ハナキリン (花麒麟)

学名: Euphorbia milii
科名: トウダイグサ科

花言葉

  • 独立
  • 純愛
  • 早くキスして
  • 逆境に耐える

特徴

花色:

説明

ハナキリンは、マダガスカル原産のトウダイグサ科の常緑低木です。茎には鋭い棘があり、草丈は20~100cmほどに成長します。花は小さくて愛らしく、赤、ピンク、白、黄色など多彩な色合いがあります。乾燥に強く、年間を通して花を楽しむことができる育てやすい植物として人気があります。

豆知識

  • 1821年にフランス海軍提督ピエール・ベルナード・ミリウス男爵によってブルボン島で発見され、学名に男爵の名前が使われている
  • 属名のEuphorbiaは古代ギリシャの医師エウポルボスに由来し、「香りのする花」という意味のOsmanthusとは異なる
  • 日本のハナキリンは雄株のみで実をつけないため、挿し木で繁殖される
  • 欧米の園芸店では「Crown of Thorns」という名前で販売され、宗教的な意味合いが強い

利用方法

観賞用
  • 鉢植えとして室内外で栽培
  • 庭植えでの地植え栽培
  • 切り花としての利用
薬用
  • 古代ギリシャでは医師エウポルボスが樹液を薬として利用した歴史がある

注意: 現代では毒性があるため薬用利用は推奨されません。樹液には有毒成分が含まれているため取り扱いに注意が必要です。

食用

食用には適さない

その他
  • 風水における邪気払い
  • 宗教的装飾品として

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 樹液(乳液), 茎, 葉

症状: 樹液に触れると皮膚炎、かぶれ、水ぶくれを引き起こす可能性があります。摂取すると消化器系の障害を起こす危険性があります。

ユリオプスデージー

学名: Euryops pectinatus
科名: キク科

花言葉

  • 夫婦円満
  • 円満な関係
  • 明るい愛
  • 清楚

特徴

花色:

説明

ユリオプスデージーは、南アフリカ原産のキク科の常緑低木です。銀白色の細毛に覆われた葉と茎を持ち、黄色いマーガレットに似た可愛らしい花を咲かせます。10月から5月という長期間にわたって開花し、花の少ない冬季にも鮮やかな黄色い花で庭を彩ります。病害虫に強く、育てやすい植物として人気があります。

豆知識

  • ユリオプス属は南アフリカを中心に約95種が分布している大きな属である
  • 日本で一般的に栽培されているのは主にEuryops pectinatus種である
  • 葉や茎に生える細毛により全体が銀白色に見える独特の外観を持つ
  • 数年経つと主軸の茎が木化して低木の形態になる

利用方法

観賞用
  • 鉢植えとして室内外で栽培
  • 庭植えでの地植え栽培
  • 寄せ植えのアクセント植物として
薬用

注意: 特に薬用利用に関する記録は見つかっていません。

食用

食用に関する情報は確認されていません

その他
  • 切り花として利用
  • ドライフラワーとして加工

毒性

症状: 特に毒性は報告されていません。

ルピナス (葉団扇豆)

学名: Lupinus polyphyllus
科名: マメ科

花言葉

  • 想像力
  • 貪欲
  • 空想
  • 母性愛
  • 多くの仲間
  • 珍奇

特徴

花色:

説明

ルピナスは、南北アメリカと地中海沿岸原産のマメ科の植物です。藤の花を逆さまにしたような美しい花穂を持ち、「ノボリフジ(昇り藤)」とも呼ばれます。花色は赤、ピンク、紫、黄色、白など多彩で、品種によっては60-70cmの高い花穂を形成します。根粒菌との共生により窒素固定を行うため、緑肥作物としても利用されてきました。

豆知識

  • 人類による栽培は6000年前から始まり、古代ギリシャ・ローマ時代から重要な作物だった
  • ラッセル・ルピナスは20世紀にイギリスで品種改良された園芸品種で、現在の観賞用ルピナスの主流
  • 根粒菌との共生により空気中の窒素を固定し、土壌を肥沃にする性質を持つ
  • 地中海沿岸では現在も塩ゆでした豆をビールのつまみとして食べる伝統が続いている

利用方法

観賞用
  • 庭園での地植え栽培
  • 公園や花壇での景観植物
  • 切り花として利用
薬用
  • 古代ヨーロッパでは想像力を高める薬草として利用
  • 気持ちを明るくする効果があると信じられていた

注意: 観賞用のルピナスには毒性があるため、食用や薬用には使用しないでください。

食用
  • 種子(豆)
その他
  • 緑肥作物として土壌改良
  • 窒素固定による土壌肥沃化
  • 石鹸製造原料(古代)

毒性

毒性レベル: 中程度

有毒部位: 種子(豆), 葉, 茎

症状: 観賞用ルピナスには苦味アルカロイドが含まれており、摂取すると苦味を感じ、大量摂取により中毒症状を起こす可能性があります。

キンモクセイ (金木犀)

学名: Osmanthus fragrans var. aurantiacus
科名: モクセイ科

花言葉

  • 謙遜
  • 真実
  • 初恋
  • 陶酔

特徴

花色:

説明

キンモクセイは、中国原産のモクセイ科の常緑小高木です。9月下旬から10月中旬にかけて、強い芳香を持つ橙黄色の小さな花を枝に密生させて咲かせます。花は直径4-5mm程度と小さいですが、その香りは非常に強く、夜間には特に遠くまで届きます。ジンチョウゲ、クチナシと並んで日本の三大芳香木の一つに数えられています。

豆知識

  • 日本のキンモクセイはすべて雄株のクローンで、挿し木で繁殖するため遺伝的に同一
  • 実は「キンモクセイ」と呼ばれる植物には2種類あり、現在一般的なオレンジ色の花を咲かせるものと、元々の黄色い花のウスギモクセイがある
  • 中国の桂林市は「桂」の字が示すようにキンモクセイの名産地で、桂花茶の原料を生産している
  • 花の寿命は短く、開花から2-3日、長くても1週間ほどで散ってしまう

利用方法

観賞用
  • 庭木として植栽
  • 公園や街路樹として
  • 生垣として利用
薬用
  • 花を乾燥させて胃炎、低血圧、不眠症の治療に利用
  • 焼酎に漬けて薬用酒として服用

注意: 民間療法での利用は医師に相談の上で行ってください。

食用
その他
  • 香料として化粧品や石鹸に利用
  • アロマテラピーでのエッセンシャルオイル

毒性

症状: 特に毒性は報告されておらず、食用としても利用されます。