10月31日

出来事 - 文化・芸術

1941年

ガットスン・ボーグラムによるラシュモア山の4つの大統領像が完成。

ラシュモア山にガットスン・ボーグラム作の4人のアメリカ大統領像が完成しました。
ガットスン・ボーグラムはラシュモア山大統領記念碑の構想と制作を指揮しました。ワシントン、ジェファソン、リンカーン、ルーズベルトの4名が花崗岩の山肌に彫られています。制作には1927年から数万人の労働者が関わりました。完成はアメリカの歴史と文化の象徴として注目されました。以来、国立記念碑として観光名所になり多くの人々が訪れる場所となっています。
1941年 ガットスン・ボーグラム ラシュモア山
1992年

ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が、ガリレオ・ガリレイに対する裁判の誤りを認め、破門を解く。ガリレオの死後350年目。

1992年10月31日、教皇ヨハネ・パウロ2世がガリレオ・ガリレイの裁判誤りを公式に認め、破門を解除した。
1633年にガリレオは地動説を支持したことで異端審問を受け、有罪を宣告されていた。 この謝罪はガリレオの没後350年目に当たり、ローマ教皇庁による歴史的和解として評価される。 科学と信仰の関係を再考させる契機となり、近代科学史のひとつの区切りとされる。 教皇庁による現代における科学への姿勢転換の象徴として意義深い。 その後、ガリレオの業績は改めて称賛され、科学研究の自由が尊重される風土醸成に寄与した。
1992年 ヨハネ・パウロ2世 ガリレオ・ガリレイ 破門
2001年

神奈川県湯河原町に「西村京太郎記念館」が開館。

推理作家西村京太郎の業績を紹介する記念館が神奈川県湯河原町に開館した。
2001年10月31日、ミステリー作家西村京太郎の生誕や創作活動を紹介する「西村京太郎記念館」が神奈川県湯河原町にオープンした。館内には原稿や使用したペン、作品の舞台を再現したジオラマなど多数の資料が展示されており、ファンのみならず文学愛好者にも人気を博している。西村京太郎は1960年代から鉄道ミステリーを牽引し、日本の推理小説界に大きな影響を与えた作家として知られる。本記念館は地域活性化の拠点ともなっており、湯河原町の文化観光振興にも寄与している。
2001年 神奈川県 湯河原町 西村京太郎記念館
2019年

首里城で火災が発生。正殿、北殿、南殿など7棟の建屋が焼失。

2019年10月31日、沖縄県那覇市の世界遺産・首里城で大規模な火災が発生し、正殿など7棟が焼失した。
首里城は琉球王国の歴史を今に伝える文化遺産であり、観光拠点として国内外から多くの来訪者を集めていました。 火災は深夜に出火し、消防車が駆けつけたものの、木造建築のため火の回りが早く、7棟が全焼。 原因は調査中とされますが、電気系統のトラブルが疑われています。 消失した文化財の復元には長期間と巨額の費用が見込まれ、地域経済や観光業への影響が懸念されました。 その後、再建に向けたクラウドファンディングや寄付活動が全国で展開され、多くの支援が集まりました。
2019年 首里城