11月01日の出来事 - スポーツ | calendar.web-standard.org

1938年

アメリカ合衆国の人気競走馬シービスケット対ウォーアドミラルのマッチレースが行われる。

アメリカ競馬界を代表する名馬、シービスケットとウォーアドミラルが対戦した伝説の一戦。

1938年11月1日、メリーランド州ピムリコ競馬場でシービスケット対ウォーアドミラルのマッチレースが開催された。当時、ウォーアドミラルはアメリカ三冠馬として無敗を誇っており、シービスケットは人気よりも期待値が低かった。しかしレースではシービスケットが圧巻の追い込みを見せ、敗れじと競り合いを制した。この劇的な勝利は大恐慌下のアメリカ国民に希望と勇気を与え、『逆転の名馬』として伝説化された。後に映画や書籍で多く取り上げられ、そのドラマは競馬界を超えて広く知られることとなった。

1938年シービスケットウォーアドミラルマッチレース

1946年

京都・大阪で第1回国民体育大会秋季大会が開幕。

京都・大阪で第1回国民体育大会秋季大会が開催されました。

戦後初の全国規模の総合スポーツ大会として、第1回国民体育大会秋季大会が京都・大阪で開幕しました。日本全国の都道府県代表選手が参加し、陸上競技や水泳、球技など多種目で熱戦が繰り広げられました。本大会は地域振興と国民の健康増進を目的に開催され、復興期のスポーツ文化再興に寄与しました。大会を通じて若手アスリートの発掘やスポーツ施設の整備が進み、戦後スポーツ界の基盤が築かれました。

1946年第1回国民体育大会

1959年

アイスホッケー試合中に顔面を負傷したゴールテンダー、ジャック・プランテがマスクを装着して試合を続行。ホッケーマスクの始まり。

1959年11月1日、ゴールテンダーのジャック・プランテがアイスホッケーで初めてマスクを着用して試合を続行し、ホッケーマスクの起源となりました。

ホッケーマスクは1959年11月1日、モントリオール・カナディアンズ所属のジャック・プランテが顔面を負傷した際に着用したことに始まります。それまでゴールテンダーは素顔でプレーしており、顔面への危険が常態化していました。プランテが手作りの樹脂製マスクを装着したことで防護性能が大幅に向上し、その後多くの選手に採用されました。ホッケーマスクは選手の安全性を飛躍的に高めるとともに、デザイン面でも多彩な表現が可能となりました。現在ではアイスホッケーに欠かせない装具として定着しています。

アイスホッケーゴールテンダージャック・プランテ英語版

1973年

読売ジャイアンツが日本シリーズで南海ホークスを破り、史上初の9年連続日本一を達成。

読売ジャイアンツが日本シリーズで南海ホークスを破り、史上初の9年連続日本一を達成しました。

1973年11月1日、読売ジャイアンツは日本シリーズ第6戦で南海ホークスに勝利し、4勝2敗でシリーズを制しました。これにより、1955年から続くチームの連続日本一記録を9年まで伸ばし、プロ野球界に新たな金字塔を打ち立てました。磨き抜かれた投手陣と強力打線がかみ合い、長期にわたりリーグを席巻した強さを象徴する瞬間でした。この記録は今なお破られておらず、プロ野球史に残る偉業として語り継がれています。ファンやメディアに大きな感動を与え、巨人軍の黄金時代の最高潮を示しました。

読売ジャイアンツ日本シリーズ南海ホークス 9年連続日本一

1987年

10年間開催が休止されていたF1日本グランプリが開催場所を鈴鹿サーキットに移して復活。

F1日本グランプリが鈴鹿サーキットに場所を移し、10年ぶりに復活しました。

1987年11月1日、1987年のF1日本グランプリが10年の休止を経て鈴鹿サーキットで開催されました。前回1977年以来の開催復活となり、日本でのモータースポーツ人気が再燃しました。鈴鹿サーキットはテクニカルなコースレイアウトで世界的に高い評価を受けており、ドライバーからも好評でした。この復活は日本の自動車産業との結びつきを強め、F1プロモーションの重要な一歩となりました。熱狂的なファンの声援とともに、日本のレース文化のさらなる発展を促しました。

1987年 F1日本グランプリ鈴鹿サーキット

2005年

元F1ドライバー鈴木亜久里が、2006年からスーパーアグリF1チームとして参戦する予定であることを発表した。

2005年11月1日に鈴木亜久里がスーパーアグリF1チーム参戦を発表しました。

元F1ドライバーの鈴木亜久里は2005年11月1日、2006年シーズンからスーパーアグリF1チームとしてF1世界選手権に参戦する計画を発表しました。アグリF1は日本初の独立系F1チームとして注目を集めました。チームの設立には日本の自動車文化振興や若手ドライバー育成が掲げられました。資金調達や技術パートナーの獲得など、多くの課題を乗り越えて本格参戦を目指しました。結果的に2006年から2年間にわたりF1に挑戦し、日本のモータースポーツ界に新たな歴史を刻みました。

2005年 F1 鈴木亜久里 2006年スーパーアグリF1チーム

2007年

中日ドラゴンズが53年ぶりの日本一を達成。この試合で山井大介と岩瀬仁紀の継投による完全試合となる（2007年日本シリーズ完全試合リレー）。

中日ドラゴンズが53年ぶりに日本一を達成し、継投による完全試合が実現しました。

2007年11月1日、プロ野球日本シリーズ第5戦で中日ドラゴンズが北海道日本ハムファイターズを破り、53年ぶりの日本一に輝きました。この試合では先発の山井大介からリリーフの岩瀬仁紀への継投リレーが功を奏し、史上初のリレー完全試合を達成しました。山井は6回まで無安打無失点の快投を見せ、岩瀬は7回から9回を締めくくり、相手打線を完璧に封じました。日本シリーズでの完全試合はプロ野球史上初の快挙となり、ファンのみならず野球界全体を驚かせました。この伝説的な試合は「2007年日本シリーズ完全試合リレー」として語り継がれています。

中日ドラゴンズ山井大介岩瀬仁紀完全試合 2007年日本シリーズ完全試合リレー

2009年

アラブ首長国連邦のアブダビでF1レースのアブダビグランプリが初開催。

アブダビで初めてF1レースのアブダビグランプリが開催されました。

2009年11月1日、アラブ首長国連邦アブダビのヤス・マリーナ・サーキットでF1世界選手権のアブダビグランプリが初開催されました。ナイトレースとして行われ、照明に照らされたコースと湾岸の夜景が印象的でした。決勝ではルイス・ハミルトンが優勝し、新設サーキットの成功を印象づけました。この開催により中東地域でのモータースポーツ人気がさらに高まりました。以降、アブダビグランプリはF1カレンダーの重要なラウンドとして定着しています。

アラブ首長国連邦アブダビ F1レースアブダビグランプリ