馬琴忌

国・地域: 日本

江戸時代後期の読本作者曲亭馬琴は、嘉永元年11月6日(新暦1848年12月1日)没。黄表紙から読本に転じ、「椿説弓張月」や「三七全伝南柯夢」「近世説美少年録」などの長編を発表。代表作「南総里見八犬伝」の執筆には28年を費やした。墓所は東京都文京区小日向の深光寺。また、中坂下の滝沢馬琴邸跡(千代田区九段北1-5-7)には、馬琴ゆかりの硯の井戸枠が残る。

江戸時代後期の読本作者・曲亭馬琴の命日を偲ぶ日です。
曲亭馬琴(本名:滝沢興邦)は1767年生まれ、嘉永元年旧暦11月6日(新暦1848年12月1日)に没しました。 黄表紙から読本作家へ転身し、『椿説弓張月』『三七全伝南柯夢』『近世説美少年録』など多くの作品を発表しました。 代表作『南総里見八犬伝』の執筆には約28年を要し、江戸文学に大きな影響を与えました。 命日にあたる11月6日は馬琴忌として、文京区の深光寺や馬琴ゆかりの地で供養や朗読会が開かれます。 彼の功績を振り返り、江戸時代の読本文化を学ぶ機会として大切にされています。
日本 曲亭馬琴 嘉永 1848年 12月1日 椿説弓張月 近世説美少年録 南総里見八犬伝 東京都 文京区 小日向 深光寺 千代田区