1961年

ソ連がノヴァヤゼムリャ上空で、史上最大の水爆実験(ツァーリ・ボンバ)を実施。

ソ連が世界最大の水爆『ツァーリ・ボンバ』の実験に成功しました。
1961年10月30日、ソビエト連邦はノヴァヤゼムリャ地域でツァーリ・ボンバの空中爆発実験を実施しました。爆発威力は約50メガトンとされ、従来の核兵器をはるかに上回る規模でした。衝撃波は地球を数周したとも伝えられ、その光と熱は数百キロ先からも観測されました。この実験は核兵器開発競争の極致として国際社会に大きな衝撃を与えました。後の核軍縮交渉や部分的核実験禁止条約締結のきっかけの一つとなりました。
1961年 ソ連 ノヴァヤゼムリャ 水爆 実験 ツァーリ・ボンバ
1987年

NECホームエレクトロニクスが家庭用ゲーム機・PCエンジンを発売。

NECホームエレクトロニクスが家庭用ゲーム機『PCエンジン』を発売。 コンパクトながら高性能で大ヒットを記録しました。
1987年10月30日、NECホームエレクトロニクスからPCエンジンが発売。 当時としては小型の筐体に高性能GPUを搭載し、16ビット機並みのグラフィックを実現。 HuCard形式のROMカードを採用し、ソフトの持ち運びや取り扱いが容易。 発売初週で約30万台を販売し国内外で大ヒット。 後のPCエンジンGTやPCエンジンDUOなど多彩な派生機種を生み出し、根強いファン層を確立しました。
1987年 NECホームエレクトロニクス 家庭用ゲーム機 PCエンジン
2000年

最後のMulticsマシンが停止される。

歴史的OS『Multics』の最後の稼働マシンが停止。 コンピューティング黎明期の章が閉じられました。
Multicsは1960年代にMITを中心に開発された革新的なタイムシェアリングOS。 高度なセキュリティ設計やファイルシステム構造は後のUNIXや現代OSに影響を与えました。 期間約40年にわたり稼働し続けた最後の実機が2000年10月30日に停止。 これによりMulticsの直接的な運用は終了しましたが、設計思想は研究コミュニティで語り継がれています。 レトロコンピューティング愛好家の間で高い評価を受けています。
Multics
2018年

ケプラー宇宙望遠鏡が燃料枯渇のため運用を終了。

2018年、ケプラー宇宙望遠鏡が燃料切れにより運用を終了し、11年にわたる観測任務に幕を下ろす。
NASAのケプラー宇宙望遠鏡は2009年に打ち上げられ、太陽系外惑星の探索を専門に行っていた。 これまでに2,600以上の惑星候補を検出し、地球に似た系外惑星の存在を示す重要な成果を残した。 しかし2018年10月30日、燃料が枯渇したためミッションを正式に終了。 観測データの解析は継続され、新たな惑星発見や天文学の進歩に貢献している。 その功績は次世代望遠鏡プロジェクトへと引き継がれている。
ケプラー宇宙望遠鏡