2015年

ブラジル南東部ミナスジェライス州で、鉱山の採鉱廃棄物をためていたダムが決壊。有毒物質を含んだ泥流が、近くの村を押し流した。

ミナスジェライス州で鉱山廃棄物ダムが崩壊し、大規模な泥流災害が発生しました。 多数の犠牲者と環境汚染をもたらした痛ましい事故です。
2015年11月5日、ブラジル南東部ミナスジェライス州マラニャオ近郊のサマルコ鉱山廃棄物ダムが決壊しました。 ダムに蓄えられていた鉱山から排出された有毒な鉱滓が一気に流出し、下流の村や河川を襲いました。 洪水状の泥流は約620平方キロメートルを汚染し、死者は19人、行方不明者も多数に上りました。 この事故はブラジル史上最悪の環境災害の一つとされ、鉱山企業の安全管理体制の脆弱性が浮き彫りになりました。 国際社会からは責任追及や再発防止策の強化が求められ、環境保護の重要性が改めて認識されました。
2015年 ブラジル ミナスジェライス州