2007年

中華人民共和国初の月探査機「嫦娥1号」が月の軌道に投入。

中国初の月探査機「嫦娥1号」が月軌道に到達しました。 国家主導の宇宙開発における大きな一歩です。
嫦娥1号は2007年10月24日に打ち上げられた中華人民共和国初の月探査機です。 11月5日には月周回軌道への投入に成功し、月面の3D地形マッピングや成分分析などを行いました。 このミッションは中国の宇宙開発計画「嫦娥計画」の第一段階に位置づけられます。 軌道投入後の観測データは月面の探査や将来の着陸ミッションに向けた重要な資料となりました。 嫦娥1号は2009年に意図的に月面に衝突させられるまで、約16か月間にわたって成果を上げました。 中国の宇宙開発技術の飛躍的発展を象徴する出来事です。
2007年 中華人民共和国 嫦娥1号
2018年

アメリカ航空宇宙局(NASA)のボイジャー2号が 太陽圏(ヘリオスフィア)を離脱して恒星間空間に達した。

ボイジャー2号が太陽圏を抜け、史上2機目の恒星間空間探査を達成しました。 人類の宇宙探査史に新たな里程標を打ち立てた瞬間です。
1977年に打ち上げられたボイジャー2号は木星や土星などを探査後も飛行を続行。 2018年11月5日、太陽風の影響が届くヘリオペーズを越え、ヘリオスフィアを離脱。 これにより史上2機目の人工探査機として恒星間空間に到達しました。 探査機はプラズマ波や粒子などの観測装置を用いて、太陽圏外の環境データを送信。 ボイジャー1号に続く快挙であり、宇宙の起源や銀河間物質の研究に貴重な情報を提供します。 長期ミッションを続ける技術力の証であり、今後も最古の探査機として稼働中です。
2018年 アメリカ航空宇宙局 ボイジャー2号 太陽圏 恒星間空間