11月06日の出来事 - 政治・行政 | calendar.web-standard.org

1860年

1860年アメリカ合衆国大統領選挙で共和党のエイブラハム・リンカーンが当選。南部9州が連邦離脱を宣言し、南北戦争の原因となる。

エイブラハム・リンカーンが共和党から大統領に選出され、南部諸州の連邦離脱へとつながる節目となりました。

1860年11月6日のアメリカ合衆国大統領選挙で、共和党候補のエイブラハム・リンカーンが当選を果たしました。リンカーンは奴隷制の州外拡大に反対する姿勢を掲げ、北部を中心に支持を広げました。選挙結果を受けて南部9州が相次いで連邦離脱を宣言し、国家分裂の危機が高まりました。これが翌1861年に始まる南北戦争（アメリカ内戦）の主要な引き金となりました。リンカーンの選挙はアメリカ合衆国の歴史を大きく変える転換点として知られています。

1860年 1860年アメリカ合衆国大統領選挙共和党エイブラハム・リンカーン南北戦争の原因

1888年

1888年アメリカ合衆国大統領選挙の投票が行われ、ベンジャミン・ハリソンが当選。

ベンジャミン・ハリソンがアメリカ合衆国第23代大統領に当選しました。

1888年11月6日、アメリカ合衆国大統領選挙の投票が実施され、共和党のベンジャミン・ハリソンが勝利しました。ハリソンは前任のグロバー・クリーブランドを破り、選挙人投票での接戦を制しました。在任中は高関税政策の推進や退役軍人年金法の成立などを行い、経済政策に力を注ぎました。内政に加え国勢拡張にも関心を示し、太平洋地域でのアメリカの影響力強化を図りました。ハリソンの任期は1期限りで、翌1892年の選挙でクリーブランドに敗北しています。

1888年 1888年アメリカ合衆国大統領選挙ベンジャミン・ハリソン

1900年

1900年アメリカ合衆国大統領選挙の投票が行われ、ウィリアム・マッキンリーが再選。

ウィリアム・マッキンリーが再選され、第2期目の大統領職を務めました。

1900年11月6日の大統領選挙で、共和党の現職ウィリアム・マッキンリーが再選を果たしました。マッキンリーはスペイン・アメリカ戦争勝利後の経済成長を背景に支持を集めました。副大統領にセオドア・ルーズベルトを選出し、新たな時代の指導体制を整えました。在任中は関税政策やバイオ燃料開発の推進など内政に加え、海外領土問題にも取り組みました。しかし在任中に暗殺され、ルーズベルトが後を継いで第26代大統領に就任しました。

1900年 1900年アメリカ合衆国大統領選挙ウィリアム・マッキンリー

1913年

エルザス州の地域紙がツァーベルン事件に発展するきっかけとなったプロイセン軍将校によるエルザス人侮蔑発言を報ずる。

アルザス州の新聞報道がツァーベルン事件の引き金となりました。

1913年11月6日、当時ドイツ領アルザスの地域紙がプロイセン軍将校によるアルザス人侮蔑発言を報じました。将校の発言は軍の立場を誇示する内容で、地元住民の反発を招きました。報道を契機に市民の抗議運動が拡大し、ツァーベルン事件（ザーベルン事件）として知られる騒擾へと発展しました。事件はドイツ帝国の軍部と民間との緊張関係を浮き彫りにし、内政問題として注目されました。最終的には軍の関与が批判され、文民統制や報道の自由に関する議論を喚起しました。

1913年エルザス州ツァーベルン事件プロイセン

1928年

1928年アメリカ合衆国大統領選挙の投票が行われ、ハーバート・フーヴァーが当選。

ハーバート・フーヴァーがアメリカ合衆国第31代大統領に選出されました。

1928年11月6日、アメリカ合衆国大統領選挙で共和党候補のハーバート・フーヴァーが勝利しました。農業政策やプロスペリティを強調した演説が田園地帯の支持を集めました。民主党のアル・スミスを破り、選挙人団で圧勝した結果となりました。就任後は世界恐慌に直面し、経済政策への批判や失業対策の限界が問われました。フーヴァーの政権はその後の大恐慌期の政治対応を巡る議論の中心となりました。

1928年 1928年アメリカ合衆国大統領選挙ハーバート・フーヴァー

1937年

日独防共協定にイタリアが参加し、日独伊防共協定に拡大。

イタリアが日独防共協定に参加し、三国同盟の枠組みが強化されました。

1937年11月6日、イタリアが既存の日独防共協定に正式加盟し、日独伊防共協定が成立しました。この協定は共産主義の国際的拡大を防ぐ目的で結ばれ、軍事的・政治的結びつきを深めました。日本、ドイツ、イタリアの三国は後に枢軸国として第二次世界大戦へ進む足掛かりを築きました。国際社会からは反発も強まり、英仏などとの緊張が一層高まりました。日独伊防共協定は戦間期の外交構造に大きな影響を与えました。

1937年日独防共協定イタリア日独伊防共協定

1956年

1956年アメリカ合衆国大統領選挙の投票が行われ、ドワイト・D・アイゼンハワーが再選。

アイゼンハワー大統領が1956年の米大統領選挙で再選を果たした。

1956年11月6日にアメリカ合衆国大統領選挙の投票が行われ、ドワイト・D・アイゼンハワーが共和党候補として再選を果たしました。冷戦下の安定を求める世論を背景に、国内経済の好調と外交政策の実績が支持を集めました。副大統領にリチャード・ニクソンを起用し、二期目の政権運営に臨みました。アイゼンハワー政権は軍縮やインフラ整備に注力し、後のアメリカ社会に大きな影響を残しました。四大自由や中産階級の拡大といった政策的成果が評価された結果とも言えます。

1956年 1956年アメリカ合衆国大統領選挙ドワイト・D・アイゼンハワー

1968年

1968年アメリカ合衆国大統領選挙でリチャード・ニクソンが再選。

1968年の米大統領選挙でリチャード・ニクソンが勝利し、第37代大統領に就任することが決まった。

1968年11月6日にアメリカ合衆国大統領選挙の投票が行われ、リチャード・ニクソンが勝利して第37代大統領に就任することが決まりました。ベトナム戦争の終結や内政の混乱を抑える公約が支持を集め、米国内は高い期待感に包まれました。停戦交渉の推進や保守的な外交姿勢を掲げ、新たな政権運営に向けた準備が始まりました。選挙キャンペーンでは「法と秩序」のスローガンが有権者に強く訴えられました。この結果は冷戦構造下のアメリカ政治における世論の変化を象徴しています。

1968年 1968年アメリカ合衆国大統領選挙リチャード・ニクソン

1974年

猿払事件の最高裁判所大法廷判決。国家公務員法および人事院規則による政治的行為の禁止は合憲とする判決。

最高裁大法廷が『猿払事件』で国家公務員の政治的行為禁止は合憲と判断した。

1974年11月6日、最高裁判所大法廷が『猿払事件』において国家公務員法および人事院規則による政治的行為の禁止は合憲であると判断しました。この判決は公務員の政治的中立性を法的に裏付ける重要な判例となりました。公務員が政党支援や政治集会参加などの政治活動を制限される根拠が確立され、行政組織の公平性維持が目的とされました。判決は自由権と職業公務員としての義務とのバランスを問う内容であり、後の法改正や運用に影響を与えました。公務員法制の枠組みを示したこの最高裁判決は、現在の公務員倫理基準に通じるものです。

1974年猿払事件最高裁判所大法廷国家公務員法人事院規則政治的行為

1975年

西サハラ問題: 緑の行進。モロッコ市民が西サハラ国境を越えるデモ行進。

モロッコ市民約30万人が西サハラ国境を越える『緑の行進』を敢行した。

1975年11月6日、モロッコ市民約30万人がスペイン統治下の西サハラ国境を越えて行進する『緑の行進』を実施しました。この平和的デモは国際社会に西サハラに対するモロッコの主権主張を強く印象づけました。行進はスペイン領からの撤退を求める政治的メッセージとして行われ、国連加盟国の注目を集めました。結果としてスペインは西サハラの統治権をモロッコに譲渡し、地域紛争の火種となるきっかけとなりました。緑の行進は後の西サハラ問題の経緯を決定づけた重要な歴史的出来事です。

1975年西サハラ問題緑の行進モロッコ西サハラ

1984年

1984年アメリカ合衆国大統領選挙の投票が行われ、ロナルド・レーガンが再選。

レーガン大統領が1984年の米大統領選挙で再選を果たした。

1984年11月6日にアメリカ合衆国大統領選挙の投票が行われ、ロナルド・レーガンが再選を果たしました。景気回復と保守的な政策が幅広い支持を集め、選挙戦では大差で勝利しました。対抗馬のウォルター・モンデールは歯が立たず、歴史的な得票差をつけた再選となりました。レーガン政権は小さな政府と市場原理主義を重視し、『レーガノミクス』と呼ばれる経済政策を推進しました。この選挙結果は冷戦後期のアメリカ政治における保守主義の台頭を象徴しています。

1984年 1984年アメリカ合衆国大統領選挙ロナルド・レーガン

1987年

竹下登内閣が発足。

竹下登が日本の内閣総理大臣に就任し、竹下内閣が発足した。

1987年11月6日、竹下登が第74代内閣総理大臣に就任し、竹下内閣が発足しました。彼は自由民主党総裁選を経て総理大臣に指名され、バブル景気の最中に経済政策や行政改革を担うことに。竹下政権は「消費税」の導入を検討し、翌1989年に導入へとつながる政策を推進。一方でリクルート事件など政治資金を巡る問題が噴出し、政権運営には混乱も見られました。在任中には衆参同日選挙を行い、与党の結束を図りつつ政策実行に取り組みました。その後も自民党内で影響力を保持し、後の政界構造に大きな影響を及ぼしました。

1987年竹下登内閣