11月02日の命日 - 政治家・指導者

寛仁5年10月20日

藤原道綱

(955 - 1020)

平安時代の公卿

平安時代の公卿。藤原北家の出身で、朝廷で要職を歴任した公家。優雅な宮廷文化の中で政治と儀式を取り仕切った存在。

955年に生まれ、藤原北家に属する貴族の家系に生まれた。後に右大臣や大納言などを務め、朝廷内で重きをなした。寛仁5年（1020年）10月20日に亡くなり、その優雅な振る舞いと政治手腕は後世に語り継がれた。当時の宮廷文化を彩った人物として知られ、公家文学や儀式にも精通していた。日記文化の発展期に活躍し、宮廷人の生活を象徴する存在だった。

1020年寛仁 10月20日藤原道綱平安時代公卿 955年

1083年

マティルダ・オブ・フランダース

(1031 - 1083)

イングランド王ウィリアム1世の王妃

ノルマンディー公領出身の貴族女子。ウィリアム1世と結婚し、イングランド王妃として崇敬を集めた。

1031年頃にフランドル伯ロベール1世の娘として生まれた。 1049年にノルマンディー公ウィリアムと結婚し、国際的な後援者として活躍。 1066年のノルマン・コンクエストでは夫を支え、教会への献金や修道院建設を促進した。敬虔なカトリック信徒として知られ、修道院や教区に多大な寄進を行った。 1083年に没した後も、慈善活動と文化振興への貢献が評価され続けている。

1083年マティルダ・オブ・フランダースイングランドウィリアム1世 1031年

1285年

ペドロ3世

(1239 - 1285)

アラゴン王

アラゴン王としてイベリア半島の統一を図った君主。シチリア島の王位継承を主張し、地中海政治に影響を与えた。

1239年に生まれ、1276年に父ハイメ1世の後を継いで即位。アラゴン王国とカタルーニャを統治し、海軍力を強化。 1282年のシチリアの晩鐘事件を支援し、シチリア王コンスタンツァと結婚して王位主張。地中海での勢力を拡大し、フランスやナポリと対立した。 1285年に戦役中に没し、その熱意と外交手腕は後世に語り継がれている。

1285年ペドロ3世アラゴン 1239年

1327年

ハイメ2世

(1267 - 1327)

アラゴン王

アラゴン王国の中興を図った君主。商業と文化を奨励し、王国の繁栄を支えた。

1267年に生まれ、1291年に兄ペドロ3世の子として即位。地中海貿易の拡大に力を注ぎ、港湾都市バレンシアやタラゴナを整備。学問と芸術を保護し、学院や図書館の設立を支援した。領土内の法典編纂や税制改革を行い、統治機構を近代化。 1327年に没し、公正かつ活発な統治で知られる王として評価された。

1327年ハイメ2世 1267年

1483年

ヘンリー・スタッフォード

(1454 - 1483)

バッキンガム公

イングランドの有力貴族でバッキンガム公爵。薔薇戦争期に政治・軍事で活躍した。

1454年に裕福な貴族の家系に生まれる。エドワード4世時代には宮廷で重用され、軍事遠征にも参加。リチャード3世の即位に反発し、1483年に反乱を主導。クーデターは失敗し、11月2日に処刑された。その劇的な生涯は後世の文献や演劇で描かれ続けている。

1483年ヘンリー・スタッフォードバッキンガム公 1454年

延宝4年9月26日

本多忠義

(1602 - 1676)

白河藩主

江戸時代の大名、白河藩の初代藩主。徳川幕府の重臣として領地経営に努めた。

1602年に三河国で生まれる。徳川氏の譜代大名として幕府に仕えた。寛永18年（1641年）に白河藩に移され初代藩主となる。城下町の整備や財政改革を行い領内の発展に尽力した。延宝4年（1676年）に没し、家督は子・本多忠平が継いだ。

1676年延宝 9月26日本多忠義白河藩主 1602年

1916年

エリサベタ

(1843 - 1916)

ルーマニア王カロル1世の妃

ルーマニア王カロル1世の妃であり、詩人・作家としても知られている。

1843年にナッサウ＝オットヴィル家の侯爵令嬢として生まれた。 1869年にルーマニア国王カロル1世と結婚し、1866年から1916年まで王妃を務めた。ペンネーム「カルメン・シルヴァ」として詩や小説を執筆し、多くの文学作品を発表。慈善活動にも熱心で、戦時中には療養院や孤児院を支援。音楽や美術のパトロンとしても知られ、文化振興に貢献した。

1916年エリサベタルーマニアカロル1世 1843年

1936年

段祺瑞

(1865 - 1936)

元中華民国北京政府首相

中華民国の政治家・軍人で、北京政府の首相を歴任した。

1865年に安徽省で生まれる。清末から民国初期にかけて袁世凱に仕え、軍政を担当。 1916年から1920年にかけて北京政府の執政（事実上の国家元首）を務めた。安徽派の首領として軍事勢力を背景に政治を主導。国民政府との対立など政治的混乱の中で影響力を保持。 1936年に北京で死去した。

1936年段祺瑞中華民国北京政府 1865年

1958年

松本瀧藏

(1901 - 1958)

政治家、教育者

政治家教育者

日本の政治家・教育者。地域政治と教育事業の両面で活躍した。

1901年に生まれた松本瀧藏は、政治家として地方行政に携わると同時に、教育分野でも大きな足跡を残しました。教育者として学校設立やカリキュラム改革に尽力し、地域の人材育成に貢献しました。政治家としては社会福祉や教育振興を政策の柱に据え、住民の生活向上を図りました。両分野での活動を通じて、多くの人々に影響を与え、信頼を集めました。 1958年11月2日に逝去しました。

1958年松本瀧藏 1901年

1963年

ゴ・ディン・ジエム

(1901 - 1963)

政治家、南ベトナム初代大統領

政治家南ベトナム初代大統領

南ベトナム初代大統領として強権的な統治を行い、冷戦期の東南アジア政治に大きな影響を与えた指導者。

1901年にベトナム中部で生まれたゴ・ディン・ジエムは、1955年に南ベトナムの初代大統領に就任しました。カトリック信者として宗教的少数派を重用し、反共政策を掲げて国を統治しました。一方で強権的な政治手法や汚職体質への批判が高まり、国内外で支持を失います。 1963年11月2日、軍部のクーデターによって失脚し暗殺され、その死は東南アジアの冷戦構図を象徴する事件となりました。戦後ベトナムの歴史を語る上で欠かせない政治家として記憶されています。

1963年ゴ・ディン・ジエム南ベトナム初代大統領 1901年

1966年

荒木貞夫

(1877 - 1966)

元陸軍大臣、文部大臣

元陸軍大臣文部大臣

日本の軍人・政治家として軍国主義を牽引し、戦前期の国家体制構築に深く関わった人物。

1877年生まれの荒木貞夫は、大日本帝国陸軍の将校としてキャリアを積み、1931年から1934年まで陸軍大臣を務めました。 1934年には文部大臣に転じ、国家神道の強化や教育統制を推進。軍部の政治介入を強める立役者の一人として、戦前日本の軍国主義を象徴しました。戦後は公職追放を免れ、政治の表舞台から去りました。 1966年に死去し、その影響力は歴史的に評価が分かれるところです。

1966年荒木貞夫陸軍大臣文部大臣 1877年

1980年

山川菊栄

(1890 - 1980)

婦人問題評論家、初代労働省婦人少年局長

婦人問題評論家初代労働省婦人少年局長

労働省初代婦人少年局長として女性労働問題の改善に尽力した評論家

1890年に生まれる。1920年代より女性労働問題を研究し、評論を発表。戦後1947年、労働省に設置された婦人少年局の初代局長に就任し、男女雇用機会均等や児童福祉制度の整備に尽力。評論家としても出版や講演を通じ、女性の権利向上と社会進出を推進。1980年に死去。

1980年山川菊栄労働省 1890年