パボニア
花言葉
- 安堵
- 慎重
特徴
説明
パボニアは熱帯アメリカ原産のアオイ科の常緑小低木で、1989年にイギリスで作出された園芸品種です。最も特徴的なのは、鮮やかな赤色をした副萼片で花弁を包んでいる姿で、これがホオズキの実を小さくして逆向きにしたような独特の形をしています。実際の花弁は濃紫色で小さく、目立つ赤い部分は副萼片(苞)です。樹高は1-2mになり、温暖な地域では周年開花します。耐暑性に優れ、日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育ちます。花後には小さな果実ができ、これも観賞価値があります。温室栽培により日本でも楽しむことができる珍しい植物です。
豆知識
- 花弁ではなく副萼片が美しい珍しい構造を持つ植物
- イギリスで品種改良された南米原産の園芸品種
- ホオズキに似た形から「ブラジリアン・キャンドル」とも呼ばれる
- 温室植物として日本に導入された比較的新しい花
利用方法
観賞用
- 温室での鉢植え栽培
- コンサバトリーでの展示植物
- 熱帯植物コレクションの一部
薬用
- ブラジルの民間療法で鎮静効果
- 伝統医学で神経の緊張緩和
注意: 科学的根拠は限定的で、薬用使用前には専門家への相談が必要です。
食用
食用には適さない
その他
- 植物学教育での熱帯植物標本
- 園芸療法での癒し植物
- バイオミメティクス研究の対象
毒性
症状: 特に毒性は報告されていない