11月06日の命日 - 芸術家・音楽家

1672年

ハインリッヒ・シュッツ

(1585 - 1672)

作曲家

17世紀ドイツの作曲家。ヴェネツィア楽派の様式を取り入れ、宗教音楽の発展に貢献した。

1585年にドイツのケストリッツで生まれた。ヴェネツィアの聖マルコ大聖堂でジョヴァンニ・ガブリエーリに師事し、ポリコラル様式を学ぶ。帰国後はドレスデン宮廷楽長として活躍し、多くの宗教作品を作曲した。代表作に《聖務曲集（Musikalische Exequien）》や《聖歌の交響曲（Symphoniae sacrae）》がある。バロック音楽の先駆者として後世の作曲家に大きな影響を与えた。 1672年にドレスデンで死去した。

1672年ハインリッヒ・シュッツ作曲家 1585年

1775年

ギヨーム・ド・バレム・ド・シャトーフォール

(1719 - 1775)

画家

18世紀フランスの画家。詳しい経歴や作品は限られている。

1719年に生まれたフランスの画家。 18世紀に活動し、肖像画や宗教画を手がけた可能性がある。詳細な作品リストや文献は多く残っていない。生涯や影響については不明な点が多い。 1775年に没した。

1775年ギヨーム・ド・バレム・ド・シャトーフォール英語版 1719年

1795年

ゲオルク・ベンダ

(1722 - 1795)

作曲家

ドイツ・ボヘミア出身の作曲家。メロドラマ形式の先駆者として知られる。

1722年にボヘミアで生まれる。宮廷楽長として演劇音楽やオペラを手がけた。『ピュグマリオン』や『アリアドネ・ナクソス島』などのメロドラマ作品で評価を得た。感情表現に重点を置く作風が後のロマン派に影響を与えた。 1795年に没した。

1795年ゲオルク・ベンダ 1722年

1809年

ガエターノ・カラーニ

(1736 - 1809)

画家、彫刻家

画家彫刻家

18世紀イタリアの画家・彫刻家。パルマ派の古典主義的作風を示した。

1736年にイタリア北部で生まれる。パルマの美術学校で学び、古典主義的な作風を身につけた。教会や宮殿の装飾画や彫刻を多数手がけた。細部まで丁寧に描写する技法が評価される。 1809年に没した。

1809年ガエターノ・カラーニ英語版 1736年

1893年

ピョートル・チャイコフスキー

(1840 - 1893)

作曲家

ロシアの作曲家で、『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』などの傑作バレエ音楽を残した。

1840年にロシアのヴォトキンスクで生まれる。サンクトペテルブルク音楽院で学び、古典派とロシア民謡を融合した独自の作風を確立。 1875年のバレエ『白鳥の湖』で名声を博し、その後も『くるみ割り人形』や『眠れる森の美女』を作曲。交響曲第6番『悲愴』などの管弦楽曲でも高い評価を得た。私生活では感情の起伏が激しかったが、作品は万人に愛され続けている。 1893年、聖ペトロパブロフスクの病院で没した。

1893年ピョートル・チャイコフスキー 1840年

1901年

ケイト・グリーナウェイ

(1846 - 1901)

挿絵画家、絵本作家

挿絵画家絵本作家

イギリスの挿絵画家・絵本作家で、繊細で愛らしい少女像を描いた作品で知られる。

1846年にロンドンで生まれる。挿絵画家として活動を始め、エドマンド・エヴァンスの下で版画技術を学ぶ。『花の言葉』(1884年)などの絵本を発表し、やわらかな色彩とロマンティックな画風が人気を博す。自ら童話を執筆し、装丁も手掛けるなど総合的な絵本制作を行った。ヴィクトリア朝時代の子供文化に大きな影響を与え、ケイト・グリーナウェイ賞の創設にもつながった。 1901年に死去し、その芸術性は今も高く評価されている。

1901年ケイト・グリーナウェイ挿絵画家絵本作家 1846年

1930年

アドルフ・ヴェルフリ

(1864 - 1930)

芸術家

スイスのアウトサイダーアートの旗手で、独特の世界観を表現した画家。

アドルフ・ヴェルフリは、1864年にスイスで生まれた画家。精神疾患により長年精神病院に収容されつつ、膨大な量のドローイングやコラージュを制作。自身の世界観を緻密に描き込んだ作品群は「アウトサイダーアート」の先駆けとされる。彼の作品はアール・ブリュット運動にも大きな影響を与えた。 1930年に亡くなるまで、芸術の概念を覆す独創的な表現を追求し続けた。

1930年アドルフ・ヴェルフリ英語版 1864年

1949年

エレン・トロツィヒ

(1878 - 1949)

画家

スウェーデンの画家で、表現主義の風景画を得意とした。

エレン・トロツィヒ（1878-1949）は、スウェーデンの表現主義画家。ルンド美術アカデミーで学び、初期には自然主義的表現からスタート。後に大胆な色彩と筆致で北欧の風景を描き、『スコーネ地方のムンク』とも称された。個展やグループ展で高い評価を受け、スウェーデン美術界に影響を与えた。 1930年代以降は健康問題により制作が減少したが、その作品は現在も国内外で展覧され続けている。

1949年エレン・トロツィヒ 1878年

1965年

エドガー・ヴァレーズ

(1883 - 1965)

作曲家

フランス出身の作曲家。革新的な音響構造を追求。

エドガー・ヴァレーズは1883年にフランスで生まれ、後にアメリカに移住した作曲家です。鋭い音響対比と新しい楽器編成を用いた作品で知られます。代表作『アメリカ』や『イオニザシオン』などを手掛け、20世紀音楽に大きな影響を与えました。電子音楽やコンクリート音楽の先駆者とも評されます。レナード・バーンスタインなど多くの音楽家に影響を及ぼしました。1965年11月6日にニューヨークで逝去しました。

1965年エドガー・ヴァレーズ 1883年

1967年

金重陶陽

(1896 - 1967)

陶芸家

備前焼を代表する陶芸家。人間国宝に認定。

金重陶陽は1896年に岡山県備前市で生まれた陶芸家です。備前焼の伝統技法を基盤に、土の質感と火の効果を活かした造形美を追求しました。釉薬を用いず、焼成による自然の風合いを作品の特徴としました。1955年に人間国宝に認定され、日本陶芸界の頂点に立ちました。個展や展覧会を通じて国内外に作品を発信し、多大な影響を与えました。1967年11月6日に逝去しました。

1967年金重陶陽 1896年

1968年

シャルル・ミュンシュ

(1891 - 1968)

指揮者

フランス出身の指揮者。ボストン交響楽団音楽監督として活躍。

シャルル・ミュンシュは1891年フランス・ストラスブール生まれの指揮者です。第一次世界大戦後にアメリカに移り、ボストン交響楽団の音楽監督を務めました。彼の指揮は強靭なリズム感と豊かな表現力が特徴で、ドイツ・ロマン派から近代作品まで幅広くレパートリーを拡大しました。特にドビュッシーやシベリウスの演奏で高く評価されました。音楽監督在任中に数々の録音を残し、後世に影響を与えました。1968年11月6日に逝去しました。

1968年シャルル・ミュンシュ指揮者 1891年

1978年

ハリー・ベルトイア

(1915 - 1978)

芸術家、彫刻家、家具デザイナー

芸術家彫刻家家具デザイナー

金属彫刻と家具デザインで知られる芸術家。

1915年にイタリアで生まれ、後にアメリカに移住しました。金属を用いた有機的な彫刻作品で名を馳せ、ノール社のためにダイアモンドチェアなどの家具デザインも手がけました。彫刻作品は音を奏でるインスタレーションなど独創的な発表も行い、現代美術に多大な影響を与えました。

1978年ハリー・ベルトイア英語版 1915年