10月30日の命日 - 政治家・指導者

1611年

カール9世

(1550 - 1611)

ヴァーサ王朝スウェーデン国王

ヴァーサ王朝出身のスウェーデン国王（在位: 1604-1611）。弟としての地位から王位を得た政治家。

1550年に生まれ、ヨハン3世王の弟として育つ。 1604年に兄ヤーコプ3世から王位を奪取し、スウェーデン王カール9世として即位。ポーランド・リトアニア連合との戦争で領土を拡大し、プロテスタント勢力の盟主となる。国内の中央集権化を推進し、財政改革に取り組んだ。 1611年10月30日に没し、その後のヴァーサ朝の基盤を築いた。

1611年カール9世ヴァーサ王朝 1550年

承応3年9月20日

後光明天皇

(1633 - 1654)

第110代天皇

江戸時代初期の第110代天皇（在位: 1643-1654）。幼少期から即位し、若くして崩御した。

1633年5月16日に生まれる。 1643年6月17日、前任の明正天皇の退位により12歳で即位。幕府との関係は比較的良好で、儀礼や公的行事を通じて宮廷文化を維持した。在位中、京都の復興や天皇制の儀礼規範の整備に努めた。 1654年9月20日に崩御し、享年22。伝統を継承した若き天皇として知られる。

1654年承応 9月20日後光明天皇天皇 1633年

寛文4年9月12日

南部重直

(1606 - 1664)

第2代盛岡藩主

盛岡藩の第2代藩主で、藩政改革を推進した南部氏の大名。

1606年に盛岡藩主南部利直の四男として生まれる。 1632年、兄の死去により第2代藩主として跡を継ぎ、藩政を担当。検地や年貢制度の見直しを行い、農業生産力の向上に寄与。城下町の整備や物流ネットワークの構築にも関与し、地域経済を活性化させた。 1664年9月12日に亡くなり、藩政基盤の強化に貢献した人物として評価される。

1664年寛文 9月12日南部重直盛岡藩主 1606年

1732年

ヴィットーリオ・アメデーオ2世

(1666 - 1732)

サルデーニャ王

サヴォイア公出身のサルデーニャ王（在位: 1713-1730）。欧州の勢力均衡に影響を与えた政治家。

1666年にトリノで生まれる。 1675年にサヴォイア公ヴィットーリオ・アメデーオ2世として即位。スペイン継承戦争ではフランス・オーストリアと立場を変えつつ巧みに領土を拡大。 1713年ウィーン条約でシチリア王位を獲得し、後にサルデーニャ王に転身。行政・軍制改革を進め、サルデーニャ王国の基礎を築いた。 1730年に退位し、翌1732年に没した。

1732年ヴィットーリオ・アメデーオ2世サルデーニャ王 1666年

寛政8年9月30日

牧野貞長

(1733 - 1796)

江戸幕府老中、京都所司代、笠間藩主

江戸幕府老中京都所司代笠間藩主

江戸幕府の老中・京都所司代を務めた大名。笠間藩主として藩政にも尽力した。

1733年に生まれ、牧野氏笠間藩の家督を継ぐ。京都所司代として朝廷と幕府の橋渡し役を担い、朝廷儀礼に従事。老中として幕政に参加し、財政改革や治安維持政策を推進。笠間藩では領内の産業振興や教育制度の整備に取り組んだ。 1796年9月30日に死去し、幕府・藩政双方に貢献した人物として知られる。

1796年 9月30日牧野貞長江戸幕府老中京都所司代笠間藩主 1733年

1816年

フリードリヒ1世

(1754 - 1816)

ヴュルテンベルク王

ヴュルテンベルク王国初代国王。ナポレオン戦争期に王位に就き、近代化改革を推進。

1754年に生まれ、1797年にヴュルテンベルク公爵となった。1806年には神聖ローマ帝国崩壊後にナポレオンから王位を認められ、初代ヴュルテンベルク王となる。国内の行政改革や司法制度の整備、教育の振興に努めた。農業改良や道路整備を進めて領内の近代化を図った。1813年にはプロイセンなどと連合してナポレオン側から離反した。1816年に没し、近代国家への転換を導いた功績が評価されている。

1816年フリードリヒ1世ヴュルテンベルク王 1754年

1912年

ジェームズ・S・シャーマン

(1855 - 1912)

第27代アメリカ合衆国副大統領

第27代アメリカ合衆国副大統領。タフト政権で副大統領を務めた。

1855年にニューヨーク州ユーティカで生まれ、ハミルトン大学を卒業後弁護士となる。共和党の有力政治家として1890年代から下院議員を務め、1908年に副大統領候補として選出される。1909年から1912年までウィリアム・タフト大統領の下で副大統領職を担い、議会運営や外交にも関与した。任期中の健康悪化により1912年10月30日に死去し、在任中に亡くなった数少ない副大統領の一人となった。

1912年ジェームズ・S・シャーマンアメリカ合衆国副大統領 1855年

1923年

アンドルー・ボナー・ロー

(1858 - 1923)

イギリス首相

イギリスの政治家。1922年から1923年まで首相を務めた。

1858年にカナダで生まれ、幼少期にスコットランドへ移住。その後イングランドで法律を学び政治の道へ進む。1902年から海軍大臣、1911年から財務大臣などを歴任し、1922年に保守党党首に選出される。同年10月に首相に就任し、議会改革や財政再建を目指したが、健康上の理由で1923年5月に辞任。退任後まもなく病に倒れ、1923年10月30日に亡くなった。

1923年アンドルー・ボナー・ローイギリス首相 1858年

1928年

ロバート・ランシング

(1864 - 1928)

アメリカ合衆国国務長官

アメリカ合衆国国務長官として第一次世界大戦後の外交に尽力した政治家。

1864年にニューヨーク州で生まれ、ハーバード大学法科大学院を卒業。 1909年に国務省に入省し、1915年から1920年まで第42代国務長官を務めた。第一次世界大戦後のパリ講和会議で和平条件の策定に深く関与。ウッドロウ・ウィルソン大統領と見解を異にして辞任した後も外交顧問として活躍。政治倫理と国家利益を重視する姿勢が評価される。

1928年ロバート・ランシングアメリカ合衆国国務長官 1864年

1945年

堀口九萬一

(1865 - 1945)

外交官、随筆家

外交官随筆家

外交官として国際交渉に携わり、随筆家として文化交流を促進した知識人。

1865年に生まれ、東京帝国大学法科大学を卒業後、外務省に入省。欧米各国の公使館で勤務し、国際舞台での外交交渉を多数経験。随筆家としても『随筆集』などを発表し、文化的視点から世界を紹介。明治・大正期の文壇で軽快な文体と深い洞察で人気を博す。退官後は文学活動に専念し、多方面で功績を残した。

1945年堀口九萬一外交官随筆家 1865年

1961年

ルイージ・エイナウディ

(1874 - 1961)

政治家、第2代イタリア大統領

政治家第2代イタリア大統領

イタリア共和国初期に大統領を務め、経済学者としても名を馳せた政治家。

1874年にイタリアで生まれ、トリノ大学で経済学を学ぶ。 1930年代には反ファシズム運動に参加し、戦後の政治に影響を与えた。 1948年に第2代イタリア共和国大統領に就任し、財政再建と社会統合を推進。知識人としての見識を生かし、穏健保守派の立場から政局を安定させた。学者・政治家として戦後イタリアの発展に大きく貢献。

1961年ルイージ・エイナウディイタリア大統領 1874年

1995年

上杉隆憲

(1917 - 1995)

米沢上杉家16代目当主、元東京都児童会館長

米沢上杉家16代目当主元東京都児童会館長

米沢上杉家16代目当主として家督を継ぎ、文化・教育振興に尽力した人物。

上杉隆憲（1917年 - 1995年）は日本の旧大名家・米沢上杉家の16代目当主。戦後は伝統文化の継承と地域振興に取り組み、上杉家の歴史資料の保存や公開に努めた。東京都児童会館長として子どもたちの文化教育普及にも寄与し、生涯を通じて社会貢献活動を行った。また、各種講演会やシンポジウムにも参加し、地域社会と歴史の架け橋となった。没後も上杉家の資料館は彼の遺志を継ぎ、多くの人々に親しまれている。

上杉隆憲米沢上杉家東京都児童会館 1917年