1948年
京都市内でジフテリア予防接種を受けた者が次々と発熱する医療事故が発生。1949年1月15日までに死者68人を記録。最終的に84名が亡くなった。
1948年、京都市でジフテリア予防接種による医療事故が発生し、多数の死者を出した。
1948年11月4日、京都市内の複数医療機関で野外ジフテリア予防接種を受けた患者が相次いで高熱を発症する事故が発生しました。
調査の結果、使用されたワクチンに毒性を持つロットが混入していたことが判明し、1949年1月15日までに68人が死亡、最終的に84人の命が失われました。
この事件は戦後日本で最大級の医療事故とされ、国民のワクチンに対する不信感を招きました。
事故後、ワクチン製造工程や品質管理体制が厳格化され、国の予防接種制度にも大きな改革がもたらされました。
医療安全の重要性を社会に改めて認識させた痛ましい教訓として記憶されています。
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