1751年

ドミトリー・ボルトニャンスキー

(1751 - 1825)

作曲家

作曲家
18世紀ロシア帝国で活躍した著名な作曲家。主に聖歌の作曲で名高く、ロシア正教会の音楽に大きな影響を与えた。
1751年にウクライナ系の貴族の家に生まれ、若くして音楽教育を受けた。聖歌隊を指導しながら35曲以上の宗教曲を作曲し、その旋律と和声はロシア正教会の典礼音楽の基盤となった。西洋の調性技法と東方の伝統を融合させた独自のスタイルで、後世の作曲家に大きな影響を与えた。彼の作品は今日も世界中の合唱団で演奏され続けている。
1751年 ドミトリー・ボルトニャンスキー 作曲家 1825年
英祖28年9月22日

正祖

(1752 - 1800)

李氏朝鮮第22代国王

李氏朝鮮第22代国王
朝鮮第22代王として実学を奨励し、国政改革を推進した君主。華城の築城や奨学制度の整備に尽力した。
1752年に李氏朝鮮の王族として誕生し、17歳で即位。宰相人事や法制度の整備を進めて身分制度の緩和を図り、国政の近代化を推し進めた。王立図書館「奎章閣」を設立し、学問振興に努めたほか、華城(現在の水原華城)の築城を主導して防衛力を強化した。父・英祖の悲劇的な死を踏まえ、派閥争いの抑制にも取り組み、1800年に崩御するまで朝鮮社会に大きな足跡を残した。
1752年 英祖 9月22日 正祖 1800年
天保8年9月29日

徳川慶喜

(1837 - 1913)

江戸幕府最後の将軍

江戸幕府最後の将軍
江戸幕府最後の第15代将軍。大政奉還を行い、幕藩体制の終焉と明治維新への道を開いた。
1837年に紀州藩主の家に生まれ、1866年に第15代征夷大将軍に就任。洋式兵制や海軍建設などの幕政改革を試みる中、1867年に大政奉還を決断し政権を朝廷に返上した。翌年の鳥羽・伏見の戦いでは恭順を選択し、国内の戦火を抑えた。明治維新後はしばらく隠居生活を送りながらも政治的助言を行い、その後静岡で穏やかな余生を過ごした。1913年に死去し、その生涯は多くの記録に綴られている。
1837年 天保 9月29日 徳川慶喜 江戸幕府 将軍 1913年
天保10年9月22日

毛利元徳

(1839 - 1896)

第14代長門国長州藩主

第14代長門国長州藩主
幕末から明治初期にかけて長州藩を治めた第14代藩主。藩政改革と西洋技術の導入に取り組んだ。
1839年 9月22日 毛利元徳 長門国 長州藩主 1896年
1844年

モージズ・イジーキエル

(1844 - 1917)

彫刻家

彫刻家
アメリカ出身の彫刻家。南北戦争に従軍した後、ヨーロッパで数多くの記念碑や肖像像を制作した。
1844年にバージニア州リッチモンドで生まれ、南北戦争では連合国側の少年兵として従軍した。戦後はヨーロッパに渡り、ベルリン芸術アカデミーで彫刻を学んだ。ローマを拠点に創作活動を続け、アーリントン国立墓地の南北戦争記念碑や歴史的人物の肖像像を手掛けた。宗教的モチーフや人物像を緻密に表現する技法で高く評価され、1917年にローマで没した。
1844年 モージズ・イジーキエル 彫刻家 1917年
1846年

オーギュスト・エスコフィエ

(1846 - 1935)

料理人、フランス料理の祖

料理人 フランス料理の祖
近代フランス料理の礎を築いた伝説的な料理人。ブリガード・ド・キュイジーヌ制度を考案し、多くの名店を監督した。
1846年にフランス南東部の村で生まれ、若くして料理の世界に足を踏み入れた。セザール・リッツとともにロンドンやパリの一流ホテルで活躍し、1903年に『ル・ギド・キュリネール』を発表して伝統的なフランス料理を体系化した。階層的な厨房組織「ブリガード・ド・キュイジーヌ」を確立し、調理技術の効率化と衛生管理を徹底した。1935年にパリで没し、彼の料理理念は現在も世界中のシェフに受け継がれている。
1846年 オーギュスト・エスコフィエ フランス料理 1935年
嘉永2年9月13日

富松正安

(1849 - 1886)

自由民権運動家

自由民権運動家
明治時代の自由民権運動家。憲法制定と国会開設を求めて演説や出版活動を行った。
1849年 嘉永 9月13日 富松正安 自由民権運動 1886年
嘉永6年9月26日

高木正善

(1853 - 1920)

第13代河内国丹南藩主

第13代河内国丹南藩主
幕末期から明治期にかけて河内国丹南藩を治めた最後の藩主。維新後は華族に列せられた。
1853年 9月26日 高木正善 河内国 丹南藩主 1920年
1854年

ジャン=マリー・ギュイヨー

(1854 - 1888)

哲学者、詩人

哲学者 詩人
フランスの哲学者・詩人。倫理学と美学の研究を通して宗教と道徳の関係を探究した。
1854年にボルドー近郊で生まれ、若くして詩作を始めると同時に哲学研究に傾倒した。『道徳の体系』や『美と芸術の問題』などの著作で、宗教的観念を超えた倫理原理と芸術の本質を論じた。実証主義と感情論を融合させた独自の視点は、のちの実存主義や心理学に影響を与えた。1888年に33歳で没したが、その短い生涯で革新的な思想を残した。
1854年 ジャン=マリー・ギュイヨー 哲学者 詩人 1888年
1860年

フーゴー・プロイス

(1860 - 1925)

法学者

法学者
ドイツの法学者。ワイマール憲法の草案を起草し、民主主義体制の礎を築いた。
1860年にプロイセン王国で生まれ、ベルリン大学で法律を学ぶ。大学教授として憲法学を講じ、1918年のドイツ革命期に憲法起草を政府から委嘱される。1919年に制定されたワイマール憲法に議会制民主主義や基本的人権保障の原則を盛り込み、現代ドイツの法制度に大きな影響を与えた。憲法公布後は内務省で要職を務めた後、1925年にベルリンで没した。
1860年 フーゴー・プロイス 法学者 1925年
元治元年9月28日

横河民輔

(1864 - 1945)

建築家、実業家、横河グループ創業者

建築家 実業家 横河グループ創業者
日本の建築家・実業家。横河グループを創業し、建築技術と計測機器産業の発展に寄与した。
1864年に生まれ、若くして建築設計の分野で才能を発揮した。 実業家として横河グループを創立し、計測機器や制御システムの開発を推進。 同社は土木建築分野の計測技術で国内外に影響を与えた。 戦前から戦時中にかけて産業基盤の構築に尽力。 1945年に没し、その功績は現在の企業活動にも引き継がれている。
1864年 元治 9月28日 横河民輔 建築家 横河グループ 1945年
1866年

橋本左五郎

(1866 - 1952)

畜産学者、教育者

畜産学者 教育者
日本の畜産学者・教育者。畜産業の発展と人材育成に尽力した先駆者。
1866年に生まれ、畜産学の研究に従事。 東京帝国大学などで教育・研究活動を展開。 家畜の生産性向上や飼育技術の普及に貢献。 多くの後進を育て、日本の畜産学界の基礎を築いた。 1952年に没したが、その研究成果は現代農業にも活かされている。
1866年 橋本左五郎 1952年