アングレカム
花言葉
- 清純
- 祈り
- いつまでもあなたと一緒
特徴
説明
アングレカムはマダガスカル島を中心とした熱帯アフリカ原産のラン科の着生ランで、現在約200種が確認されています。代表種のアングレカム・セスキペダレは大型種で、茎の高さは1mに達し、花は直径15cmにもなります。最も特徴的なのは35cmにも達する非常に長い距で、この距の奥の蜜腺に届くため世界一長い舌を持つキサントパンスズメガによって受粉されます。花は純白で星形をしており、夜になると強い香りを放ちます。ダーウィンがこの花の長い距から送粉者の存在を予測したことで「ダーウィンの蘭」とも呼ばれています。
豆知識
- ダーウィンが1862年に長い距を見て送粉者の存在を予測し、20年後に実際にキサントパンスズメガが発見された
- 世界で最も長い距を持つ花の一つで、その長さは35cmにも達する
- 夜咲性で、夜になると強い香りを放って送粉者を引き寄せる
- アングレカムという名前はマレー語で「着生ラン」を意味する
利用方法
観賞用
- 温室での観賞用栽培
- 蘭展での展示用として重宝
- 高級フラワーアレンジメントの素材
薬用
- マダガスカルの伝統医学で利用
- 鎮痛効果があるとされる民間療法
注意: 科学的根拠は不十分で、薬用目的での使用は専門家に相談が必要です。
食用
食用には適さない
その他
- 香水の香料として利用
- 植物学研究の重要な材料
毒性
症状: 特に毒性は報告されていない