1971年
近鉄大阪線列車衝突事故が発生。
1971年10月25日、近畿日本鉄道の大阪線で列車同士が衝突する大事故が発生しました。
多くの乗客が負傷し、安全対策強化の契機となった事件です。
この事故は大阪線の片側複線区間で、信号誤認や保安装置の不備により上下列車が正面衝突したものです。
当時、朝の通勤・通学時間帯であったため乗客数が多く、車両が大破し多数が負傷しました。
事故後、近鉄は信号システムの全面的な再点検と自動列車停止装置(ATS)の導入を加速。
また鉄道事業全体で安全管理体制の見直しが行われ、事故再発防止に向けた法整備が進められました。
地域社会に与えた衝撃は大きく、乗客の安全意識向上にもつながりました。
近鉄大阪線列車衝突事故