11月01日

出来事 - 経済・産業

1942年

日本工業新聞など西日本（愛知県以西）の産業経済紙数社が合同して産業経済新聞（現・産経新聞）が発刊。

西日本の産業経済紙数社が合同し、産業経済新聞（現・産経新聞）が創刊された。
1942年11月1日、日本工業新聞など西日本地域の産業経済紙数社が合併した。 新たに発刊された『産業経済新聞』は、商工業界や地方経済に関する情報を中心に報道した。 戦時下の情報統制下での折衷的メディア統合であり、発行部数や配布網を強化する狙いがあった。 戦後に『産経新聞』と改称し、現在まで続く全国紙の礎を築いた。 創刊当初から経済面の充実に注力し、企業や市場動向の解説記事が特徴となった。
1942年 日本工業新聞 西日本 愛知県 産経新聞
1963年

従来の聖徳太子の肖像から伊藤博文にデザインを変更した新千円札（C号券）を発行。

伊藤博文肖像を採用した新千円札C号券が発行開始。
1963年11月1日、日本銀行は新千円紙幣（C号券）の発行を開始しました。従来の聖徳太子肖像から初めて伊藤博文の肖像に刷新し、デザインを大きく一新。偽造防止技術も強化され、新たなホログラムや繊維が導入されました。C号券は日本の経済近代化を象徴する紙幣として長期間流通し、市民の記憶に刻まれています。
聖徳太子 伊藤博文 千円札
1967年

東急百貨店本店（渋谷区道玄坂）開店。

渋谷・道玄坂に東急百貨店本店が開業。
1967年11月1日、東京・渋谷区道玄坂に東急百貨店本店がオープンしました。地下から地上階まで多彩なテナントが入居し、ファッションから飲食まで幅広い商品を提供。若者文化の発信地としても注目を集め、渋谷の商業活性化を牽引しました。オープン初日から多くの来店客が訪れ、地域のランドマークとして定着しています。
1967年 東急百貨店本店 渋谷区 道玄坂
1969年

日本銀行券C号500円(岩倉新500円)が発行。

岩倉具視肖像の500円紙幣C号券が発行開始。
1969年11月1日、日本銀行は岩倉具視の肖像をあしらった500円紙幣（C号券）を発行しました。従来券からデザインを刷新し、偽造防止技術を強化。裏面には伝統的な文様を配し、近代的な意匠と和の美が融合されています。発行当初から国内各地で流通し、1994年まで長期間使用されました。日本の貨幣デザイン史において重要な紙幣と評価されています。
1969年
1973年

第一次オイルショック: トイレットペーパー騒動が発生。

第一次オイルショックの影響で、日本全国でトイレットペーパーの買い占め騒動が起こりました。
1973年の第一次オイルショックによる燃料不足の不安が広がる中、トイレットペーパーの買い占めが始まりました。 デマ情報や買い占め行動が報道され、全国の店舗で棚から徐々に商品が消えました。 一時的に品薄状態となり、社会的不安やパニックが顕在化しました。 政府や小売業者は冷静な購買を呼びかけ、在庫の補充や流通の正常化に努めました。 この騒動は消費者心理と情報伝達のリスクを浮き彫りにしました。
1973年 第一次オイルショック トイレットペーパー騒動
1973年

日本科学技術振興財団のテレビ事業本部を引き継ぐ形で、東京12チャンネル（現在のテレビ東京）が発足。

テレビ東京の前身となる東京12チャンネルが発足し、日本の放送業界に新たな事業者が加わりました。
1973年11月1日、日本科学技術振興財団のテレビ事業本部を母体に東京12チャンネルが開局しました。 主に教育・文化番組などを中心に放送を開始し、後にテレビ東京へと発展していきます。 新局の誕生は、地方局を含むテレビネットワークの多様化に寄与しました。 その後、独自番組の制作やネットワーク拡充により、現在の地位を築く基盤となりました。 地方視聴者への情報提供や地域番組の充実など、放送事業の新機軸を示しました。
日本科学技術振興財団 テレビ東京
1984年

日本の新紙幣（D号券）が発行開始。一万円札は福沢諭吉、五千円札は新渡戸稲造、千円札は夏目漱石の肖像。

新紙幣（D号券）の発行が開始され、福沢諭吉・新渡戸稲造・夏目漱石の肖像が採用されました。
1984年11月1日、日本銀行がD号券と呼ばれる新しい紙幣の発行を開始しました。 1万円札には福沢諭吉、5千円札には新渡戸稲造、千円札には夏目漱石の肖像がそれぞれ採用されました。 偽造防止技術の強化やデザイン刷新が図られ、流通の安全性と信頼性が向上しました。 新紙幣への切り替えは段階的に行われ、一般市民や金融機関での理解と準備が進められました。 文化人の肖像採用は、教育や文学の重要性を世代に伝える意義もありました。
1984年 紙幣 D号券 一万円札 福沢諭吉 五千円札 新渡戸稲造 千円札 夏目漱石
1995年

食糧管理法廃止。米の生産・流通・販売が自由化。

1995年11月1日に食糧管理法が廃止され、米の生産・流通・販売が自由化されました。
食糧管理法は1952年に制定され、米の生産量や流通経路を国が管理する仕組みでした。本法の廃止に伴い、農家は自由に米の生産量を決定できるようになりました。流通や販売も市場の需要に応じた価格設定が可能となり競争が促進されました。消費者は多様な銘柄や価格帯の米を選べるようになりました。一方で農業経営の効率化や低コスト化が農家に求められるようになりました。日本の農業政策に大きな転換をもたらした画期的な改革です。
1995年 食糧管理法
2004年

日本の新紙幣（E号券）が発行開始。一万円札はD号券に引き続き福沢諭吉、五千円札は樋口一葉、千円札は野口英世の肖像。

2004年11月1日に新シリーズE号券の紙幣が発行開始されました。
2004年11月1日、日本銀行はE号券と呼ばれる新しい紙幣シリーズを発行開始しました。一万円札は従来と同じ福沢諭吉、五千円札は樋口一葉、千円札は野口英世の肖像が採用されました。偽造防止技術としてホログラムや特殊インク、凹版印刷が強化されています。デザインは各人物の肖像画や背景模様が刷新され、安全性と美術性を両立させました。流通開始後は徐々に旧券が廃止され、現在では主流の紙幣シリーズとなっています。
2004年 E号券 一万円札 五千円札 樋口一葉 千円札 野口英世
2009年

世界金融危機: アメリカのCITグループが連邦倒産法第11章の適用を申請して破綻。

世界金融危機でアメリカのCITグループが連邦倒産法第11章の適用を申請し破綻しました。
2009年11月1日、世界金融危機の影響下でアメリカの金融サービス企業CITグループが連邦倒産法第11章（チャプター11）を申請し、事実上の破綻に至りました。 CITグループは長期貸付やリースファイナンスを手掛ける大手企業で、資金繰りの悪化が深刻化していました。 破綻申請により、債権者との再建交渉が開始され、事業継続を目指すプロセスが進展しました。 この出来事は金融危機の深刻さを象徴し、他の金融機関や企業にも大きな波紋を広げました。 再建後もCITは事業再生を図りつつ、市場変動に対応し続けています。
2009年 世界金融危機 CITグループ 連邦倒産法第11章
2021年

日本で3代目となる500円硬貨（バイカラークラッド貨幣）が発行開始。素材のバイメタル技術に、縁の異形斜めギザ、表面の一部に微細文字を施し、偽造抵抗力をより強化した。

2021年11月1日に三代目となるバイカラークラッド構造の500円硬貨が発行され、偽造防止機能を大幅に強化しました。
2021年11月1日、三代目となる500円硬貨が発行されました。この硬貨はバイメタル構造を採用し、異形の斜めギザ付き縁と微細文字を施すことで偽造抵抗力を高めています。中央部と外周の金属組成を変えるバイカラークラッド技術は、精巧な硬貨製造を実現する先進的な手法です。従来の硬貨よりも複雑なデザインと高度な製造工程を組み合わせ、偽造防止を飛躍的に向上させました。また視覚的にも識別しやすく、日常の取引での利便性も向上しています。政府は今後も硬貨の安全性と信頼性を確保するため、技術開発を継続するとしています。
2021年 500円硬貨 バイカラー クラッド貨幣