明治5年10月4日

フランス人の生糸技術者ポール・ブリューナ指導の下、日本初の本格的な器械製糸工場、富岡製糸場が操業開始。

群馬県の富岡製糸場が操業を開始し、日本の近代産業化を象徴する工場が誕生しました。
1872年(明治5年)10月4日、フランス人技術者ポール・ブリューナの指導により群馬県富岡で日本初の官営器械製糸場が稼働を開始。手作業中心だった製糸に最新鋭のフランス製機械を導入し、生産性と品質が飛躍的に向上しました。これは政府による殖産興業政策の一環で、日本の工業化・輸出産業発展へ大きく寄与。のちに民間へ払い下げられ、現在は世界遺産にも登録されている歴史的施設です。
1872年 10月4日 ポール・ブリューナ 富岡製糸場
2002年

中国国務院総理朱鎔基がプノンペンの第六次首脳会談でASEAN10ヶ国とともにACFTA(中国ASEAN自由貿易協定)を締結する。

2002年11月4日、中国とASEAN10ヶ国がプノンペンで中国ASEAN自由貿易協定(ACFTA)に調印しました。
第六次ASEAN首脳会議(プノンペン会合)にて、朱鎔基首相はASEAN加盟10ヶ国の首脳と共にACFTAの調印式に臨みました。ACFTAはアジア地域での自由貿易圏の拡大を目的とし、域内貿易の拡大や経済統合の深化を目指す歴史的な枠組みです。調印後、段階的な関税撤廃とサービス貿易の自由化が進められ、2005年に正式発効しました。この協定は域内の投資環境改善や貿易コストの削減に寄与し、中国と東南アジアの経済関係を一層強固なものにしました。
2002年 中国 国務院総理 朱鎔基 プノンペン 首脳会談 ASEAN 中国ASEAN自由貿易協定
2009年

トヨタF1チームが2009年のF1世界選手権限りで撤退することを発表した。

2009年11月4日、トヨタF1チームが2009年末をもってF1世界選手権から撤退すると発表しました。
トヨタF1チームは2002年にF1参戦を開始し、莫大な資金を投じてチーム体制を整備してきましたが、世界的な経済危機やコスト削減の影響により撤退を決定しました。発表当時、チーム関係者やドライバーからは惜しむ声が上がり、モータースポーツ界に大きな衝撃を与えました。撤退後、トヨタ社内では技術開発部門がフォーミュラカーのノウハウを生かした他分野への応用を模索しました。この決定はF1のチーム構造にも影響を及ぼし、コストキャップ導入などの議論を促しました。
2009年 トヨタF1チーム 2009年のF1世界選手権