1869年
イギリスの総合学術誌『ネイチャー』が創刊。
英国ロンドンで世界的権威を誇る学術雑誌『ネイチャー』が創刊されました。
1869年11月4日、科学記者ジョン・マレーによって総合科学誌『ネイチャー』がロンドンで創刊されました。初期号は物理学、化学、生物学など幅広い分野を扱い、研究成果を迅速に伝える場として歓迎されました。20世紀以降、ノーベル賞級の論文が数多く掲載されるなど、学術界のハイインパクト誌として地位を確立。現在も週刊で発行され、世界中の研究者にとって重要な情報源となっています。
1869年
学術誌
ネイチャー
明治5年10月4日
フランス人の生糸技術者ポール・ブリューナ指導の下、日本初の本格的な器械製糸工場、富岡製糸場が操業開始。
群馬県の富岡製糸場が操業を開始し、日本の近代産業化を象徴する工場が誕生しました。
1872年(明治5年)10月4日、フランス人技術者ポール・ブリューナの指導により群馬県富岡で日本初の官営器械製糸場が稼働を開始。手作業中心だった製糸に最新鋭のフランス製機械を導入し、生産性と品質が飛躍的に向上しました。これは政府による殖産興業政策の一環で、日本の工業化・輸出産業発展へ大きく寄与。のちに民間へ払い下げられ、現在は世界遺産にも登録されている歴史的施設です。
1872年
10月4日
ポール・ブリューナ
富岡製糸場
1946年
ユネスコ憲章が発効し、国連教育科学文化機関(ユネスコ)発足。
1946年にユネスコ憲章が発効し、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が発足した。
1946年11月4日、正式にユネスコ憲章が発効し、国連教育科学文化機関(UNESCO)が創設されました。
同機関は第二次世界大戦の悲惨な教訓を踏まえ、教育や科学、文化を通じた国際協力と理解促進を目的としています。
設立当初は37か国が加盟し、平和構築や文化遺産保護、識字率向上など幅広い活動を展開してきました。
世界遺産条約の推進や国際教育プログラム、文化交流事業などはUNESCOの代表的な取り組みです。
現在も世界各地で教育機会の拡大や科学技術の普及、文化多様性の保護に寄与しています。
1946年
ユネスコ憲章
国連教育科学文化機関
1952年
アメリカ国家安全保障局設立。
1952年、アメリカ合衆国で国家安全保障局(NSA)が設立された。
1952年11月4日、アメリカ合衆国大統領令により国家安全保障局(NSA)が創設されました。
NSAは暗号解読や通信傍受を主たる任務とする情報機関で、冷戦期の諜報活動強化を背景に設立されました。
当初は軍事コミュニケーションの暗号解読を担当し、後に電子監視技術の研究開発やサイバーセキュリティ分野でも中心的役割を担います。
1970年代以降、情報の機密保持と個人のプライバシー保護を巡る論争の的ともなり、議会や市民団体からの監視強化要求が続いています。
今日では世界最大規模の電子諜報機関として知られ、その活動は国際的にも大きな影響力を有しています。
1952年
アメリカ国家安全保障局
1988年
アメリカに国立生物工学情報センター設立。
国立生物工学情報センター(NCBI)が設立、生命科学データの管理・公開が始まる。
1988年11月4日、アメリカ国立医学図書館(NLM)内に国立生物工学情報センター(NCBI)が設立。
NCBIは遺伝子情報やタンパク質配列など生物学データの集約とオンライン公開を担う。
GenBankやPubMedなど基盤的データベースを開発し、世界中の研究者が利用可能にした。
BLAST検索などの解析ツールも提供し、分子生物学・バイオインフォマティクス分野を牽引。
以来、生命科学研究の情報基盤として欠かせない存在となった。
1988年
国立生物工学情報センター
2000年
旧石器捏造事件: 宮城県の上高森遺跡などで発掘された石器が捏造であったことが発覚。
2000年11月4日、宮城県の上高森遺跡などで発掘された旧石器が捏造であることが発覚しました。
この事件は、上高森遺跡や周辺の発掘調査で発見された石器が実際には人工的に作られた偽物であったことが証明されたものです。捏造を行った研究者は科学的検証を怠り、不適切な方法で石器を作成・埋設したとされています。発覚後、考古学界では発掘手順やデータ管理方法の見直しが行われ、研究の透明性と倫理が強く求められました。この事件は日本における旧石器時代研究に大きな衝撃を与え、学術界全体で再発防止に向けたガイドラインが制定されるきっかけとなりました。
2000年
旧石器捏造事件
宮城県
上高森遺跡
2003年
1976年の観測開始以来最大の太陽フレアが発生。人工衛星や宇宙探査機などに影響が出る。
2003年11月4日、1976年の観測以来最大規模となる太陽フレアが発生し、人工衛星などに影響が生じました。
この太陽フレアはX45クラスと推定され、数十年に一度の規模で発生した現象です。高エネルギー粒子や電磁波の放出により、通信衛星やGPSシステムに障害が発生し、一部の宇宙探査ミッションに影響が出ました。さらに地球の高緯度地域ではオーロラが通常より低緯度で観測され、多くの観測者に注目されました。宇宙気象研究の分野では、このフレアを契機に太陽活動予測モデルの改良が進められました。現在でも宇宙機の防護対策や通信ネットワークの強化に向けた研究に重要なデータを提供しています。
2003年
太陽フレア
人工衛星
宇宙探査機
2021年
イギリス医薬品規制当局が、世界で初めて飲み薬の新型コロナの抗ウイルス薬を承認する。
2021年11月4日、英国の医薬品規制当局が世界初の経口抗ウイルス薬を緊急承認しました。
2021年11月4日、イギリス医薬品規制当局(MHRA)は世界初となる新型コロナウイルス感染症の経口抗ウイルス薬「モルヌピラビル」を承認しました。米国製薬大手メルクが開発したこの薬は、ウイルスの複製を阻害し重症化リスクを低減する効果が期待されます。経口投与が可能なため、入院前の早期治療への利用が見込まれ、パンデミック対策に新たな展開をもたらしました。臨床試験では入院・死亡リスクを約50%削減する結果が示されており、各国での承認・導入が進められています。
2021年