1703年

ジョン・ウォリス

(1616 - 1703)

数学者

数学者
イギリスの数学者。無限級数の研究や積分学の基礎を築き、円周率に関する無限積の公式で知られる。
1616年にイングランドのアシュフォードに生まれた。オックスフォード大学でサヴィリアン数学教授を務め、幾何学や解析学を研究した。著作『Arithmetica Infinitorum』で無限級数の理論を体系化し、円周率πに関する無限積の公式を発見した。無限を示す記号「∞」を初めて用いた人物としても知られる。暗号解析で議会軍を支援するなど、数学を実用分野にも応用した。
1703年 ジョン・ウォリス 1616年
1792年

ジョン・スミートン

(1792 - 1792)

土木工学者

土木工学者
イギリスの土木工学者。エディストーン灯台の設計と建設で近代土木工学を確立した。
18世紀に活躍した土木工学の先駆者である。潮流と波の研究を基に強固な灯台設計を行い、エディストーン灯台の建設に成功した。水車や粉ミルの改良にも取り組み、実験と観察を重視した手法で技術革新を推進。ロンドン・ミキシング会社の会員として、公共建築や橋梁の設計にも携わった。『土木工学者』という職称を最初に用いたとされ、専門職の地位向上に貢献した。
1792年 ジョン・スミートン 1792年
1841年

ヨアン・オーガスト・アルフェドソン

(1792 - 1841)

化学者、リチウム発見者

化学者 リチウム発見者
スウェーデンの化学者でリチウムを発見した先駆者。元素化学の発展に貢献。
ヨアン・オーガスト・アルフェドソン(1792-1841)は、スウェーデンの化学者。 1821年に鉱石試料の分析中に新元素リチウムを発見し、後の元素周期表研究に大きな影響を与えた。 ウプサラ大学でヨハン・ベルセリウスの下で研究を行い、精密分析技術を駆使して独自の発見を成し遂げた。 リチウムの性質と分離法を初めて確立し、アルカリ金属化学の基礎を築いた。 その業績は電池素材など現代技術にもつながる重要な成果と評価されている。
1841年 ヨアン・オーガスト・アルフェドソン リチウム 1792年
1880年

エドゥアール・セガン

(1812 - 1880)

医師、教育者

医師 教育者
フランスの医師・教育者。知的障害者教育の先駆者として知られる。
エドゥアール・セガン(1812-1880)は、フランス出身の医師で教育改革者。 モルヒネなどの治療を超え、知的障害を持つ子どもの教育法を体系化し、療育医学の礎を築いた。 アメリカに渡って学校を設立し、科学的手法に基づく感覚訓練と運動療法を導入。 教育と医療を統合した独自のプログラムは世界中に広がり、現在の特別支援教育の原点とされる。 専門書や論文を多数執筆し、教育学と医学の両面で多大な影響を与えた。
1880年 エドゥアール・セガン 1812年
1890年

アレクサンダー・ジョン・エリス

(1814 - 1890)

数学者、音声学者、文献学者、音響学者

数学者 音声学者 文献学者 音響学者
イギリスの数学者・音声学者・文献学者。音声記号の研究で言語学に貢献した。
アレクサンダー・ジョン・エリス(1814-1890)は、多岐にわたる学識を持つイギリスの学者。 数学、音声学、文献学、音響学など広範な分野で研究を行い、特に音声記号の先駆的研究で知られる。 詩史や言語史にも造詣が深く、シェイクスピア研究など文献学の成果も残した。 声の周波数分析と発音研究を組み合わせた独自の方法論は、音響学と音声科学の発展に大きく寄与した。 学際的なアプローチで言語と音声の理解を深め、後世の言語学研究に多大な影響を与えた。
1890年 アレクサンダー・ジョン・エリス 1814年
1899年

オットマール・マーゲンターラー

(1854 - 1899)

発明家

発明家
タイプ設定機械リノタイプの発明で印刷業界に革命をもたらした発明家。
1854年にドイツで生まれ、技術者としての道を歩み始めた。 アメリカに渡りリノタイプ社を設立した。 1884年にリノタイプマシンを開発し、新聞印刷の効率化を実現。 機械的に活字を鋳造する技術は出版業界に革命をもたらした。 特許取得後、世界中で広く普及し印刷標準となった。 1899年に他界し、その功績は現代印刷にも受け継がれている。
1899年 オットマール・マーゲンターラー 発明家 1854年
1900年

フリードリヒ・マックス・ミュラー

(1823 - 1900)

東洋学者

東洋学者
インド古典研究で著名な東洋学者。サンスクリット語の解読と翻訳に貢献した。
1823年にドイツで生まれた。 ケンブリッジ大学でサンスクリット語と東洋思想を研究した。 ヴェーダ文献の翻訳を通じて西洋にインド哲学を紹介した。 オックスフォード大学で教鞭を執り、多くの弟子を育成した。 数多くの著作を残し、東洋学の基礎を築いた。 1900年に没し、その業績は現在も高く評価されている。
1900年 フリードリヒ・マックス・ミュラー 1823年
1957年

エルンスト・グレフェンベルグ

(1881 - 1957)

産婦人科医師、医学者

産婦人科医師 医学者
ドイツ出身の産婦人科医師で、女性の生理学研究に大きな足跡を残した医学者。
1881年にドイツで生まれたエルンスト・グレフェンベルグは、産婦人科領域で革新的な研究を行いました。女性の性感帯に関する研究で知られ、後に「グラフェンベルグ点(Gスポット)」と呼ばれる概念を提唱しました。子宮頸部診断技術や避妊具の開発にも貢献し、産婦人科医療の発展に寄与しました。ナチス政権下でアメリカへ移住し、ニューヨークのマウントサイナイ病院で研究と教育に従事しました。1957年に亡くなるまで、臨床と研究を通じて女性医療の向上に尽力しました。
1957年 エルンスト・グレフェンベルグ 産婦人科 医学者 1881年
1964年

レジナルド・ブライス

(1898 - 1964)

日本文化研究者

日本文化研究者
英国出身の日本文化研究者、レジナルド・ブライスは禅や俳句の普及に貢献しました。
1898年にイギリスで生まれたブライスは、ケンブリッジ大学卒業後、英語教師として来日しました。京都に拠点を置き、松尾芭蕉の俳句や禅の思想を研究し、『日本の心』などの著作で紹介しました。彼の散文化された訳詩や随筆は西洋における俳句ブームの火付け役となりました。また、禅の精神を日常生活に生かす視点を示し、幅広い読者に影響を与えました。1964年に亡くなるまで、日本文化の魅力を世界に伝え続けました。
1964年 レジナルド・ブライス 1898年
1975年

上原専禄

(1899 - 1975)

歴史学者

歴史学者
1975年 上原専禄 歴史学者 1899年
1983年

ポール・スウィングス

(1906 - 1983)

天文学者

天文学者
ベルギー出身の天文学者で、彗星のスペクトル研究を行った研究者。
1906年にベルギーで生まれる。 ルーヴェン・カトリック大学で天文学を学び、特に彗星の分光観測に注力。 肉眼では難しい彗星の成分分析を進め、太陽系研究に貢献した。 研究成果は国際的な学会や論文で発表され、高い評価を得る。 1983年に逝去。天文学分野における先駆的な研究者として知られる。
ポール・スウィングス 天文学者 1906年
1984年

宮田聡

(1900 - 1984)

電気化学者

電気化学者
1984年 宮田聡 1900年