ちます。

豆知識

  • 中世ヨーロッパでは死体の防腐処理にも使用されていた
  • シェイクスピアの作品にも言及され、文学的な意味を持つ植物
  • ナポレオン時代には軍用の虫除けとして使用されていた
  • 北海道のエゾヨモギギクは環境省レッドリスト2017で絶滅危惧Ⅱ類に指定されている

利用方法

観賞用
  • ドライフラワーとしてアレンジメント
  • 野草園での自然風植栽
  • 歴史的庭園の復元植栽
薬用
  • 中世には薬草として使用されていた
  • 現在では毒性のため薬用利用は禁止

注意: 現在では毒性があることが判明しており、内服は絶対に避けてください。

食用

毒性があるため食用には適しません。

その他
  • 天然染料として黄色や緑色の染色
  • コンパニオンプランツとして害虫防除
  • ドライハーブとして観賞用

毒性

毒性レベル: 強い

有毒部位: 全草, 特に葉と花

症状: 内服すると嘔吐、下痢、けいれん、肝障害を引き起こす可能性があります。妊娠中の女性には特に危険です。