10月23日の命日 - 科学者・研究者

貞享2年9月26日

山鹿素行

(1622 - 1685)

兵学者、儒学者

兵学者儒学者

江戸時代前期の兵学者・儒学者。著作『兵法家伝書』で知られる。

山鹿素行は1622年に生まれ、兵学と儒学を融合させた教育と著作で知られた学者です。肥前唐津藩士の家に生まれ、播磨で軍学を学んだ後、多くの藩士に教えを説きました。著書『兵法家伝書』では武士の心得や実戦的戦術、倫理観を説き、その思想は多くの藩に影響を与えました。また儒学にも造詣が深く、朱子学や宋学を取り入れた教育を実践しました。1685年に京都で没し、後の兵学研究に大きな足跡を残しました。

1685年貞享 9月26日山鹿素行兵学者儒学者 1622年

天保4年9月11日

本居大平

(1756 - 1833)

国学者

江戸時代後期の国学者。本居宣長に学び国学の発展に貢献した。

本居大平は1756年に生まれ、本居宣長の門弟として国学を学びました。古事記や万葉集の研究を引き継ぎ、注釈書『古事記註』や『日本書紀伝』などを著して国学の体系化に寄与しました。多くの門人を育成するとともに松坂で講義を行い、国学の普及に尽力しました。後年には幕府から学問所教授に任命され、国学が公認学問として認知される基礎を築きました。1833年9月11日に没しました。

1833年天保 9月11日本居大平国学者 1756年

1838年

ジョセフ・ランカスター

(1778 - 1838)

教育学者

イギリスの教育学者。モニター方式（ランカスター方式）を考案し、貧しい子供たちの集団教育に革新をもたらした。

1778年イングランドに生まれる。貧しい子弟向けの学校で助教として働く中で、上級生が下級生を教えるモニター（教示）制度を編み出した。1805年にランカスター方式と呼ばれる教育モデルを確立し、ヨーロッパやアメリカに広がった。教育の普及と質の向上に寄与し、幼児教育の発展にも影響を与えた。崇高な理想を掲げ貧困層への教育機会拡充に努めつつも、運営資金の確保で批判を受けることもあった。1838年に没したが、その教育理念は多くの国でその後も実践された。

1838年ジョセフ・ランカスター 1778年

弘化5年9月27日

中川五郎治

(1768 - 1848)

日本における種痘の祖

日本における種痘（天然痘ワクチン接種）の先駆者。医学の発展に貢献した医師。

1768年生まれ。長崎の出島でオランダ医学を学び、天然痘に対する牛痘ワクチン技術を日本に導入した。1820年代に種痘法（集団予防接種）を実施し、多くの命を救った。地方医師らへの指導を通じて種痘普及に尽力し、江戸幕府や諸藩にもその有用性を示した。技術の移転には困難が伴ったが、注射器やワクチン苗床を工夫して成功させた。1848年に没した後も、彼の功績は明治期の衛生政策へ大きな影響を与えた。

1848年弘化 9月27日中川五郎治種痘 1768年

1867年

フランツ・ボップ

(1791 - 1867)

言語学者

ドイツの比較言語学の創始者。インド・ヨーロッパ語族研究を確立した学者。

1791年ドイツに生まれ。サンスクリット語やペルシャ語を学び、異なる言語間の共通性を比較・分析する手法を発展させた。1833年に『比較文法序説』を出版し、インド・ヨーロッパ語族研究の基礎を築いた。学術界に大きな影響を与え、後世の言語学発展に貢献した。ベルリン大学で教鞭を取り、多くの研究者を育成した。1867年に没したが、その業績は現在も言語史研究の礎として残っている。

1867年フランツ・ボップ 1791年

1882年

ジョージ・ウィリアム・セプティマス・ピエス

(1820 - 1882)

化学者、調香師

化学者調香師

イギリスの化学者・調香師。香水製造に化学理論を応用した先駆者。

1820年イギリス生まれ。化学を研究しながら香水業界に進出し、天然素材と化学合成の融合を試みた。香料成分の分析と合成法を確立し、新しい香りの創出を促進した。自身の調香所を運営し、貴族や上流階級に香水を提供した。化学実験室の手法を香料製造に応用した点が評価され、当時の香水産業に革新をもたらした。1882年に没し、調香と化学の結びつきを深めた功績は後世に受け継がれた。

1882年ジョージ・ウィリアム・セプティマス・ピエス英語版 1820年

1898年

ミケーレ・ステファノ・デ・ロッシ

(1834 - 1898)

地震学者

イタリアの地震学者で、地震観測と研究の先駆者。

1834年に生まれたミケーレ・ステファノ・デ・ロッシは、地震学の発展に尽力しました。地震計による観測データの蓄積と分析を行い、地震活動の科学的理解を深めました。多くの論文を執筆し、地震学の体系化に貢献。1898年10月23日に逝去しました。

1898年ミケーレ・ステファノ・デ・ロッシ 1834年

1913年

エドウィン・クレブス

(1834 - 1913)

細菌学者

ドイツ出身の細菌学者で、19世紀の細菌学研究を牽引した。

1834年に生まれたエドウィン・クレブスは、細菌学の基礎的研究を行いました。微生物の観察と培養技術を駆使し、多くの病原菌の解明に貢献しました。彼の業績は後の細菌学発展の土台となり、医学研究に大きな影響を与えました。1913年10月23日に逝去しました。

1913年エドウィン・クレブス英語版 1834年

1944年

チャールズ・バークラ

(1877 - 1944)

物理学者

イギリスの物理学者。X線の原子散乱の研究で1917年にノーベル物理学賞を受賞。

1877年にイングランド・シェフィールドで生まれ、ケンブリッジ大学で学んだ。 1909年にエディンバラ大学物理学教授に就任し、X線散乱の研究に邁進。 1917年に原子内部でのX線散乱を理論的・実験的に示し、ノーベル物理学賞を受賞。その後もX線結晶学の発展に寄与し、王立協会フェローとして活躍。科学界への多大な貢献により「イギリスのX線の父」の異名を持つ。 1944年に71歳で亡くなった。

1944年チャールズ・バークラ物理学者 1877年

1946年

アーネスト・トンプソン・シートン

(1860 - 1946)

博物学者

イギリス生まれの博物学者・作家。野生動物の生態を描いた著作で知られる。ボーイスカウト創設に関与。

1860年に英国チャタムで出生。1876年に家族と共にカナダに移住。野生動物の観察記録をまとめた『私の知る野生動物たち』で注目を集めた。 1898年に出版した著作はベストセラーとなり、自然保護運動の先駆けに。ウッドクラフト運動を提唱し、1910年のボーイスカウト創設にも寄与。自然教育の発展に大きく貢献し、多くの若者に影響を与えた。 1946年にカナダで逝去した。

1946年アーネスト・トンプソン・シートン博物学者 1860年

1977年

森喜作

(1908 - 1977)

農学者、森産業創業者

農学者森産業創業者

日本の農学者で、森産業を創業した実業家です。

1977年森喜作森産業 1908年

1978年

千島喜久男

(1899 - 1978)

生物学者

日本の生物学者です。

1978年千島喜久男生物学者 1899年