11月06日

1972年11月6日、北陸本線の北陸トンネル内で列車が火災を起こし、乗客29人と乗務員1人が犠牲となる大事故が発生しました。 トンネル内部での火災は煙と有毒ガスにより乗客の避難を困難にし、救助活動にも大きな影響を与えました。 事故後、鉄道トンネルの安全基準や非常口の設置基準が見直され、車両の防火性能向上が図られました。 この事故はトンネル火災のリスクを浮き彫りにし、鉄道安全対策の強化につながりました。 以降、緊急時の乗客誘導訓練や車両点検の徹底が義務化されました。

2016年11月6日、東京・明治神宮外苑で開催されたTOKYO DESIGN WEEKの展示物が発火する事故が発生しました。 木製オブジェに取り付けられた白熱球の熱が原因で発火し、近くで遊んでいた幼児が逃げ遅れて重傷を負い、死亡。 現場の安全管理体制や展示条件の確認不足が問題視され、会場の運営責任者らが厳しい批判を受けました。 事故を受けて同イベントは翌年以降中止を余儀なくされ、展示会の安全基準見直しが全国的に進みました。 この悲劇は公共イベントにおける安全対策の重要性を改めて示した事案となりました。